【一章完結】 エロゲ大好き変態引きこもり幼馴染と毎日放課後に会っていたら、なぜか美少女たちのパンツが集まってくるようになった~俺は変態じゃないんだ! 見せるな脱ぐな、俺のを履くな!!!~
第21話 引きこもり幼馴染は気持ちが知りたくて、日和ちゃんは制服エプロンを披露する
第21話 引きこもり幼馴染は気持ちが知りたくて、日和ちゃんは制服エプロンを披露する
「朱莉! おま朱莉! パンツ! パンツ履いてない! なにも履いてない!!!」
お礼と称して大胆にあらわにされた鼠径部と内ももの間には小学生のころと変わらない滑らかつるつるな無毛地帯が広がっていて、でも小学生のころとは違ってぷっくりと色づいたそこはしっとり透明な糸を引いていて……っておいおいおいおいおいおいおい!!!
履いてねえじゃねえか!!!
あの時はパンツでシャレになったけど今回はマジでシャレになんない、何やってんだお前……マジでマジで!
それは! やばい!!!
確かにこの前寝る時パンツ履いてない、って言ってたけど!
でも今は違うじゃん、昼寝の時くらい履けよ!!!
ていうかそれってまさか濡れ……あ、朱莉! ダメ、早くパンツ!
「もう、優也何今さらそんなに恥ずかしがってる? 今日も優也のパンツだぞ、そんなポーズして西川君か?」
「違う、マジで! 履いてない! 見せつけるな、こっち来るな! パンツ履け早く!!!」
「優也、そんなに恥ずかしがらずに……ん? 履いてない? またまた、そんなドジ私がするわけ……!?!?!?!?!?」
いつもの自信満々フェイスで俺の方を見ていた朱莉だけど、自分の下半身を見るとありえないくらいの冷や汗をかいて動揺して。
顔を沸騰しそうなくらいに真っ赤にして、外でパンツを見せた時とは比にならないくらいにだらだらと汗をかいて、頭から湯気と?マークを出してぐるぐるおめめで固まって。
「え、な、なんで? なんでなんで……その、優也えっと、こここここれはえっとその、あの……!」
「あ、朱莉さん、その……早くパンツ履いていただければ嬉しいです。あっち向いてますから」
「……はい」
くるっと真っ赤に慌てる朱莉を見ないように後ろを向いて一旦何も聞こえないように目を閉じて耳を塞ぐ。
頭にはくっきりはっきりとさっき見た朱莉の……ああダメダメ、考えるな、考えるな!!!
なんか顔熱いし、もう!
なんでそんなことになってるんだよ、何で興奮して……ああ、もう!!! ああもうああもう!!! もう!!!
☆
「……優也、もう、いい。パンツ、履いた」
しばらく悶々と、自分の下半身にも気をつけながら後ろを向いて待っているともわもわと熱気を放つ背中の方からそんな声が聞こえてくる。
「お、おう! 俺のだけどちゃんと履いてるな! 偉いぞ、朱莉!」
「う、うん……アリガト」
ひらっといつもより控えめに俺のパンツを見せてくる真っ赤な顔の朱莉に、多分真っ赤な顔の俺が空元気で返事……気まずい気まずい空気が最悪!!!
ど、どうしよう、こう言うときどうすれば……
「……見た?」
「……え?」
「だから、その、えっと……見た? 私の……見たの?」
「み、見てない! 見てない、何も見てない!!!」
色々悩んでる俺に燃えそうな顔の朱莉がぶつぶついじらし気な上目づかいでそう聞いてくるので、思わず嘘つき大声返事。
嘘です、めっちゃガッツリ見ました、今でも頭残ってます! 正直めっちゃ残ってて今にでも……違う違う何でもない! なんでも無いです!!!
「……ホント?」
「ホントだって……だからそんな目で……すみません、見ました。ごめんなさい、めっちゃ見ました」
……見つめてくる朱莉にすぐ根負けしちゃった☆
だって、その……今の朱莉ずるいんだもん!
「嘘つかなくていいのに、優也だったら別に……ねえ、優也感想は?」
俺の答えを聞いてもじもじと身体を揺らした朱莉が斜め下を向きながら甘い声でそう聞いてくる……かかかか感想!?
「だって私の見たんでしょ……だから、その感想とか言って欲しいんだけど……どうだったか、とかそう言うの……優也の口から聞きたいんだけど」
「そ、そんなの別に、えっと言わなくても、その……」
「……聞かせてよ。こんなの優也くらいにしか聞けないし」
「うえっ……あ、その……か、変わってなかった! 昔と一緒でパイパンだった!」
……全部ヘタか!!! 質問も答えも全部ヘタか!!!
朱莉の質問もエロゲに毒されてる感じあるし、俺の答えも……なんだよ、それ、馬鹿正直に言えば良いってもんじゃねえぞ!!! なんだパイパンだった、ってダメだろそれは!!!
