第2話 部長が恋愛感情を証明しました
「ダメですね」
A4一枚になった部長の恋愛証明を読んで僕は率直に意見を述べた。
「ダメとは?」
「心拍数の変化グラフなんて書いたラブレターがどこにあります」
身体数値の変化から淡々と恋愛感情の証明を試みられても困惑しか覚えない。そう伝えると、
「ラブレター?」
「え」
部長が困惑した。僕も困惑した。
「誰に対して恋愛証明したんですか?」
言われて気づいたのか、
「ラブ……」
顔を赤くして俯く部長が、やはり僕は大好きだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます