ミッション『お嬢様を援護しろ! 』 一
時は
とある一室に
「
「分かっちゃいるんだが。
「ええ、
その者達——レストとルータリアそしてガイの三人は顔を合わせて
が、レストの
それもそのはずもし失敗し、いや成功してもセレスティナ達にバレると自分達の
「せっかくの
「長命なんだから次の機会をまったらどうです? 」
「そうですぜ、兄貴。龍人族は俺達よりも長命だ。長く待てばいいじゃないか。その内またいい人が出るかもしれねぇですぜ? 」
「……ドラゴニカ王国第一王子
レストが
セレスティナが王子と結婚すれば一番良かったのだが王子は
もう少し王子に
するとガイの方から声が聞こえ、そちらを向いた。
「そりゃ……きついかもだがよ。ドラグ伯爵家とやり合うのはまずいぜ? 」
「そうです。
「
ガイの言葉に
そしてとんでもない事を言い出した。
「これは
こうしてコードネーム『お嬢様を援護しろ! 』が発動するのであった。
部下達の「本気か?! 」と言う意見を
★
レストは早くに起きた。
「少し
独り
「これでいいですね」
そう言い更にバックからパン等を取り出し自分の腹を
昨日の事もあってか起きるのが遅い部下達を起こしつつセレスティナが起きる前に
「お
「レストさん? 別にいいけど……どうして? 」
「恥ずかしながらバジルの町へ来るのは
「……僕もそこまで
「お、何だこれ?! いっぱいだな! 」
「おい、駄乳エルフ! 何してる! 勝手に受け取るんじゃねぇ! 」
「おおーこれならこの前見たぞ! 」
「おお、そうですか。ならばお
「
ありがとうございます、と言いながら
「こちらが必要
「おお、こんなにか?! 」
「ええ。
「よし、行くぞ!!! 」
「ちょっ! エルベル! 」
「待て!!! 」
エルベルにつられて出ていく彼女達を見て少し
「
「「「はっ!!! 」」」
腕を
各部隊でもとりわけ龍人族を隊長とする部隊の返事が良かったのは気のせいではないだろう。
★
「はぁ、言い出したこととはいえ、これは
馬車に乗り
どうしてこうなった、と思いながらも馬車に
彼が
部下の失敗をカバーに向かったり
その状態で馬車を出て目的の場所に向かう。
「おかーさん。あれ何??? 」
「……ごめんね坊や。お母さんにもわからないわ」
「ありゃぁ国を
「お、本当だ。だがあんな魚いたか? 」
「聞いたことねぇな……」
それもそうだろう。今のレストは『魚』である。内陸部にあるカルボ王国で加工前の魚の姿を見るのは
と言ってもレストのそれは着ぐるみだが。
だが魚の着ぐるみを着たレストではあるが海に出たことがある者でもあまり見ない魚であった。
そしてその魚には着ぐるみの例に
その足でトテトテトテと歩いたレスト魚は
「私の歌を聞いてくださぁい!!! 」
レスト魚から女性の声がして歌い出した。
★
一人ノリノリで歌う執事レスト魚を遠くから見る者が複数いた。
「……あれだけ嫌がってたのに
「すごいですね。これお金取れるんじゃ? 」
「
「魚に歌で負けるなんて」
「『
「お嬢の為にここまでやるとは……あんた龍人族の鏡だぜ。執事長! 」
「「「執事長!!! 」」」
歌に合わせて
それを見た部下達——龍人族はその身を
だがすぐに
「!
「了解。本作戦は次のステージへ
こうして彼らの作戦はまだまだ続くのであった。
*ファーストステージ: 観客に押し出されたセレスティナがアンデリックによりかかる所。
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