チート貰えず異世界転生 〜レベルを上げたきゃダンジョン周回すればいい〜

オーブの有用性

「〈アクアバレット〉〈アクアバレット〉〈アクアバレット〉〈アクアバレット〉〈アクアバレット〉」

　ゴブリンキングは光の粒子となって消滅した。

　宝箱は赤で、中身は鉄のインゴットだった。

　時刻は１６時になりそうなので、今日の周回はここまでにする。

　最後の周回だった為、道中大量の魔石を拾い回った。

　今日は１４周して、銀箱×２、赤箱×６、木箱×６だった。

　銀箱はハイポーション２本と剣士の指輪。

　赤箱は鉄のインゴット×３、マジックポーション２本×２、力の指輪。

　木箱は銅のインゴット×３、ポーション２本×３だ。

　今日は１４周して銀箱が２個しか出なかったな。やはりあまりドロップ率は高くないのだろう。

　そして、昨日、今日とレベルが１つずつ上がっていてレベル４になっていた。ステータスオープンで見てみるとこうだ。

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名前：リオン・スペンダー

年齢：９歳

種族：人族

性別：男

状態：普通

職業：鑑定士

ステータス

　レベル：４

　体　力：２４１／２４１

　魔　力：３２３／１１６３

　攻撃力：１１７　＋２３

　耐久力：７５　＋５

　敏捷力：１１５　＋５

　精神力：５６　＋１０

　抵抗力：５６　＋１０

スキル

　剣術ＬＶ１０、体術ＬＶ１０、調合ＬＶ１、錬金ＬＶ８

魔法

　魔力操作ＬＶ１０、生活魔法ＬＶ８、水魔法ＬＶ４

エクストラスキル

　鑑定ＬＶ１０、身体強化ＬＶ１０、魔力回復ＬＶ１０

特殊スキル

　魔力超回復、超剣術、超体術、スキルの達人、魔法の達人、エクストラスキルの達人、ダンジョンの希望

称号

　【伯爵家次男】【魔力ハングリー】【剣術の極み】【体術の極み】【スキルマスター】【魔法マスター】【エクストラスキルマスター】【輝く原石】

装備

　武器：鉄の剣　攻撃力＋１８

　防具：なし

　アクセサリー（腕）：魔法力の腕輪　精神力＋１０、抵抗力＋１０

　アクセサリー（指１）：守りの指輪　耐久力＋５

　アクセサリー（指２）：剣士の指輪　攻撃力＋５、敏捷力＋５

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　ステータス（前回　→　今回）

　レベル：２　→　４　＋２

　体　力：２２６　→　２４１　＋１５

　魔　力：１１３８　→　１１６３　＋２５

　攻撃力：１１１　→　１１７　＋６

　耐久力：６８　→　７５　＋７

　敏捷力：１０９　→　１１５　＋６

　精神力：４１　→　５６　＋１５

　抵抗力：４１　→　５６　＋１５

　魔法：水魔法ＬＶ４追加

　ステータスの後ろのプラスは装備の値を分けて表示している。

　水魔法で魔力が＋１０、精神力と抵抗力が＋５ずつ上がっている為、他よりも高くステータス値が上昇しているな。

　ステータスに関して言えば、今後魔法系のオーブをたくさん手に入れて行けば、精神力や抵抗力が上がってバランスがよくなってくる。

　少し耐久力が低いので、耐久力が上がるスキルを覚えたいが何があるだろうか？今のところ分からない。

　とはいえ、当分は周回するしかないな。オーブは最初以降落としてないし、耐久力は装備が宝箱から出れば少しは上がるからそれに期待だな。

　魔力が少し残っているので、時間にも少し余裕がある為、ダンジョン内でアクアバレットを魔力がなくなるまでうちまくる。

　秒間１発うつ感じで１分ちょっとで魔力が枯渇した。アクアバレットの消費魔力が５もあるからな、あっという間に使い切れるな。

　あとは、今日手に入れた中で、新しいのは剣士の指輪と力の指輪だな。２つを鑑定してみる。

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アクセサリー名称：剣士の指輪

状態：普通

価値：Ｆランク

特殊効果：なし

詳細：攻撃力と敏捷力がほんの少し上がる指輪。攻撃力＋５、敏捷力＋５

アクセサリー名称：力の指輪

状態：普通

価値：Ｇランク

特殊効果：なし

詳細：攻撃力がほんの少し上がる指輪。攻撃力＋５

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　同じ銀箱産の腕輪と比べるとステータス上昇値が半分しかないが、腕輪は装備枠が１つしかないのに対して指輪は２つあるから半分なのかもしれないな。

