第6話

「お、A太!おはよー!」

 「ああ、誰かと思ったら涼介か」

「A太1人なん?珍しー、ついに振られた?」

 「ちげーよバカ、さっきみーちゃんの友達

  と会ったから、そっち行っただけ」

「ふーん、全くお前らは進展しないな」

 「お前には言われたく無い」

「もうすぐ夏休み入るんだからそれまでに告

 っちゃえよ」

 「やだよ、振られたらどうすんの」

「お前まじか」

 「?、なんだよ」

「いやなんでもないわ」

 「なんだよ、気になるじゃん」

「そんなことよりさ、今日の宿題終わってな

 いから写させてー」

 「500円」

「高くね、詐欺だ詐欺」

 「今日の宿題大変だったんだよ」

「くそ、しゃあない、背に腹はかえられぬ」

 「あ、あとお前さ、前貸した1000円も返せ

  よ」

「くそー、覚えてやがったか」

 「今日中な」

「へいへい、わかったよ〜」

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