第10話 やはり店の店主はOL様達が苦手のようです(5)

「そうなんだ?」とOLのお姉さんから言葉が返るから。


「はい」と翔太はニコリと満身の笑み……。


 そう、OLのお姉さん二人を……だけではないか?


 翔太の代わりに接客業、商い。


 まさにこのうんこ色をしたイエローパール色の派手、派手しいカラーの女将さんらしい振る舞いでいる麗しいお稲荷さまの雪のような白い肌の頬が桜色に染まり魅惑してトロリとなってしまうようなイケメン笑みを浮かべながら満身の笑みを浮かべるから。


「そうなんだ」

「国際結婚か」

「私も憧れちゃうなぁ」

「うん、私も憧れちゃう、と言うか? お店の御主人、お兄さんに結婚をしてくださいと言ってもらいたいなぁ」

「ああ、それなら私も言って欲しいなぁ、言ってよ。お兄さん」

「あっ! ならばついでに私にも言っておねがいだから、お兄さんさん」と。


 麗しいOLのお姉さん二人が翔太のイケメン笑みにメロメロ、とろけてしまい黄色い声色で愛の告白をして欲しいと嘆願をしてくる。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る