2章まで読了しました。
登場人物たちがそれぞれ個性が立っているのもそうですが、地の文の言葉遊びや比喩表現がとにかく面白いのがこの作品の強いところです。
特に顕著なのが冒頭で、いきなり非日常に晒された少女の戸惑いや怯え、巻き込まれることへの恐怖や胡麻擂りが言葉巧みに表現されています。
情景描写や感情表現が上手な作家は多いですが、こうも遊んでいる作品は珍しく思えました。
煽り文句に違わない内容、主人公と彼女を非日常に叩き落とした人物との交流。
新しい現代ファンタジー作品に触れたいな、という方はぜひ呼んでみてください。
序盤から物語に引き込まれるはずです。