第三夜 落ちてたスマホ
都内某所にある公園で友人が体験した話です。
数十年前、友人の拓也は深夜にコンビニに行った帰りに近くの公園で一服して帰る為に、その公園に寄ったそうです。
公園には滑り台と、長椅子が2つとあまり大きくない民家に囲まれた公園でした。
昼間は子どもも居て賑やかではありますが、夜になると暗くて街灯も少なく、不気味な雰囲気を出していました。
一服し終えて、そろそろ帰宅しようと椅子を立った時、目の前の滑り台の下辺りに点滅する明かりを見つけて彼は近づいて行きました。
落ちていたのはスマホで、カメラ機能が付いたままの状態だったそうです。
みなさんもスマホをお持ちだとわかると思うのですが、スマホを長時間つけていると画面が暗くなり消えると思うのですが、そのスマホはずっとついている状態だった事に彼は不信感を抱いたそうです。
誰か落として困っていてはダメ出しと、画面を除くとカメラはインカメ状態で自分の顔が画面に映し出されました。
最初は特に気にならず、カメラ機能を止めようとした時、自分の顔の後ろに何か揺らめいているモノが写りました。
えっ!ともう一度よく画面を見ると、拓也の背後に血だらけの女の人の顔だけが揺らめき、消えたり出たりを繰り返していたそうです。
拓也は怖くなりスマホを放り投げて一目散に家に帰ったそうで、翌朝その公園を見に行くとスマホは無くなっていたそうです。
この霊はスマホの持ち主だったのか?それともこの公園に住みつく何者なのか?はわかりませんが、落ちているスマホはむやみやたらに触るのは良くないですよ…。
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