日和ちゃんパンツと優也君の机
《日和ちゃん視点の話です》
「むーですわ……むーですわ」
「どうしたの、ひよりん? なんか今日いつもよりむくれてるね、そこも可愛いけど! 何々、どうかした~? しんどいことでもあった~?」
お昼ご飯の時間、優也様の事を思って少しむー、となっていたほっぺを友達のつーちゃんさん―
「やですわ、つーちゃんさん。つんつんやめてくださいませ、ほっぺがふにゃふにゃになってしまいますわ」
「だって~、ひよりんのほっぺふにふにで気持ちいいんだも~ん。ふにふに~、ふにふに~」
私の言葉が聞こえていないのかつーちゃんさんはふにふにと私のほっぺをつんつんし続けて……もう、いけませんわつーちゃんさん。
「ダメですわ、つーちゃんさん。私のほっぺは優也様のものなのです、優也様がちゅーしてくれるまでは純潔を保たないといけないのです」
「も~、そんなこと言っちゃってぇ! ホント可愛いなぁ、ひよりんは! そう言えば、なんでひよりんはそんなに優也君の事が好きなの~? 確かに良い男だけど~、ひよりんならもっといいお相手さんより取り見取りだと思うけどな~」
「そんなことありません。優也様こそが私の運命の相手なんです、優也様以外ありえませんわ」
「ふええ~、ぞっこんだぁ……それで、なんで? なんでそんなに好きなの~?」
「それは乙女のヒミツですわ」
優也様は運命の相手なのですから、あえて人に言う事ではありません。
なので優也様がちゃんと、完璧に思い出してくれるまでは乙女のヒミツですわ、それにそっちの方が愛も深まると英里も言ってましたし……お母さまにも止められてますし。ホントは優也様が思い出すのも……いえ、そうしてもらわないとダメですもんね。
「ふわわ~、ひよりんのケチ~! 教えてくれてもいいのにこのこの~!」
「もう、やめてくださいませつーちゃんさん。本当にふにゃふにゃになってしまいますわ」
私の言葉が聞こえていないのか、やっぱりつんつんしてくれるつーちゃんさんにわたしのほっぺはまたまたぷくぷく。
ほっぺがふにゃふにゃになってしまったら優也様の時に気持ちよくなれませんわ。
「ふふふ~、ふにゃふにゃの方が優也君も喜んでくれるかもしれないよ~?」
「そんなことありませんわ。今のむちむちもちもちなほっぺの方が絶対に喜んでくれますわ、気持ちよくなってくれます」
「う~ん、確かにおちんちんもおっぱいもふにゃふにゃよりカチカチもちもちのほうが気持ち良いもんね~。確かにほっぺももちもちの方が良いかも~!」
「はい、そう言う事です。だからダメです、今日はお終いです、つーちゃんさん」
「ぷええ~、悲しいなぁ。でもしょうがないか、ひよりんがそう言うならやめる~!」
ほやほやしながらも、でも素直にスッとつーちゃんさんはわたしのほっぺから手を離してくれる。
そうしてくれるなら嬉しいですわ。
「うん、ひよりんは可愛いもん。私大好きだかんね~」
「えへへ、ありがとうございます……そうです、つーちゃんさん。つーちゃんさんは彼氏さんがいたり、経験がご豊富な方でしたよね?」
「うん、そうだよ~。今まで彼氏君は10人いたことあるかな~。この年にしては結構経験法な方だと思うよ~。それでそれで、今日は何が聞きたいんだい、ひより~ん? ていうかこの話するの5回目くら〜い!」
「すごいですわ、つーちゃんさんは大人です。そうしまして、私が聞きたいのは殿方へのアプローチの方法です。近頃優也様とあまりお近づきになれていない気がしまして……それで大人なつーちゃんさんにアプローチの方法を聞きまして優也様をめろめろにしたいのです」
優也様は近頃私に少し厳しく、冷たい気がします。
お話はしてくれますし身体の組織も採取させてくださいますが、私の誘いを一度も受けてくれませんし、プレゼントもなかなか受け取ってくれません。
しかも毎日幼馴染の女の子の家に通ってるみたいですし……このままでは運命の相手であるはずの優也様が遠ざかってしまいますわ。だからアプローチの方法を聞いて優也様ともっと仲良くなりたいですわ。
「あぷろ~ち? どうやったら男の子、もとい優也君がひよりんにメロメロになるか、ってのが聞きたいってこと~?」
「はい、そうです。優也様とどのようにすれば仲良くなれるかが知りたいですわ」
「うむうむ、なるほど~……それじゃあ、パンツだね!」
「……パンツ、ですか?」
今日は緑色のふりふりしたやつを履いていますが。
それをどうすればよろしいのでしょうか?
