第5話 一人じゃない











クロス『行くぞ‼ジャンプ切り‼』



技名を言った瞬間クロスがクラディエ達の上を取り始める。



クロス「ここからならこの攻撃ももったいなくはない!」



ジャンプ切りは物理攻撃で相手に130パーセントのダメージをあたえることができる技だ。



そしてクロスはクラディエの頭を攻撃した。


一瞬だけ宙を舞ったクロスの攻撃はクラディエの頭の部位のほかにも



クラディエが常に左腕にはめ込んでいる大きな針の腕飾りを真っ二つに切った。



そして大きな衝撃波は《ズドォォン!》と雷のように音と衝撃が走った。



クラディエ「ま、負けだ...!許してくれ!俺たちの完敗だ!」


デュアル「ずらかるぞ!」



足搔き声を出すかのように2人組は撤収した。




そしてクロスが俺の場所が分かった理由を聞き出し始めた......。



そしてセノが詳しいことを教えてくれる。



セノ「この紅い宝石が君の居場所を教えてくれたんだよ。」



クロス「本当にこれが?見たことない宝石だね。」




その赤い宝石は炎のように煌(きら)めいて光っていた。




そしてその宝石を見てエアリが問いかける。



エアリ「ねぇ?ここにいるみんな(クロス、セノ、エアリ)でクロス・テールに行かない?もしかしたらその宝石

がどういうものか私の家で分かるかもしれないわ!」




それを聞いてクロス達は



クロス「面白そう!行ってみようぜ!」



クロス達はこの洞穴から近いクロス・テールに向かって歩いた。



そしてクロス・テールはクロス、セノ、エアリの出身地だ。




道中にエアリと初めて出会った場所に着く。




そしてクロスはエアリに話しかけてみた。



クロス「エアリってさ獣の耳ついてるけど....まさか」



エアリ「うん!イグニア族だよ!」




イグニア族は獣の耳を生まれつき持っているのが特徴的で種族の中でもかなり高い戦闘機能を誇る戦闘民族らしい。イグニア族のそれぞれの人の属性は髪の毛の色から判断できるそうだ。




しかし、白髪で毛先が銀髪のエアリは見抜くことが難しいという。




クロス「そして、その剣...。少し重そうだよね?なんでこんなに重たい剣をイノシシに命中させることができたの?」




エアリ「これはね...私は常人よりも11倍の腕力と脚力を持っているの。」




セノも話に参加し始めた。




セノ「ほわぁー!すごいね!」




そしてその話は大きな盛り上がりを見せた。






クロス「そうか、そうだったんだな?」



セノ「何かあったの?」



クロス「俺たちはもしかしたら出会う運命だったのかもな。」



クロス「セノもエアリも俺と同じ立場だったからこうして俺は仲間として認められたんだ。だから、俺たちはみんな一人じゃなかったんだよ。」



エアリ「うん、一人じゃない。」



セノ「そうだね、一人だったらあいつらに勝てなかった...。これからどんどん絆を深めていこう‼」





洞穴・プロナム街道1→クロス・テール



そしてお昼前にはクロス・テールに着いた...。




さっきの戦いがみんなが起きる頃の時間だったから3人ともお腹がすいている。




みんなでエアリの仕事を手伝うことになったがまずは腹ごしらえをしようと



町一番のお店に来た。店に入ると茶髪の髪の毛で赤い鎧をまとった




女の子が出迎えてくれていた...。




???「君があのクロス君?ようこそ!クロス・テールの一番店グリル・スフィアへ!」




話かけてきたのはホクエイ地方でともに戦闘の訓練を手伝ってくれていたノアだ。




クロス、セノ、エアリ、ノアは今9歳であるクロス達とは幼馴染で


こよなくクロス達のことを見守っている少女だ。




クロス「お邪魔しまーす‼」



店員「3名様ご来店で‼」




そのお店はレンガで造られていてお肉の焼き付いた匂いが

たちまち店全体を包み込んでいた......。




エアリの嗅覚もその匂いでピンピンした。



クロス達はゆっくりとテーブル席に座る。




食事の始まりのようだ......。







To be contenued



























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