二十二頁目
ふうわり おはなの
ドレスを きればね
すわって たっても
きらきら するのよ
あこがれ ゆめみた
あのひは えいえん
⌘
あのひとが
向こうから駆けてきたら
わたしは笑っていられるかな
それともすぐに泣いちゃうかな
⌘
分からない言葉の連なりは
その目を見ることで
名前さえ告げることができた
もう溶けてしまった其処に
君は変わらず居るのだろうか
白いローブに黒いドレス
赤いヒールに染まる頬
眩しいほど並んだランプに
おおきな扉がやけに重かったね
忘れゆく世界でも
あれが最後であったとしても
今も君をおもうよ
⌘
どんどん消えてゆく
形あるものが
欠片になり
ついには溶けてゆき
頭に残るだけ
それすら散ってしまえば
あの場所はもう
なかったことになるんだね
なんてかなしい
ことなんだろうね
⌘
此処に ちゃんと 居るよ
よく 苦しくなるけど
なんとか やってるよ
なんとか やってみるよ
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