応援コメント

モラハラ夫」への応援コメント

  • SNSで見かける夫に対する愚痴で、相手の気持ちを汲まない言動に腹が立つ、というのはよくある気がします。語り手の心情を知らず、行動だけ見れば、妻をイラつかせる典型的な察しの悪い夫に見えるのだろうと思いました。語り手にとってはちょっとしたことが、妻にとっては何年経っても許せないことであったり、大変気分を害されることであったりするという認識の違いがあることがよく分かりました。
    語り手は語り手なりに妻や子供のためを思って行動していますが、もはや妻の気持ちは離れていて再構築は困難だろうことが伝わり、切なくやるせない気持ちになりました。
    ラストの主人公の心情描写は、思い込もうとしているような、本当に察しが悪いような、微妙なニュアンスを感じました。
    語り手の困惑や不安がとてもリアルに伝わってきました。

    作者からの返信

    女性一般を非難する、実際にモラハラを受けている女性を貶めるわけではないのですが、実は自分としては「妻が悪い」という方向性で書いてみました。
    また、「恐妻家」というワードの意味をもう一度考えてみようと。
    モラハラと聞くと、Twitterなどでは「夫」と結び付けられます。暴力の話題も上がります。暴力は弱者のみにぶつかられますから、世間に蔓延るモラハラ夫は自分より肉体的力が弱い妻に暴力を振るうのでしょう。
    では、なぜモラハラ妻というワードがあるにしても、あまり聞かないのかなと。僕は「恐妻家」という言葉が思いついたのです。テレビで見たことがありました。夫に最早暴言に近い言葉を強く言い、お小遣い制で生活を絞る。人によってですが、これはモラハラではないか。ただ恐妻家と聞くと、どこか円満の気が漂います。恐妻というのは妻に対する誉め言葉なのかもしれませんね。
    恐夫という言葉はあまり聞きません。夫が怖いと、もう犯罪です。
    男女の性別で根本的にスタート地点が違えど、それを自認した上で行き着く先は同じにしなければならないと思います。
    フェミニズムには正しい主張もあると思いますが、明らかにこのスタート地点の差というものを誇張しすぎているやつな気がします。
    長々と失礼しました

    編集済