その角が恋の始まり

カナタハジメ

その角は恋の始まり

通学路、それは男にとって希望であった。今では、かなりの古典となってしまった。パンを加えた美少女ヒロイン。桜のふもと風に仰がれ宇宙をチラ見せする幼馴染。風紀指導でとやかく言うが実はビッチな委員長。とか、希望に満ちている通学路…だがこれはあくまでも三次元の話…つまり(二次元に限る)ってことだ。

俺だって、ラッキースケベを起こしてこの手に傲慢なたわわな爆弾…ゴホン!欲望を垂れ流してしまった。すまない。まぁ、例えこれも二次元に限ったとしても、希望は夢はある!!だって、考えるのは犯罪じゃないもん。日本国憲法にもちゃんと守られてるもん。

じゃあ、ここで俺の友達の話をしよう。先日、俺の友達に恋人ができました。酢がなんやらとか言ってもしたが。まぁ、なんやかんやあるがそいつは学校の登校初日に通学路でばったりとぶつかったんだって。なぁ、希望があるだろ?……いや、まぁ嘘だけど。

良いじゃん別に夢見ったって!!!!仕方ないいじゃん、お題が「道」こんな欲望垂れ流しか思いつかないんだからいいじゃん!!!!


以上。作者の叫びでした。(ちなみにリアルで一人称「俺」使ったことないです)






じゃあ、もう少し描きたいのでたとえ話します。


その日は、いつもより遅く家を出た。最近、父も母も仕事が忙しく基本一人。だから、家事とかの疲労がたまりこうして遅刻していまうときがある。だから、俺は周りを見ずに走っている。だから、ドンっと何かにぶつかってしまった。


「きゃあ!」


ぶつかった衝撃と共に淡い香りと、可愛らしい悲鳴が聞こえた。つまり、女の子にぶつかってしまった。


「あ、あのごめん」


俺は挙動不審にそういった。


「…私のパンが…」


彼女は無残にも散った食パン(いちごジャム付)を見下ろして肩を下げた。


「あんた、よくも私の食パンを!!!」


ここから、俺と彼女の恋の歯車が回った。





みたいな、恋がしたい。他にも、




放課後、桜が綺麗に並び咲いている道で俺はいつも、今横でテクテクと歩いている幼馴染と下校する。


「ねぇ、朝の女の子誰?」


普段無口で、あまり表情を変えない彼女が少し頬を膨らませながらそう言ってきた。


「いや、彼女さ転校生みたいでさ、案内してただけだよ」


「そ」


「……何?妬いたの?」


デシと彼女にしりを蹴られた。


「いてぇな…」


「…私は悪くない」


「そーですか」


2人の中に沈黙がやどる。が、そのとき大量の桜の花びらが宙に舞った。それと、同時に普段無口な彼女は顔面を赤く染めスカートを手で抑えていた。


「見た?」


うつろう瞳でそう尋ねてきた。


「いや、別に何も」


「…そ……行こ」


そう行って、彼女はスタスタと前進して行った。


この日、俺は彼女のことをただの幼馴染とは思えなくなった。つまり、さっき彼女には嘘を言ってしまった。見たのだ、俺は宇宙を。





みたいなさ…………。他にも、




「ちょっと、また君?」


廊下のど真ん中。気が強そうな彼女はそう言って俺の前にたたずんだ。


「なんでか?朝からスカートまくりあげて講習の面前に宇宙をひけらかしている委員長さん」


「え、ほんと?」


彼女はとたんに顔を赤くしスカート確認した。


「……ありがとう」


「どういたしまして」


俺はそう言って教室へ向かっかた。たが彼女に腕を掴まれた。


「ちょっと、待ちなさいよ」


「……なんで?もう……俺ばっかにかまって、て、あれ?まさか委員長さん俺のこと好きだからそうやって絡んで来るの?」


俺は煽り口調で彼女に言った。彼女は案の定、赤面し否定する…ように見えたが彼女は何か、決心したようにこちらを見た。


「……そうよ、好きだよ、君のこと、何か悪い?もうここで照れてなんないし、転校生にも、あの幼馴染にもあなたを取られたくない…だから、私はきみにかまう、好きだからまともな人になって欲しいから!」


「ま、まじか」


この日をきっかけに、俺を軸とした恋が始まった。





……やばい、自分で書いてて悲しくなってきた。

ごめん、妄想に付き合ってくれてありがとう。


最後まで、読んでくれてありがとう。






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