「な、何それバカじゃないの……そんな言い方、もっと……んっ!」
消えそうな小さな声でそう言った朱莉はそのまま俺の方に倒れこむように抱きついて身体をギュッと押し当ててきて。
「あ、朱莉!? こ、今度はなに!?」
「……私だって成長してるんだぞ。身体って大きくなってるし、それに胸だって……少しは成長した。あの頃より成長してるんだぞ……成長してるんだぞ、優也、私だって……柔らかいでしょ? 私のおっぱい、大きくなったでしょ? 気持ちいいでしょ?」
ぐいぐいと胸を俺の胸に押し当て、熱い息を俺の顔に吹きかけながら。
ふよふよと柔らかい触感と火照った空気が俺の身体を……マジでやめて!!!
「あ、あかりぃ……やめろって、そう言うのダメだって……」
「やめない、優也に私が成長したこと教えるから……だからやめない」
「やめろって、本当に……離れてください、本当に……」
「ヤダ……ヤダよ、優也ヤダ! もっと、もっと……もっとぎゅー」
「あ、あかりぃ……」
やばいって、今抱きついてくるな、胸を押し付けてくるな!
身体に柔らかいものがふよふよ当たって、それにさっきのがまた……朱莉が成長したことくらいわかってるよ! だからその……離れてください! 暴発しちゃうかも!
そう言っても朱莉は俺をギュッとしたまま離れずに、むしろ俺を抱きしめる強さが増して。
「ヤダ、離れない……ねえ、優也……優也は私の事どう思ってるの?」
「……はいぃ? 次は何ですかぁ?」
「だから私の事どう思ってるか聞きたい。さっきもアレだし、反応も、もっと私がギュッとしてるのに……私の事、どう思ってるの優也は?」
そう言って上目づかいで見上げる幼馴染の赤い顔はどこか寂しそうで悲しそうで。
何か答えを期待し、拒絶するような、間違えると壊れてしまいそうなそんな顔で。
「……引きこもりでエロゲ大好きでオナニー中毒で」
「ふえっ……ゆ、ゆうや……」
「……パンツ見せるのが好きな俺のTシャツしか着ない変態で困ったやつ」
「え、あ、そ、そっか……だ、だよね……やっぱり、優也は、私の……ごめん、優也、私は……」
「……でも、大切な幼馴染だ。一緒に居るとやっぱり楽しくて、ずっと一緒だから息もあって、ほっとけなくて……大切で可愛い幼馴染だ。ずっとそう思ってる……朱莉は大切な幼馴染だよ。だから一緒に学校行きたい」
……その顔に少し不安になって、朱莉がどこかへ消えてしまいそうに不安になって、俺が思っていることを全部朱莉に伝える。
確かに変態で色々やばい奴だけど……でもそんな事で昔からの思いが消えたりしない。小学校からずっと一緒なんだもん、そんな事で俺の思いは変わんないよ。
「う、え、あ……さ、最初と最後はいらない、優也のバカ……でも嬉しい、良かった……本当、だよね。本当にそう思ってるんだよね?」
キューっと耳まで赤くなった顔を俺の胸にを埋めながら、でもさっきまでとは違う嬉しそうな声でそう言う。
「うん、本当に思ってる……本当に思ってるからそろそろ離れてくれない? 本当にそろそろ……」
「ヤダ、大切な幼馴染なんでしょ? だったら抱きしめて……私の事もっとギューって抱きしめて……大切なんだったらもっと抱きしめてよ……ゆうやぁ……」
「あ、朱莉……も、もう……こ、今回だけだぞ!」
甘く熱のこもった声でそう胸元で囁く朱莉の身体を幾年かぶりにギュッと抱きしめる。
抱きしめた背中はやっぱり骨ばってたけど、でもふんわり柔らかくて、絡みついた足も腰に感じる二の腕もギュッと抱き着いた身体も、胸も全部ふわっとふよっと柔らかくて。
「うん……んっ、あっ、んんっ……えへへ、優也気持ちいい……優也、ゆうやぁ……えへへ」
「へ、変な声出さないでくれよ朱莉……」
「だって、嬉しいし、優也にぎゅーって……ねえ、優也私成長してるでしょ? ちゃんと女の子になってるでしょ? 優也の大切な女の子になってるでしょ?」
「……うん」
「えへへ、良かった……ねえ、優也、これからもずっと一緒だよ。ずっと私に会いに来てね、私のところ、ちゃんと会いに来てね」
「……朱莉が学校来てくれたらいいんだよ?」
「それはヤダ……だってそうすると優也どっか行っちゃうかもだし、それに……私は優也が来てくれたらいいんだもん」
「な、何だよ、それ」
「何でも……えへへ、優也、ずっと一緒に居てよね、私の事見捨てないでよね……私のところ、ずっと来てよね……んっ、優也……優也」
「……朱莉」
胸元に火照った頭をすりすりとこすりつけながら、嬉しくもどこか寂しくも聞こえるような声でそう言う朱莉を、俺はもう一度ギュッと抱きしめた。
「えへへ、優也……好き」
☆
「というわけで! 朱莉はグッズあげたら喜んでました! 終わりです! チェックリストコンプリート!」
あの後しばらく朱莉と抱き合って別れて次の日、まだ少しだけ悶々ふわふわしている月曜日の朝。
「何をコンプリートしたんですか……って何か今日は投げやりだね? 何かあった?」
「知りません! なんもないです、大丈夫です!」
今日も今日とてノリのいい先生にそう言われたので俺も少しだけのってそう返す。
何か昨日の朱莉可愛くて、普通に色々しちゃったことは内緒! 抱き合ったのも内緒!
