第17話 コヨーテとタヌキ、オセロットとユキヒョウ

 EFOの舞台、惑星ピオーニアは人が住み始めて500年ほどしか経ってなく歴史は浅いが、五つの国家が存在している。


 まずは、中央国家ピオーニア

 移民船団ピオーニアの遺跡を中心地に据えている国家。特に交易品はないが、唯一、『魔導機関マギ・リアクター』を作り出す技術を所有している。

 ピオーニア遺跡に残った加工用工具、大規模演算頭脳など、ピオーニア文明を残しつつ、それが失われないように継承を繰り返している。


 次は、北方辺境国フラナ・ハーピル

 ピオーニアの民による北方開拓団が築いた国家。

 雪に覆われた巨大山脈『フォールアンゲア』の恵みで、鉱物資源及び水を交易品としている。

 また、山脈の向こうに存在する『古きもの』の遺跡からも、解析不能な未知の物質を回収している。そして、それらは500年経った現在も風化することなく、未だに解析が完了していない。


 お次は、東方国家連邦マギアリス

 巨大な湖のそばに位置し、水産資源を輸出している国家。

 東洋人の末裔が多く、多様な文化が複雑に絡み合っている地域。

 魔導機関のエネルギー核である、魔力吸収結晶『マグナム』の鉱脈が無数に存在するため、マグナムの産出国としても有名。

 なお、マギアリスの地方都市は『ジャニス』と呼ばれるマフィアのような組織によって統治されている地域もあり、決して治安が安全ではないらしい。


 四番目は、南方海洋国家ソルト

 プラズマ海に隣接する国家であり、ピオーニアで最も危険な国。

 海から上がってくる海洋星物、どうも生物ではないらしい、との戦いが激化した地域であり、ピオーニアの軍備遺跡が残された地でもある。

 地下には『軍事プラットフォーム』『ファクトリーシップ』と呼ばれた移民船が埋没し遺跡化している。

 主な産業はご存じの兵器産業。

 ピオーニアで唯一、この星の生物に対してダメージを与えられる『魔導銃』の製造工場がある。

 小銃、機関銃、ライフル、ショットガンなどの兵器はもとより、『魔導馬』と呼ばれる魔導機関により稼働する人工生物、車両、そして『飛行船』を作り出すことができるのは、このソルトとピオーニアのみ。

 そのピオーニアでも、これほどの大規模工場は持っていない。


 そして最後は、西方小国郡ファーマーズ・マーケット

 ファーマーズ・マーケットは国ではなく、幾つもの農耕及び畜産家による企業集合体。

 広大な谷を土壌改良することで、農耕畜産に適した大地に作り替えることに成功した彼らは、他の四つの国家とも対等に渡り合えるだけの力と権利を勝ち取った。

 幾つもの『領地』という名の地区に分かれ、それらを統治する企業がいくつも集まった『議会院』により、ファーマーズ・ マーケットは法と秩序を守っている。

 元々この星に存在した生物を遺伝子解析により家畜化した。また、地球から運び込んださまざまな植物の種を環境に応じて適合させることで、この星の食糧事情を解決することが可能になった。それらは皆、彼らの力によるものが大きい。


 そしてそれぞれの雰囲気は、西部開拓時代。

 しかし電気があり、しかもその電気は魔導機関によって作られている。

 西部開拓時代のアメリカ風スチームパンクという感じで捉えると、分かりやすいかもね。


 高度文明は既に失われ、それらを発掘したり解析することで、当時の技術と魔導機関の融合が行われ、現在に至る。

 武器なども火薬ではなく『マグナム』と呼ばれる『魔核』を用いるものであり、銃器の形は現代風でも弾を射出する薬莢が魔核に成り代わったようなものらしい。

 だから、銃に弾を込める必要もあるし、リボルバーのリロードや、ショットガンのように薬莢を組み込む必要もある。


 防具などはそれほど発達していなく、獣の皮を使ったレザー系、ハードレザー系などがメインとなるが、サーバー移動してヨルムンガンド・オンラインのユーザーがプレートメイルなどを持ち込んだりして、なかなか混沌としている。

 

 同じように魔導具マジックアイテムの概念はなく、アイテムボックスについても個数がそれほど多くないため、物品の持ち運び量などもなかなかに厳しいものがある。

 それらを補うものが、車両と魔導馬の存在。

 魔導機関車や乗用車、トラックなどを初期アイテムで引くユーザーも多々あり、街角では魔導二輪車なども購入可能だとか。



 これは私がスキップして飛ばしていた、この世界の情報が書かれているプロローグの続きである。

 今は、メチャクチャ暇なので、ストーリーを読み直していた。


 私以外誰もいない、生活感がほぼ皆無の自部屋のソファーに寝ころびつつタブレットと対峙している。


 もしかしたら、これからメインストーリーにぶち当たるかもしれないしね。

 にしても、ここって魔導具使えないわけ?最悪だな。

 使える使えないの前に、そういう武器の概念自体がないんだもんな。


 だったらどうしよう……。

 私の武器ほとんどが魔道具なんですけど?

