マジックバッグが優秀
「なるほどね~これはめちゃくちゃ使えるぞ。流石アーティファクトだ。魔法袋よりも便利過ぎる」
ある程度のマジックバッグの検証が終わった。
魔法袋とマジックバッグでは、それなりに違いがあった。
まず魔法袋の性能だが、
・重量は関係なく容量1辺が10メートルの立方体分収納可能。
・魔法袋に入れる場合は、袋の口より大きい物は入れられない。
・魔法袋にものが入っていても、重さは変わらない。
・魔法袋の中で、時間停止はしていない。
・魔法袋の中に手を入れると何となく何が入っているか分かる。
次にマジックバッグの性能は、
・収納量は無限。
・マジックバッグにものが入っていても、重さは変わらない。
・マジックバッグの中は、時間停止されている。
・装備していない場合は、マジックバッグの口より大きい物は入れられない。
・装備時、手をかざした場所に物を出し入れできる。
・マジックバックの中身がメニュー画面のように表示できる。
こんな感じだ。簡単に言えば、マジックバッグは魔法袋より、容量が多く入り、物の出し入れが簡単で、時間停止され、何が入ってるか分かるんだ。
マジックバッグの一番の便利ポイントは物の出し入れだな。
装備しなければ、魔法袋のようにカバンの口から出し入れしないといけないが、マジックバッグを装備すると物に触れるだけで、マジックバッグに入れられる。出す時は手をかざして、これを出そうと思えば、ぱっと出てくる。フフフッ、これは工夫すれば戦闘でもかなり使えるぞ。それから、手をかざした先に出せる空間がないとダメだった。壁に向かって出そうとしても何も起きなかった。
ただし、物をしまう時はあまりに大きいものはダメみたいだ。どれだけの大きさがダメか今のところ分からないが、たまに漫画や小説で見かける家や建物がマジックバッグで出し入れするシーンがあったりするが、流石にダメだった。とりあえず、机や棚、ベッドなどの大きさのものは出し入れ可能だったので充分だ。
これは引っ越しが楽になるなと思った。確かギルドで運搬系の依頼があったので、今度本気で受けようと思った次第だ。
あとは無限に収納できるのも素晴らしいポイントだろうな。
ちなみに装備はアクセサリーの特殊枠に装備された。
そして、マジックバッグの中身が、メニュー画面のインベントリのような表示で一覧として見られるみたいだ。
さらにフォルダ毎に分ける事も出来るし、マジックバッグの中で捨てる事も出来るようだ。その辺りはこうしたいと思えば、操作される感じで、慣れるまでが大変だった。
思考操作っていうのかな。
それから無限に入るので、削除的なのはいらないかなと思ったりしたが、ゴミを入れて削除していけばゴミ問題が解決するのかもしれないと思った。消したら二度と戻ってこないみたいだから、使う場合は慎重に行おうと思う。
時間停止の有り無しは、やはり有った方がいいのだが、停止しない方がいい事もあると思う。
魔法袋を今後使うかは分からないが、機能の違いは覚えておいて損はないだろう。
マジックバッグの検証はこんな感じで攻略ノートにまとめて、他にも宝箱から出た装備品やソリッドゴーレムのステータス、デビルゴブリンの魔石もまとめて書いた。
デビルゴブリンの魔石はポイズンパピヨンの魔石より少し大きかったが、魔石(中)と同じだった。その変わりランクがDではなくCランクだった。〈鑑定〉結果はこんな感じだ。
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名称:魔石(中)
状態:普通
価値:Cランク
詳細:魔力を宿した石。
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魔石(中)の中でもランクが分かれているという事は魔石(小)も分かれているのだろう。
今まで魔石(小)は、Gランクの魔石しかみた事ないけどね。
あとは魔法袋(中)の素材を商人のククトさんにお願いしていたが、俺の分はいらなくなってしまったな。
まあ、素材がどれくらい手に入るか分からないが、アル兄の分の素材は欲しいところだ。1個も作れない可能性もあるが、逆に魔法袋(中)がたくさん作れるぐらい手に入っても、全然困らないからな。複数手に入ったらリカルドやミランダに渡してもいいし、今後の俺のパーティーメンバーに渡してもいいからね。売ってお金にするのもいいかもしれないが、たくさん手に入った時しか売らないと思う。
一応、王都に行ったら、オークションへ出品できるコネクションを探すとしよう。オーブも複数持ってても意味ないから、売りたいんだよな。
ククトさんと王都で会う事が出来たら、誰か紹介して貰えたらお願いしよう。その辺りは、王都に行ってから考えるとするか。
「ある程度は、まとめ終わったな。スペステも月1イベントだし、憂いはもうなくなったから、後はスキルと魔法のレベル上げしつつ、ダンジョン周回で宝箱集めだな」
スペシャルステージという高難易度をクリアした今、通常の周回に戻ることになるな。
一応、他にもやれる事はいくつかあるんだけど、メインはやっぱり周回なんだよな。ギルドの依頼は少しやっていこうと思ってはいる。
そして、色々な武器のスキルを習得して、スキルと魔法のレベル上げと回復のオーブの取得に励むのだ。
「よーし、強くなるぞーーーー!!」
そして、月日は流れ、俺が学校へ通う約1ケ月前まで進み、もうすぐアル兄が帰ってくる時期になった。
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