第5話処女というなの切り札

とりあえずコントロールはできそうだが盗賊の数に対して不利なのは変わらず。

でもこっちの馬鹿犬は魔法書を読んでるから

素人よりも強くなっているはず問題ない!

「あの野郎魔法使いか…ならこっちも魔法使いってな!」

やっぱり魔法使いをだしてくるよね?

前の三人組は侮っていたからこそ簡単に死んだけど数の差をひっくり返すにはより上位か特殊な魔法でなければ勝てない。

「『ライトニングボルト』!」

「「『アースシールド』」」

やはり威力があっても相性の悪さと数に負けてしまっている。

「ありゃ防がれた?」

「もっと強力な魔法はないの!!」

あいつがどんな魔法書を読んだか知らないけど上級魔法は使えないだろう。

「どれが強力なのかわからないよ!」

「「ウォーターバレット」」

相手の反撃を防壁で耐えるがこのままだとこいつの魔力が尽きる!

「よし!次の一撃を合図に突撃だぁ!」

このままだとやられるけど私すでに足手まといなのです。こうなったらやけくそだ!

「とりあえず唱えれる魔法全部いったら!?」

「えっ?確か…『ドラゴンファイア』『ウォーターカノン』『サンダースネーク』『土石竜』?」

適当に唱えた魔法が盗賊達側の防壁をぶち壊し3属性すべてを受けた彼らは残らず即死した…後で本の確認して私が指示だそうと決めたのだった。



盗賊達が壊滅したことにより報復を恐れる村人から馬ととれるだけの金を奪いついでに村長を治した。

「いいの?村人達許して?」

「許してないから金と馬を奪ってるんでしょ

とりあえず当面の資金と移動の足はある。

それだけでも十分だこいつの暴走にこれ以上人死にがでないようにしないと。

「あっ!アンから御褒美もらってないぞ!」

「宿がある街にでも着いたらね?」

街に着いたらちゃんと御褒美あげないと。



そう思ってた自分が馬鹿でした。

街に着いて宿に入った瞬間襲われたがどうせ胸を吸うだけと思いきやあの村長が官能小説を持っていたようで変なインスピレーションが沸いているあのエロ村長め。

これまた謎の魔法で肩だしドレスを着させてきたかと思えば腕を拘束した後に妊婦のようにお腹を膨らませてくる。例によってまた母乳が出てきている。あんまりいい気分じゃない…

「母乳でないようにしてよ…飲みたいんだろうけど…」

「妊婦から出るのは乳汁て言うみたいだよ?」

うん、どっちでもいいの胸からだしたくないノォ!

胸を丸出しにされ吸いとられる。

二度目だから馴れていると思ったけどお腹の中にいるはずのない存在を感じている上に昔着ていたドレスのような身にまとっているせいかこの前より興奮する…あれ?もしかして結構こういう扱いされるの悪くないかも…。

やっぱりダメよ!私はこれでもイフメア王国の王女たとえ体が快楽に負けても心は屈しない。たぶん!

すでに屈指かけている心を理解してないふりをしてごまかしながらお腹の収縮とともに大量の潮をだして私は絶頂することになるが一応処女は死守することに成功する…たぶんお嫁にいけない…。


数日後…


村では村長の顔の皮膚が元に戻っていたが味わった激痛により怒り心頭だった。

「あの若造ども!!必ず復讐してくれるわ!!!」

「そんなこといっても俺達じゃ無理ですよ。」

村人達からすれば略奪者である盗賊達がまとめて殺されるとなるとそれは天地がひっくり返ってもできないことである。それは村長ですら理解している。ならば彼がやれることは

「あの王女の情報を行商を通じて拡散させればいい。そうすれば誰かが奴らを始末してくれる。わしがあと20年若ければあんな小僧を…」

「殺せんよ貴様らのような低俗な人類種にはな?」

「誰だぁ!!」

村人達の後ろに黒いローブに身を包む若者が一人いた。明らかによそ者である彼は名乗り始める。

「私は…ジョナサンといったところかありきたりな名前だが弟が世話になったので挨拶をと思ってな。」

村長が捕らえるよう叫ぶがその瞬間村人全員が火だるまとなって死んだ。

「今はまだ王女のことも広まると不味いんでね。すまんが死んでもらうぞ。五等民族共。

一夜にして村が滅んだが近くに盗賊達の死体が大量にあったことから襲撃された後に盗賊達の仲間割れと考えられた。



調査報告書

村は完全に放棄されており実態の把握は不可能に近い。しかし状況から推察するに村人だけをピンポイントに発火させるが約5000度近い高温で燃焼させられた可能性が高い。

おそらく目標の可能性あり。

調査を継続する。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る