 探すしかないか……。

 にしても、杜和は普通の暗器の短剣だし、結葵ちゃんも普通のエルフの弓だしなー。

 一番いるの私しかいないんだけど?

 一応、魔道具じゃない槍も持っているけど全然使えないから。


 仕方ない。ゲーム内で探しに行くか。

 にしても、あっちの武器に合わせないといけないんだから........。

 あっちで買うのが得策か。

 となると、面倒だけど、コードにお店の紹介を任せた方がいいから……。

 その旨を伝えるために杜和に連絡して……。



 結果、こうなると。

 やはり全員集合となるらしい。


 なんか私タヌキじゃん。この中で一番背も低いし。

 私は戌派何だよね。犬っぽいか猫っぽいかで言うとね?

 これは、昔大学のゼミで話題になったことでね。その時皆に言われたの。


『望ちゃんは........戌派だね。でも、ただの犬じゃなくて........タヌキとか?』


 って言われた。言ったのは渚沙さんの元彼の充さんだけど……。単なる冗談だと思ってたら、皆肯定してきたし!おまけにしばらく間のあだ名、ラクちゃんだったんだけど?

 狸の英語がラクーンドックだからっていうのは分かってるけど‼その間抜けなあだ名嫌だったんですが⁉でも、なんで、よりによって狸なのよ……。


 しかも、猫派のオセロットとユキヒョウが後ろから前を歩いていて、道案内役のコヨーテが私を狩らないように威嚇しつつって……。

 どこぞの箱入り娘だよ⁉

 まぁ、現に箱入り娘ですよ!?特に苦労してませんから!

 その分、不安と悲しみは人一番だと思いますが。


「ここが僕お薦めの武器屋さんだよ。」

 そう、コヨーテ........もといコードが言った。

「俺の友人ー一緒にクエストに参加する奴が主人をしているお店だけど。」

「へぇー、立派だね。」

「うん、まぁね?あいつ頑張ってるから。」

「俺の前でもそれくらい褒めてくれたらいいのにな。」

「なんだ、いたのかよ。こっちの巨人がここの武器屋の主人で俺の友人で相棒?のリュイっていうんだ。」

「初めまして、リュイといいます。今日は皆さんに無料で適した武器をお売り致しますなので好きなものをお選びください。」

「え。でも……。」

「大丈夫。俺が後でたんまり払わされるはめに逢うだけ。」とコードがいい、自分よりも背が高い緑髪の巨人に抗議していた。


「まぁ、こんな店先で立ち話もなんですし、俺自慢の武器を思う存分見ていただきたいので、どうぞ店内へ。」


 ということでリュイのお店【ジィラーフ】でEFOでの主力武器を調達していきますかね。


 うーん……。

 どれがいいのか分からん……。

 スキルの影響で出来れば槍とかの柄が長い武器しか取り扱えないんですよね。


 皆はどんな感じでしょうかね……。

 ちらっとほかの二人を見ると……。


 どうもどちらとも、もうとっくに決めたらしい……。

 様子を見るに、オセロットさんは、ボウイナイフ?かな……。

 まぁ、【暗器取り扱い】があるからなぁ。

 そういうのになるよな。


 って、待ってよ⁉

 あの人、銃まで買うつもり⁉

 リボルバー式の銃で、バレルも長い.......。ピースメーカーかな?

 確か、昔叔父さんからもらった玩具のリボルバー式エア銃にはまってたし、夏祭りや文化祭だと、射的があると一大騒動を起こしていた気がするし……。

 ヤクザの時に銃使ってたらやばかっただろうね。

 って言っても、現に最初の方はトイザラスに売っていたらしい、エアガンを使っていたから、『銃刀法違反』として捕まりそうになったこともあったな。まぁ、玩具のエアガンだから捕まらなかったけどね。


 でも、あんた銃を使えるスキルとか無いでしょ?

 そもそも、ヨルムンガンドでは銃用のスキルってなかったと思うんだけど?

 あそこは、中世ヨーロッパ風の世界観だから。


 だから、もしかしてEFOから来ていた人からスキルコピーしたのね……。

 ちょっと見てみるか……。

「【万能鑑定眼】っと。」

 えーっと、どれどれ?

