第8話
「………………」
「あ、A君〜、待って待ってー!」
「あれ、みーちゃん、友達とは?」
「あー、なんか今日ダメになったみたい」
「そうなんだ」
「そうそう、だから、今日はA君と遊ぶ」
「じゃあかき氷行きます?」
「よし、行こう、早く行かないとかき氷が
解ける前に私が溶けちゃう」
「それは一大事だわ」
「ねえねえ、涼介君ってA君のお友達でし
ょ?ありすちゃんのはなししてる?」
「ん?涼介が?涼介はあんましないかも」
「へー、めちゃくちゃ惚気てるのかと思っ
てた」
「あー、そういうのないね、あいつ、高田さ
んのこと、あの人って呼んでんだよ」
「え、彼女をあの人って呼ぶの?」
「そうそう」
「なんか冷たくない?」
「そんなこと言ったら高田さんだって涼介の
こと彼、って呼ぶじゃん」
「確かに、クール系のカップルな訳だ!」
「なんか変に浮かれてなくてかっこいいよ
ね」
「え、あ、あー、そうだね」
「ん?どうかした?」
「いや?どうもしてない」
「ああそう、あ、お店着いたよ」
「うん、そうだね」
「どうしたの?いつもならやったー!とか言
ってるのに」
「そうだっけ」
「みーちゃん、いちご練乳美味しそうだよ」
「あ、美味しそう!これにする!」
「あ、いつものみーちゃん」
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