「お、えっちなパンツだ~! それでね~それを~、優也君に見せるの! 男の子はね、み~んなパンツが大好きだから!」
「そうなのですか?」
「うん! きっと優也君もパンツ大好きだし、もしひよりんがパンツを見せれば、優也君もめろめろになるよ~! だってひよりんめっちゃ可愛いもん、ひよりんのパンツとか絶対に破壊力すごいも~ん!」
「なるほど……ご教授、ありがとうございますつーちゃんさん。私頑張ってみますね」
色々教えてくださったつーちゃんさんにぺこりと頭を下げる。
みんな好きとおっしゃいましたが、優也様もパンツが好きなのでしょうか?
優也様が喜んでくださるならパンツでもお胸でも脇でもなんでもお見せしますが、ご堪能していただきますが……しかし最近冷たい優也様、そんな事で私にめろめろになってくださるのでしょうか?
ここはもっと大きなことを考えなければ……思いつきましたわ。
「ところでひより~ん、ひよりんのパンツ、私もみたいな? ひよりんのえっちで破壊力むんむんなパンツ、つーちゃんも見たいな~?」
「……それはダメです。優也様以外に見せるのは、その……恥ずかしいですわ」
☆
「……優也様、いつも通り先生のところへ行かれました。都合よくカバンも置いてくださいました。これはチャンスです」
放課後の教室、誰もいなくなったところを見計らって戻ってくると優也様のカバンがちょこんと机の上に置かれていて……カバンの匂いだけでもなんだかふわふわしますわ、優也様をきゅんきゅん感じますわ。
「……ダメです、そんな事している場合ではありませんでしたわ。優也様が帰ってくる前に事を済まさないといけないんですから」
名残惜しいですが、カバンに埋めていた顔をあげて優也様への準備をする。
優也様は普通の殿方より少し難しい人な気がします。
なのでパンツを見せるのではなく差し上げることにしましたわ。
私の脱ぎたてホカホカのパンツを優也様に差し上げます……直接渡しても良いのですがそれでは確実に受け取りを拒否されてしまいます。
優也様はそのあたりは厳しい人ですのでそれは拒否されます……という事でカバンの中にパンツを入れておくことにしました。ドッキリサプライズですわ。
優也様に私のパンツを見つけていただいて、喜んでもらって、私のパンツで一晩中空っぽになるまでしてもらって、それで私にメロメロになってくださって、明日は私と空っぽになるまで……ダメですわ、優也様、そこは舐めるところではありませんわ。
それにそんなに激しくされると日和壊れちゃいますわ……でも嬉しいですわ、優也様。大好きですわ優也様、だからもっと私を……
「……っていけませんわ。またとろとろで頭の中の世界に入ってしまいましたわ。いけません、いけません。今はこっちに集中ですわよ、日和。優也様も私にめろめろになっていただけるはずですし明日の現実のために今はこっちですわ」
頭の中の世界でぽやぽやしていた私のほっぺをぺちぺち叩いて、もう一度現実の優也様との教室に戻す。
ダメですわ、今は頭の中の世界にいてはいけません。
優也様にめろめろになってもらうために準備しないとですわ。
「んしょ、んんっしょ……」
スカートの中に指を這わせ、パンツに手をかける。
「んんっ、少し引っ付いて……ぬるぬるして脱ぎにくいですわ」
優也様の事で興奮してしまいましたから、汗とおつゆでぬめぬめですわ、お股や脚に引っ付いて脱ぎにくいです。
でもこちらの方が優也様も嬉しいと思いますし、結果おーらいですわ。
「んしょ、んしょ……あわわっ、危ないですわ」
パンツを靴にひっかけて転びそうになりました、危なかったですわ。
転んでいたらすごくはしたない行為でしたし、乙女の沽券に関わってましたわ、無事にパンツを脱げて良かったです。
「脱ぎたてホカホカのパンツです……うふふっ、なんだか教室でパンツを履いていないって言うのは不思議な感覚ですね。少しきゅんきゅんしていけないことをしている気分になりますわ」
