シャルロッテ・クラーク

【クラス】逸脱者

【名称】シャルロッテ・クラーク

【種族】人間

【性別】女性

【出現場所】1-1:クリアウォーター海岸のリゾート地を拠点にする(が、そこにしか現れないとは限らない)

【強さ】★☆☆☆☆ ※本人の武力のみの評価

【武器】

 商人七つ道具。電卓、帳簿、顧客リストなど、商売に必要なものは七つと言わずあらかた揃っている。


【特殊能力】

・商人魂

 ものすごく商売に貪欲。それだけ。

 この貪欲さにより大抵のものは顧客に提供できる。衣食住も娯楽も武器防具も何でも売ってくれる。もちろん適正価格で。

 危ないクスリや人身など、犯罪確定となる商品は扱っていない……はずだったが、今は秘密裏に手を出しているとかなんとか。


・人脈

 自ら世界中に出向いて商談を行うため、あちこちの有力者に顔が広い。そのため多少犯罪を助長しても「あのシャルロッテさんがそんなことをするはずがない!」と突っぱねられるのが関の山だろう。


・ブラック顧客リスト

 エネミー・ボス・逸脱者のリストを個人的に所有しており、商談前に相手候補がそれらに該当するか入念に調査している。そのため賞金首相手には絶対に物を売らないスタンス……だったが、最近は賞金首や犯罪者相手にも販路を広げつつある。


・私兵団

 彼女に何かしらの異変が起きてから作られた私兵団。主にシャルロッテの護衛と邪魔者の始末を業務とする。シャルロッテではない何者かの手引きで凶悪な元犯罪者や逸脱者が集っており、この私兵団に限っては★★★☆☆程度の脅威度となる。……が、急ごしらえのため人員も50名程度と少なく、連携練度もけっして高くはない。彼らは任務のたびに勝手に動き回り、略奪をはたらいたりするとかしないとか。


【容姿】

 40代の女性だが、溢れんばかりのバイタリティにより30代くらいに見える。豊かな赤毛をボブカットにしている。利発そうな顔立ちで、意思の強そうな水色の瞳がよく目立つ。キャリアウーマン然としたパンツスーツを着用している。


【性格】

 根性が服着て歩いてるような女社長。根っから商売が大好きで、お金を稼ぐ過程を楽しめるタイプの人。常にポジティブに振る舞っており、弱さを他人に見せることは決してないが、実は案外ナイーブ。


 彼女もまた異世界転移者。だがチートも特殊能力も無しで、ただの人間として成り上がることを望んだ。この世界に降り立ってからは元の世界の技術や知識に一切頼らず(というか元世界の文明レベルがリア様世界より劣っているため元世界由来の知識技術に頼れない)、行商人としてイチから商売を開始。血の滲むような努力と凄まじい根性により、行商から始まったクラーク商事をフロンティアでも五指に入る総合商社に押し上げた。……が、逸脱者や犯罪者にはモノを売らないスタンスにより恨みを買いがちで、なんか濡れ衣を着せられて指名手配と相成った。

 本人は指名手配の件も気にしていないように振る舞っていたが、内心ではそれなりに悩んでいたらしい。その心労ゆえか、別の原因があるのかは不明だが、様子がおかしくなった模様。犯罪者に積極的に武器や麻薬などを売るようになり、間接的に様々な犯罪を助長している。


 好きなものは商売とスポ根とちからうどん。

 嫌いなものは努力しない奴と転売ヤー。


台詞候補(闇落ち時):

「契約成立ですね。なお返品交換は一切受け付けませんので、ご了承ください」

「ただの販路拡大です。あなたが思っているような事実など、何一つありません」

「……所詮、因果応報です。自らの悪事がここで跳ね返ってきただけにすぎませんよね?」


台詞候補(通常時):

「食品衣服に武器防具、ゆりかごから墓場までなんでもござれ! クラーク商事社長のシャルロッテ・クラークと申します!」

「竜殺しの武器ですか? ございますよ!」

「わたくしの商品が悪しき者の手に渡るなど、決してあってはなりませんっ!」


メタ情報:

 一般的なチート転生者の逆張りユニット。あらゆる障害を根性で跳ねのけてきた女社長。……なのだが、今はちょっと様子がおかしい模様。


 先にネタバレをしておくと、彼女の様子がおかしいのはハイネのせい。

 貧民窟の人々をごっそり持っていかれたため、次なる手として目をつけたのがシャルロッテだった。シャルロッテに恨みがある犯罪者をそそのかして貧民窟に彼女を誘い込み、術を施し解放。それ以降、シャルロッテは犯罪者たちに麻薬や武器、粗悪な爆弾などを販売し、間接的な復讐に走るように。シャルロッテ本人の意図せぬことではあるが、結果的に犯罪率の上昇を助長し、ハイネの糧たる負感情を着々と増やしている。私兵団となる犯罪者を送り込んだのも勿論ハイネだ。

 但し、彼女はハイネが何者なのか、自分が何をされたのかよくわかっていない。「貧民窟で金髪の子供?を見て、その直後から記憶がない」という趣旨の供述しかできないと思われる。


 たぶん、倒すのはそんなに手こずらない。

 彼女を倒すにせよ交渉するにせよ、私兵団をどうにかしないと近づけない。その私兵団はそこそこ強いが、主人公勢なら問題なく倒せる、はず。

 シャルロッテを倒せば一端の問題はなくなるが、総合商社の社長たる彼女を殺すとフロンティアの経済が一瞬混沌とする可能性がある。そこだけ注意が必要。


 彼女を放っておくと、一部の人間系エネミーや逸脱者がクラーク商事製の武器で武装するようになるかもしれない。早めにどうにかした方がリア様世界への損害が減るだろう。


 なお、どうにかして正気に戻すと無害化、もしくは味方化する。味方化を選んだ場合、消耗品をはじめとした物資の手厚い支援が受けられる……かもしれないぞ!

 正気に戻すには精神汚染を解除する魔法を使うしかないと思われる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る