【味方化済】レディ・ロマンティカ

【クラス】ボス

【名称】レディ・ロマンティカ

【種族】妖精

【性別】女の子

【出現場所】8-2:アプラサスの保護区

【強さ】★★★☆☆

【武器】妖精の針。普段は腰に剣のように差している。普通に武器としても使えるが、力を込めることで下記の鱗粉に宿る力を敵に直接流し込むことができる。なお、蚊の針のように刺されても痛みはない。


【特殊能力】

・妖精の翼

 妖精としての飛行能力。サイズの小ささも相まって非常にすばしこく飛び回れる。人間の身体ではとらえるだけでも困難だろう。


・癒しの鱗粉

 回復能力を持つ鱗粉により、自身やそれ以外の人の体力を回復する。1回使えば片腕を失うくらいの傷ならあっさり再生するだろう。この技に限らず、鱗粉系の技はロマンティカがかなり相手に近づかなければ効果を発揮しないのが難点。


・眠りの鱗粉

 催眠能力を持つ鱗粉を相手に振りかけ、強制的に眠らせる。これを食らえば、常人なら少なくとも半日は目覚めることはないだろう。


・幻惑の鱗粉

 幻覚作用のある鱗粉を振りかける。幻覚作用の効果はロマンティカの調子次第で、運がよければロマンティカに夢中になるし、運が悪ければ悪夢じみた幻覚を見て発狂するだろう。


・蟲毒の鱗粉

 有毒の鱗粉で攻撃する。これも効果はロマンティカの調子次第。彼女の調子が悪ければ多少身体が麻痺するだけで済むが、絶好調だった場合は数秒で死に至るレベルの猛毒がハンターを襲う。


・かくれんぼ

 体が小さいため、隠れるのが得意。草花の陰やあなたの後ろなど、いろんなところに隠れては人が通りかかるのを待っているようだ。


【容姿】

 身長10㎝程度の妖精。ピンク髪のツインテールで、背中にはアゲハチョウに似た羽根が生えている。精一杯大人っぽい服装をしているつもりだが、幼女体型なうえに「大人っぽい」と「セクシー」をはき違えている節があり、あんまり似合っていない。


【性格】

 おませな妖精さん。子供っぽい見た目がコンプレックスで、より大人っぽく見られたいようだ。子供扱いされると怒る。とはいえ精神年齢も人間換算で小学4年生くらいのため、どう足掻いても子供である。

 子供らしく、お花と高いところが好き。コーヒーなどの苦いものは嫌い。


 異世界から何かの手違いで来訪した妖精。この種の妖精の主食は花粉であり、花粉を食べた花の薬効成分や含有毒を鱗粉として放出できる。だいぶ小さい妖精だが、元の世界の妖精基準でもちんちくりんだったらしく、無理やりにでも大人っぽく見せようとしている模様。

 そのうえ、どこで覚えたのか「大人の女は人を魅了して使い捨てるものだ」という致命的に間違った知識を持っている。そのためここに現れるハンターを魅了しては咲いている花を集めさせ、お腹いっぱいになったら眠らせたり永眠させたりしているようだ。いろいろと勘違いしすぎである。


 なお「レディ」は自称で、元の世界での本名は「ベビー・ロマンティカ」。本人は聞かれても答えないが。


台詞候補:

「レディだよ! レ・ディ・イ! レディ・ロマンティカだってば!!」

「ふっふっふ。倒したいならティカを捕まえてごらん!」

「あなたもティカに夢中になっちゃえ~☆」

「……え? 違うの? 大人の女ってこういうのじゃないの!?」


メタ情報:

 致命的に何かを勘違いしている妖精さん。

 回避とデバフに特化した性能をしており、地味に厄介なボス。身体の小ささと飛行能力、それにかくれんぼの上手さにより、攻撃を当てることは非常に困難。攻撃は基本的に鱗粉によるもの、もしくは鱗粉の効果を針に込めての突き刺し攻撃のため、各種デバフ耐性があれば比較的有利に戦闘を進められるだろう。突き刺し攻撃を度外視すれば、鱗粉を吸い込まないようにマスクや防護服等の着用もオススメできる。針を剣のように使って直接攻撃をすることもできるっちゃできるが、文字通り針が指に刺さった程度のダメージしか与えられないため普通は行わない。


 なお、いい感じにおだてれば回復役兼デバフ役として主人公に協力してくれる……かもしれない。

「反魂香」の素材となる植物の花粉を食べさせると死者蘇生技も覚えるぞ!


【動向】

 相棒たる座敷童の少女を捜索中の日向夕陽にちょっかいを掛け、なんやかんやあって彼に同行。それ以降、場をひっかき回したり蘇生技を覚えたり妖魔と風刃竜の傷を治したりエルフに憤慨したり闇の森の魔女に挑んだりと、活躍している。

 日向夕陽の頭の上が定位置になった模様。

(以下、ソルト様作)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885714804/episodes/16817330647581712276

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