　それでも２つのステータスを上昇させる事ができるので、色んな種類の指輪をもっと集めて、使用用途に合うように選んで使っていこうかな。

　ある程度、確認は終わったので、テルーゼの町までダッシュで帰った。

　冒険者ギルドでエミリーさんに魔石の納品をすると、またしても呆れられてしまった。今日は１５０個と昨日より５０個多いだけなのにな。

　家に帰ったら少し早い時間だったので、食事よりも先に今日ダンジョンで手に入れたアイテムのことを話した。

　さすがにそこまでの驚きはもうないようだな。

　ハイポーションは中級ダンジョンでは必需品といっていい程の需要があるらしい。回復魔法が使える人がパーティーにいれば話は別らしいが、それでも予備で持っていく人がいるぐらいには重要なようだ。

　そして、ハイポーションは王都で買えるらしい。ただ、値段は結構高いとのこと。この町では迷いの森で使う事が多い為、売ってるところは少ないそうだ。

　剣士の指輪も２ヶ所のステータスが上がるのはそこまで珍しい訳じゃないようだ。初級ダンジョンにしてはいい装備みたいだけどね。

　いい時間になったので食事になった。

　食事をしながら俺は気になっていた事を聞いてみた。

「水魔法は覚えられましたか？」

　そう、水魔法のオーブですぐに覚えれたか知りたかったのだ。

　俺が特別に速く覚える事が出来たのか、それとも誰でも簡単にオーブを使えば魔法を覚えられるのかの判断基準が欲しかったんだよな。

「リオンのおかげで、全員覚える事ができたぞ。ありがとうな」

「本当にね。リオンちゃん、ありがとう」

「リオン坊ちゃま、私も覚えさせて頂き、ありがとうございます」

「リオン様、私も覚える事が出来ました。ありがとうございます」

　何と、全員１日目で覚える事が出来たみたいだ。やはりオーブがあれば、誰でも簡単に魔法を覚える事が出来るんだな。

「良かったです。あとはアル兄が帰ってきたら覚えるだけですね」

「そうだな。アルスは帰ってきたら忙しくなるだろうな。この調子だとリオンがこれからいくつかオーブを手に入れてきそうだからな」

　それは間違っていないな。俺はオーブを狙って周回しているからね。

　全員水魔法を覚えたとの事なので、水魔法のオーブを返して貰った。アルスが覚えたら家に置いておくか、売って領地の為に使って貰うのも有りだな。

　それから、食後の紅茶を飲みながらまったりした時間を過ごしながら、水魔法のレベル毎にどんな魔法を覚えるかを教えながら会話を楽しんだのだった。

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後書き、失礼します。

いつも読んで頂き、ありがとうございます。

先週の終わりに総合月間ランキング１位になっておりました。それと同時に累計ＰＶ数が１００万を突破しました。

本当に皆様のおかげです。感謝してもしたりないです。

コメントもたくさん頂きまして、毎回お返事を返していましたが、

質問に対して変な回答は出来ない為、私が伝えたい事を正しく書いているか読み返したり、設定を見比べたりと色々やって返答していたら、いつの間にか執筆時間がガリガリ削られていて、毎日投稿出来なくなりそうな為、執筆を優先させて頂きたく今回、後書きを書かせて頂きました。

私も他の作品にコメントを書いて、返事を貰えた時はうれしい気持ちになった事が何度もあったので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

コメントは全て読ませて頂いておりますので、ある程度は本編で出てくるものだったり、出てこないものに関しては設定集のようなまとめをどこかで載せる予定でいますので、それまではお待ちください。

折角、コメントを書いて頂いた方には申し訳ありません。

全部に対応する事は出来ないかもしれませんが、作者の今後の糧になるように頑張ります。

これからも精一杯励んで参りますので、よければ読んで貰えると嬉しいです。