四十三頁目

砕けたタイル

足で踏みしだく

落ちて来たもの

それを考えながら

わたしはその上を歩く

いろんな音が混ざる

痛くても痛くても

その上を歩く

 

 ⌘

 

やさしさってなんだろう

わかっていないけど

あなたがくれるそれには

とてもいかされているよ 


 ⌘

 

かっちりすべてを片付けることができたら

どれだけ気持ち良い風が吹き抜けるだろう


 ⌘

 

こころを書いてゆきたい

いろいろな形があるけれど

わたしはわたしにある

こころを描いてゆきたい

 

 ⌘

 

わらうあなたをみてる

ここからいつだって

 

いとおしいあなたをみてる

ここからいつまでも

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こぼれゆくものたち 桐月砂夜 @kirisaya

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