第一章 虚空

主な登場人物

[牧田恵花(まきたけいか)/エカテリーナ・クラムスキー]


※キャライメージ

 https://kakuyomu.jp/users/Taki_Euclid/news/16818093084801338283


 本作の主人公。

 オーストリア=ドイツ系のハーフの女の子。

 非常に明るく、常に周りのことを楽しくしようと考えている。

 実の妹のように可愛がっていた桐原氷樹の妹、麻世が命を絶ってしまったことで深い悲しみに見舞われた。とても立ち直れそうになかったが、みんなの心を救おうと立ち上がることを決意した。



[桐原氷樹(きりはらかずき)]


※キャライメージ

 https://kakuyomu.jp/users/Taki_Euclid/news/16818093084801664323


 中学時代は生きる気力も目的も失っている毎日だったが、高校に進学してからは恵花をはじめとする周りの友人に恵まれ、これまで灰色だった世界に彩りを見出すことができた。

 同じ学園の後輩である麻矢と想いを通じ合い、付き合うことになった。人を好きになることの素晴らしさを知った氷樹だったが、実の妹である麻世によってその仲を引き裂かれた上、彼女が自分を愛してしまっていることに愕然とする。

 そして彼女の気持ちが二度と揺らがないことを悟り、彼女と生きていく決意をしたものの、麻矢への想いが立ちきれず、最後には麻世を自殺という形で失ってしまった。

 氷樹は彼女の死に絶望し、再び生きる気力をなくしてしまった。



[桐原麻世(きりはらまよ)]


 故人。享年十四歳。

 氷樹の妹で、非常に容姿端麗な美少女だった。

 実の兄である氷樹のことを盲目的に愛し、親友だと思っていた麻矢が氷樹と付き合うということを知ってからは態度が豹変、彼女と絶縁し、徹底的に攻撃した。

 自分以外の氷樹の周りの女子へは異常な敵対心を持っていたが、例外的に恵花のことは大好きだった。

 最後、麻矢に氷樹のことを解放してほしいと訴えられ、実の兄妹である氷樹とは決して結ばれることはないのだと悟ってしまう。絶望した彼女は最期に自らの手首を切って命を絶った。



[立花麻矢(たちばなまや)]


※キャライメージ

 https://kakuyomu.jp/users/Taki_Euclid/news/16818093084801845328


 氷樹と同じ学園の中等部に通う二年生。心の優しい普通の女の子。

 氷樹の元恋人で、小学校時代から彼に憧れていた。そんな憧れの彼と想いを通じ合い、恋人となることができたのも束の間、氷樹の妹の麻世に絶縁され別れさせられた。

 その後、氷樹が麻世のことで苦しんでいるのを見て、麻世に対して氷樹を解放してほしいと訴えかけた。

 しかし、その翌日に彼女が命を絶ってしまい、彼女の死の責任が自分にあると大きな十字架を背負うことになってしまった。



[天女目翠妃(あまのめさつき)]


※キャライメージ

 https://kakuyomu.jp/users/Taki_Euclid/news/16818093084802054665


 見た目はメガネをかけた落ち着いていそうな文学少女の雰囲気だが、中身は人見知りでおどおどした性格をした女の子。

 恵花とは仲が良く、いつも一緒にお昼ご飯を食べている。彼女の行動に振り回されていることも多い。

 氷樹が実の妹である麻世に求愛され、恋人の関係を強いられていることに強い懸念を示していた。そのことで親友の恵花とも仲違いをしてしまうこともあった。



[白峰かえで(しらみねかえで)]


※キャライメージ

 https://kakuyomu.jp/users/Taki_Euclid/news/16818093084802261504


 成績優秀で星蹟学院理数科の特待生として入学。お淑やかな性格をしているお嬢様風の女の子。男子から人気がある。氷樹と同じ中学出身。

 実の妹である麻世に恋人の関係を強いられている氷樹に心を痛め、とても心配していた。



[木下祐輔(きのしたゆうすけ)]


※キャライメージ

 https://kakuyomu.jp/users/Taki_Euclid/news/16818093084802408077


 氷樹の中学時代からの友人。

 クラスも部活も一緒で、よく氷樹と行動を共にする。氷樹の良き理解者。



[宝条紫(ほうじょうゆかり)]


※キャライメージ

 https://kakuyomu.jp/users/Taki_Euclid/news/16818093084802807368


 撞球部マネージャーの一人で、氷樹に夢中で強く惹かれている。

 氷樹のことを想うあまり、好きになってくれるのなら身体の関係を結んでもいいとまで思っている。しかし、そのことを懸念する翠妃やかえでたちとの間に軋轢が生じた。

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