あれは気の迷いだ、多分そうだ! 大事なとこ見ちゃってそれで色々迷って……朱莉にそんな気持ちは抱かないと思ってるんだ!
「ふ~ん、そっか……あ、そうだ黛君! 今日放課後家庭科室、って藤沢さんが言ってたよ! なんか作りたいんだって!」
「え、日和がですか? わかりました、行きますね」
「うん、よろしくね。それじゃあ今日も授業頑張ろう!」
「はい、頑張りましょう!」
結月ちゃん先生の言葉に軽くガッツポーズして、そのまま外に出る……今日の先生ドジがなかったな。
「あ、優也様、おはようございます。お迎えに参りした……今日も教室、一緒に行きましょう」
そんな事を考えながら外に出ると、今日もきれいな銀髪の日和がお迎えしてくれる。
先生と合体したら小春of……いや、この話はやめておこう。
「おはよう、日和。一緒に行こ」
「はい、優也様……そうです、今日の放課後家庭科室……って先生にもう聞きましたか?」
「うん、聞いたよ。放課後、楽しみにしてるね!」
「はい……楽しみにしておいてください優也様」
そう言って朝から眩しい太陽の笑顔を俺に向けてくれた。
「お~お~、優ちゃん昨日はどうだった~?」
「……長岡紬、咲綾ちゃんにまで変な事吹き込むなよ」
「ん~、変なこと~?」
「……わかってるくせに」
☆
「ん~、なんかこう言うの楽しみだね、黛君! 放課後居残りでお料理……なんか生徒に頼られてるって感じで凄く良い!!! 何作るか知らないけど、藤沢さんの準備が終わったらいよいよ……あうあっ!?」
なんやかんや出迎えた放課後、家庭科室でエプロンを着けた先生がそう言ってぐっと拳を握る。
そして腕を思いっきり机で打って痛みで悶絶して……ホント何してんだこの人。
「大丈夫ですか、先生……ていうか俺のエプロンどこから調達したんですか? こんなのありましたっけ? 美術用でもないですよね?」
俺のつけてるエプロン、何というか……家庭科のエプロンだけど家庭科じゃないみたいな。すごい家庭的な、一般家庭エプロンみたいな感じでちょっと違和感がある。
「うゆっ……それは予備の倉庫から無断でチョイっと盗んで……」
「え、それ良いんですか?」
「でもまだ他の先生にはバレてないし、無事に放課後迎えられたのでいいねくーださい」
「有事だよ! ……って先生朝も思ってましたけど守備範囲広いですよね。全部わかる俺が言う事でもないですけど」
「まあまあ、先生も色々あるからね! あの動画シリーズ、私は好きだよ!」
「俺も好きです。でも先生はどっちかって言うと……」
「ん?」
「いえ、何でもないです」
この先生、見た目はそっくりだけど胸だけはささらちゃんだから別にどっちでも……先生相手にそう言うセクハラしちゃダメだね!!!
「お、お待たせしました……に、似合ってるでしょうか優也様?」
そんなどうでもいい会話をしていると、テクテクと準備室の方から日和が歩いてくる。
制服の上にシンプルに猫の刺繍だけ入ったピンク色のエプロンを着けていて……うん、可愛い。素材が良いから何でも可愛い!
「おー、藤沢さん可愛い! 可愛い、写真撮りたい!」
「……先生も優也様褒め過ぎです、日和ポカポカしちゃいます……そ、それじゃあ今日作るもの、発表しますね……よいしょ」
そう言って日和はごそごそとカバンを漁って材料と思わしきものを取り出す。
日和が取り出したのはジップロックに入った水色水玉の女の子用のパンツで……え?
「今日私が作りたいのはパンツの天ぷらです……優也様、私はパンツの天ぷらを作りたいのです」
そう言ってひまわりみたいな笑顔を俺たちの方に向けた……!? お淑やかは!?
★★★
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