第2話 霊能者おばさん

 今は昼間のサトシの家の部屋に霊能者おばさんがお邪魔している。


 それもこれも、サトシが依頼して霊能者に見てもらおうということになったのだ。


 霊能者おばさんはさっきから無言である。

 突然、霊能者はくねくねと身体を動かし始めたのだ。

 サトシは見守っている。


 パン。

 パンパン。


 どうやら、中年全裸男性の霊のケツドラムの音のようだ。


「男のあれだけが浮いている! ふむふむ、デカイねぇ」


 サトシは霊能者おばさんには細かいことは伝えていない。霊能者はそう言ったということは、やっぱり見間違えではないということである。


 霊能者おばさんは霊視をとりあえず中断した。

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