第百五十四話 新たな日常、新たな関係
いかがお
何が起こるかわからないと言えば最近私は非常に迷惑光栄なことに
わた……
「なぁそろそろ
「何を言っているのかい、スミナ君。そのようなこと身に
「王女様を
はぁ、と
リンが俺と婚約状態であることをあどけない顔で
ショックを受けた俺は
何が起こっているのか分からず放心状態だったがいつの
これが妹
そしてリンもリンで温かく気持ちがいいのかウトウトしながら
「……デリク。犯罪」
「流石にそれは
「何が犯罪なんだ? 」
「子供相手に
「
「リンは十二の大人ですよ。大丈夫です。ふぁぁ……」
「ちょ、
「「さいてー」」
ケイロンとセレスから今までにないほどの冷たい目線を
俺は被害者だ。
何か
絶対憲兵団の詰め所に行こうとしているだろ。
「本当にどうするのですか? 」
「どうするの? 知りたいなぁ、僕は」
カルボ王国に来てからの疲れが出たのか、本当にそのまま寝てしまったリンを三階の彼女の部屋 (予定)に連れて行きベットに寝かせた。
他にもクローゼットや机も見られる。
もしかしたらリンが来ることが決定した段階で王国側が用意したのかもしれない。
そのような中、俺の前で異常なまでの威圧を放つケイロンとセレスが。
今回は完全にとばっちりだがどうも俺の答えを聞くまでは正座状態から解放さしてくれないようだ。
素直に答えよう。
「
「デリクはいいの? それで」
「流されたような感じになってますが」
ドラゴニカ王国とは
外交問題にならなくても獣王国で爵位を与える用意をしているとの事だらか獣王国としてビスト内で処理されるかもしれない。
「政治的な話は置いておいて、何かこう……放っておけない感じが」
「「……犯罪」」
「違う! どちらかと言うと、妹のような感じかな。実家に妹がいたからな」
必死に
そうでなければ犯罪者
ま、妹のような感じがするのは本当だ。
保護欲を
「……デリクがそういうなら反対しないよ」
「ワタクシ達も
「うん。そうだね」
「何が? 」
「「何でもない」」
それだけ言うとケイロンとセレスは三階の自室を
「さて、俺も確認を」
そう独り
この
一階は応接室や
二階は部屋がいっぱいだ。主に寝室。一つ一つの部屋はそこまで大きくない代わりに数が多い。恐らくお客さんを
三階は二階よりも少しランクの高い部屋となっていた。この階層の部屋だけ
三階の
ある所には
執務室、
俺の部屋と指定された (半ば強制)部屋に立ち止まり、ノブを回して中に入ると――
『おっそーい』
『遅いから来ちゃった。テヘ』
『ダメだよつっちー。それだと私達が悪者になっちゃう』
『
そこには元素四精霊がいた。
「……エルベルを呼んでやろうか。この不法侵入者」
『『『やめて!!! 』』』
いつの
全員が声を
最初の一発目が重要なのだ。
ガツンと言ってやらないと。
「あのな。なんでここにいる? 」
『気配を
『それできちゃったということさ、ベイベー』
『悪いのは私達じゃない。近くに
『私は止めました』
『『『裏切り者! 』』』
はぁと
何故か巨大なベットが置かれておりその隣には机が。
少し大きめの
『いいところに住むんだね』
『この金持ちめ! 』
ひ、否定できねぇ。
言われるとイラっと来るが、本当の事なので何も言えない。
ふわふわとあちこち飛び回る彼女達を見ながら仕返しとばかりに聞いてやる。
「エルベルもこの
『わ、私達はエリートだから大丈夫! 』
『そう。年の
『あの後気配を消す練習をひたすらしたのよ』
『私達にしては、頑張った。おかげで他の精霊からも
『『『これが精霊の全力全開! ミスディレクションよ! 』』』
「精霊様の気配げばふっ! 」
『『『ひいっ!!! 』』』
彼女達がドヤ顔していたらエルベルの声が聞こえドン! と
気配、消せてねぇじゃねぇか!
何がミスディレクションだ。
あ~、と
先が思いやられる中、俺達の新しい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます