第7話

「ありすちゃん!おはよー!」

 「あ、みこち、おはよ〜」

「あら、今日は彼氏君とじゃないの」

 「彼氏じゃない!A君はただの友達!」

「私は一言もA太君とは言ってないよ?」

 「え、あ、はめられた!これは罠だ!」

「ふっふっふ、みこちはかわいいねぇ、

 A太君もさっさと告っちゃえばいいのに」

 「だから、私たちはそういうのじゃ…」

「あー、はいはい、そうだね〜」

 「ありすちゃんこそ、涼介くんとどお?

  付き合って1ヶ月くらい?」

「そうだよー、まあそれなりにうまくいって

 るよ。彼、とってもかわいい」

 「お〜、惚気ちゃって、憎い奴め」

「ならみこちもA太君にもっとアタックしな」

 「そんな勇気ないよ…」

「そう言ってる間にA太君取られちゃうよ

 あの子も結構かっこいいしモテるんじゃな

 い?」

 「え、それは嫌だ、えぇ、めっちゃ嫌」

「みこち隠すの諦めたな」

 「やだやだやだ、A君が女の子とお付き合い

  とかしちゃうの?ハグとかちゅーとか、

  もしかしてそれ以上もしちゃうの?

  無理無理無理無理、絶対やだ!」

「あ、聞いてないね」

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