【【銃器取り扱い】銃器を扱うことができ、戦闘スキルとしても使用可能

 本来はヨルムンガンドにはないスキルだが、EFOから来た盗人から以前コピーしたスキルらしい。】


 あー、やはりか。

 まぁ、そこは良いや。

 どんな奴から奪ったのか少し気にはなるけど。


 はぁ、まったくもぉ。

 して、ユキヒョウさんはいかがでしょう?

 彼女は、弓系のスキル持ちだっただから……。

 ああ、やっぱり。弓系か。

 でも、弦が地面に垂直じゃなくて、並行?

 ああ、クロスボウか。なるほど。


 となると私何にしようかな……。


 ピロン

【このアイテムは貴方のスキルに合っている武器です。】


「んんん?なんだこれは? って、あっ! 【万能鑑定眼】切っておくの忘れてた。はぁ、だからか……。」

 それで私に適した武器って何ですか?

 えーと……。これかな?

 でも、なんでこれなんだろ?

 確かに柄が長いけどさー。

 にしても、どうして薙刀になっちゃうの?

 まぁ、スキルには良いんだけど。

「うーん、これか。」とスキルを当てにするかどうか悩んでいると……。

「へぇー、君は槍使いなのかい?」

「へぇっ!?ってあれ?リュイさん!?」

「ああ、ゴメン。少し驚かせちゃったかな?」と少し、肩をすくめる。

「別に大丈夫です。ああ、これください。」といい例の薙刀を手渡す。

「了解。これで全員分揃ったね。これの料金をコードに請求して……。」


「はいはーい!それついでに店主様にききたいんだけど、いいかな?」とコードさん。

「嫌だって言っても聞いてくるんだろ?んで、何を聞きたいのよ?」

「ふふん。明日にさ、俺たち例のクエストに行くためにピオーニア行きの便に乗るじゃん?俺と巨人は良いけど、お三方の移動手段にちょうどいいのない?」

「えー、ない。」

「そんなこと言ってー。ほんとはあるんでしょ?」

「まぁ、無いことはないけど……。ちょっと待ってて。」

 そう言って、リュイが奥に引っ込んだ。


 その間に、今ほど買うことになった、私たち三人の武器の詳細を確認しておこうか?

 まずは、杜和から行こうか。

【ピースメーカー

 タイプ︰射撃

 物理威力:70

 魔法威力:78

 防御力:10

 耐久力:100


 説明︰後列からでも通常と同じ威力で攻撃できる遠距離武器。命中率は118%(だいたい球が貫通します)。銃自体を投げて注意を引いたりすることも可能。魔法銃として使った方が威力が+8となる。


 値段:3500ジルバ(=銀貨3500)

 売却:可能 1750ジルバ(=銀貨1750)


【銃器取り扱い】のみで使用可能

 】


【ボウイナイフ

 タイプ︰切断系近接武器(片手用)

 物理威力:31

 魔法威力:20

 防御力:0

 耐久力:70


 説明︰近接片手武器の中では攻撃力は高いほうではないが、攻撃速度が速いため、手数で勝ることができる。スキルやその他アイテムの活用に合わせて高レベルの敵相手にも十分活用できる。


 値段:200~400ジルバ(=銀貨200~400)(加工の違いにより価格が上下する)

 売却:可能 100~200ジルバ(=銀貨100~200)


【暗器取り扱い】【短剣術】【短剣技】で使用可能

 】


 お次は結葵ちゃん

【クロスボウ

 タイプ︰その他 弓系

 物理威力:105

 魔法威力:0

 防御力:15

 耐久力:70


 説明︰リロードするのに、3.4秒かかる。少し遅め。頭には0秒、胴体には3.5秒程で着弾。頭を狙うと1発、胴体狙いだと2発で倒す事が出来る。(相手が防弾ベストなどを着ていなかったら、胴体狙いでも0秒、一発で殺めることがある。)射程距離は20mほど


【弓技】【弓術】で利用可能


 値段:2860ジルバ(=銀貨2860)

 売却:不可


 】


 そして最後に私

【薙刀

 タイプ︰長柄武器

 物理威力:100

 魔法威力:10

 防御力:10

 耐久力:50


 説明︰女性の武器というイメージで、非力でも使えば高威力と思われがち。しかし、刀、槍、棒を兼ねたものと言われるほどで、斬る、薙ぐ、払い上げる、突く、石突で殴る、払うと、多種多様な技術があり非常に強力な武器。槍のように突き、刀のように斬り、柄の持ち方次第で間合いを長短変幻自在なので、かなり攻撃的。

 敵の攻撃を受けずに攻撃を当て続けることで、一定時間“連舞状態”となり、攻撃が同時に複数の部位に当たるようになる。


 値段:509ジルバ(=銀貨509)

 売却:不可


【剣技】【剣術】【槍技】【槍術】【杖技】【杖術】で使用可能

 】


 これ全部そのまま買うとなると?えーと、銀貨7269か……。

 まぁまぁ高いな。後で、二人に値切ってもらおう……。

 ああ、そういや、こっち側の値段の単位とヨルムンガンドの単位が異なるんだったよね。価値は同じだったはずだけど……。


 ん?おっ、ちょうどリュイ氏が戻ってきたな。

「これなら、ちょうど三つあるし。ここからアルバの中央駅までならちょうどいいと思うけど……。」

「ああー、壊れてるんだね。」


 ふーむ?これどっかで見たことあるような?

