第6話石神、辞意開陳
この施設に未練はない。
九州のド田舎から離れて大きい街で働きたい。
石神はそう考えていた。同期の村田にも話してある。村田のお父さんが倒れたそうな。
実家の土建屋を継がなくてはいけない。
2人とも、上司に辞意開陳した。
後輩らはまだ知らない。
2人は、出来るだけ周りに知られないように事を運んだ。
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