スカートの下がすーすーして、濡れた部分が風にあたって涼しくて、なんだかふわふわきゅんきゅん気持ちよくなっちゃいます。
これは少し癖になりそうです、明日からはパンツを履かずに……ダメですわ、それをしてしまうと優也様にパンツを差し上げられなくなります。
優也様のためにもパンツは毎日履いてこないとですわ。
とにもかくにも今は優也様のカバンにパンツを入れることが最優先です。
それではカバンを失礼して……優也様のカバン、教科書でいっぱいですわ。
勉強熱心でやっぱり素晴らしい人です、優也様は。
「よいしょ、よいしょ……ふふっ、優也様、私のパンツお納めください。これでたくさんぬきぬき楽しんでくださると嬉しいですわ」
優也様にバレない様にカバンの深いところにパンツを押し込む。
こうすれば優也様の教科書にも私の匂いが染みこむと思いますし、完璧ですわ。
「えへへ、優也様、うふふっ……優也様……優也様です」
……いまさらですがこの席は優也様のものなんですね。
優也様が毎日お勉強されて、ご飯を食べられてご学友とお話しされて……今日の2時間目の10時16分から32分の時のように居眠りされることもありますけど、優也様が毎日ここでいろいろされているんですよね。
優也様のあれこれが染みこんでいる場所ですよね……ここはもう優也様ですよね。
「優也様、失礼します……んんっ」
優也様の机の角にスカートを押しあてるとふわふわと気持ちのいい感触と感覚が電流のように頭の中を刺激して……ああ、これはいけません、凄すぎます。
「んんっ、優也様、優也様……」
パンツ履いてないので大事なところに直接当たって、優也様の机の角という最高の場所も相まって凄いです、ぽやぽぽかぽかどきどきぐちゅぐちゅが止まりません。
とろとろで脚の間に冷たくて温かいお汁がこぼれちゃってます……もうびしょびしょになっちゃってますわ。優也様の事を考えてびしょびしょになっちゃってますわ。
「……優也様、ダメです優也様……あんっ、んっ、優也さまぁ……」
……直接こすりつけてしまっても大丈夫ですよね?
こんなに出来上がってトロトロなんですもん、大好きなんですもん、運命なんですもん。なので優也様の机に、優也様に……
「あれ、藤沢さん?」
「ぴえっ!? あ、ゆ、優也様!? ど、どこへ行かれてたのですか?」
スカートをたくし上げて直接天国へ向かおうとしていると、後ろから優也様に声をかけられる。
もしかして優也様に見られましたか……いえ、見られるの自体は問題ないのですが、優也様の所有物でしていたので嫌われてしまわないでしょうか?
「藤沢さん、俺の机で何してたの?」
「な、何もしてませんわ。優也様を待っていたのですわ」
少し疑わしそうな顔で聞いてくる優也様の追撃を何とかかわす。
もう身体もぽやぽや火照ってますし、ぐちゅぐちゅですしとろとろですしこのままじゃ私のパンツ無しで優也様と……ダメですわ、それははしたないですわ。
初めては優也様の方からしてもらいたいですから、女の子の方からは少しはしたないですから。だからここはすぐに退散して明日の優也様とのはじめてに備えてお家で耽るのが正解です。
「ほんと~?」
「はい、本当です! それでは優也様さようならです、また明日です……今日は楽しんでくださいね、優也様……その、私なので」
そう言って見られないよウにスカートの端を押さえながら教室を飛び出る。
ふふふっ、優也様私のパンツで今夜は楽しんでくださいね……私も優也様の事を思っていっぱいしますから。
「おーい、優也? 彼女なんだろ、お前にも彼女がいるんだろ?」
「だーかーら、彼女じゃないって! それはイタズラ、本人に返すから返せ!」
「いーやーです! せっかく手に入れた美少女パンツを捨てる馬鹿がどこにいますかね!!!」
★★★
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