 一見スケボーみたいだけど、タイヤが無くてその代わりに裏に巨大な磁石?みたいなのが二つ付いてあって……。

 ってこれってまさに……。


「ホバーボード?」と杜和が言っていた。

 まぁ、それにしか見えないね……。

「『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』で出てきてたやつね。」コードさんが補足。

「で、これは使えそうだけど、現在動かないからどうしようか……。っていうことでいいですよね?」とリュイさんに結葵ちゃんが確認する。

「そうだけど?それが?」

「どう、姉貴。これ直せそう?」

「えーと。ちょっと待ってね。これの裏なに?磁石?........ではなさそうだから、風の魔石かなんかかな?とすると........多分ここをこうして........。うん、多分直せる。」

「よし!それで、移動手段が確保できそうだね。」

「まぁ、ちゃんと直せたらだけどね。でもこれ欲しいな。直したら、売ってくれたりしない?」とアイコンタクトしてみたりすると……。

「うーん、直せたらいいよ。でも、値段は要検討だけどね?」

「あー、そこは私が直している間にでも残りの二人と話し合っていただけると。ということで、こいつら直したいと思うので、工房とかあれば借りたいのと。あと、後ろについている魔石っぽいやつの新しいやつがあれば貸していただきたい。」

「ああ、風のマグナムか。俺が持ってるからその分の料金も込みでいいかい?」とコードがカバンからそのマグナムなる魔石っぽいものをカバンから取り出し私に渡した。

「ハイ、了解しました。」と結葵ちゃんがいい。杜和と共にリュイさんと買い取りの際の値段を交渉するようだ。

「奥に工房があるから........コードに案内してもらってもいいかな?」とリュイさんがいい。

 渋々ながらのコードの案内の元、わたしは工房へ向かい、二人は値段交渉に励んだ。

 -----------------

「えーと、【錬金術】っと……。」

「やっぱり、めちゃくちゃ壊れてるね……。やっぱり直せそうじゃないでしょ?」

「いや、構造も比較的簡単なものでしたし、思っていたよりも壊れてなかったので、直ぐに直せそうですね。」

「あの、この魔石?は何なんですかね?あっちでは…えっと、ヨルムンガンドの方ではなかったので……。」

「あー、えっと。根本的には魔石と同じだよ。ただ、名前が違うって言った感じかな?」

「そうなんですね……。よし、これで一体終わり。」

「早くない⁉」

「そうですかね?魔導士ならこれくらいならすぐ直せると思いますけど?」

「俺の知り合いの魔導士はそんな早くなかったよ……。」

「wwwそうですか?ともかく、この調子で、残り二体を終わらすぞー!!!!」

「おー!!!!」


 -----------------

 ということで、そのまま作業に励み。結構早く修理を完了することができた。

 その間、二人の頑張りの甲斐もあって、マグナムの料金込みで6000ジルバかー。

 リュイさん、結構値切ってくれたんだねwww

 さて、その値段で買って……。

 明日それを使って駅まで行かないといけなんだね。

 そういうことで、今日はここで撤退っと!!!!



【現実 望の部屋】

「うーん……。流れとしては良いはずなんだけどな……。良いはずなんだけど……。」

 なぜこんなにもモヤモヤとするんだろう……。

 その理由は分かっている。

 どうもこうも、コードのことが気にかかっているのだ。

 最初っから、怪しいとは思っているけどそれが何なのか分からないし……。

 おまけに、さっきホバーボードを直しちゃったからなぁ……。

 何故か、彼に目を付けられちゃってさぁ……。

 もぉ、嫌だなぁ……。


 ってあれ?これなんだろう?

 私宛の手紙???

『二週間後、水曜18時、こちらの住所にて、貴方様を待っております。』

 と書かれていた。

 送り主は........

鬼人結社きじんけっしゃ........冨居 楓音ふごう かのん? 誰だろう........?まぁ、行けば分かるか。」


 ということで、行くことにしたんだけど……

 そこで、私が今まで知らなかった家族の秘密?を知ることになるんだよねぇ……。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る