ごきげんよう、完結おめでとうございます、楽しませて頂きました、ありがとうございました。
ゲーム名はそのまま安楽死のANNRAKUでしたか……。
医療技術の応用どころか、医療設備そのものだったんですね。
治療用機器ではなかったようですが。
プレイヤーは治癒の見込みのない病魔に侵されていて、安楽死を望む際にゲームをするように、自分自身を殺す行為をしていたのですね。
治癒の見込みがないから、絶望。
ゲーム人口も、そんな難病に侵されて安楽死を望んだ人の数だったのですね。
ここまでのゲームクリアに真剣に取り組む主人公を描く筆致が、刻々と命の終わりに続く描写だと思うと、いっそう恐ろしさと寒々しさを感じてしまいました。
GOD:KのKがカシマさんだということは、ラスボスの顔はカシマさんそのものだったのかも知れませんね。
空恐ろしさを感じさせるとても素敵なSF掌編、本当にありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ご機嫌よう、いらっしゃいませ。
完結をお祝い下さり、誠にありがとうございます。
おだ様の予想通りの、残酷な真実なのでした。
終わってから主人公の些細な心の動きの意味が
伝わったらな、とか思っています。
あの一歩一歩の見え方がガラッと変わったらな、とも。
ちなみに『GOD:K』は『神:経』でもあったり。
でも、病気の安楽死でこのプレイ人口は多過ぎません?
もし、これを患者でもない志願者も使用出来る
世の中になっていたとしたら……?
どうでしょう、もう一段恐ろしくなりましたか?
水棲虫。
この度は『ラストに余韻がある作品』の企画にご参加いただきありがとうございます。
秀逸なオチですね。ゲームクリアで死ぬというのは予想していましたが、まさかそれを望んでいるとは思わなかったです。再読はこわすぎてまだ出来ません。
『ゲームオーバー』はオススメしない、とか、口コミがあることとか色々想像すると、更にこわくなってきます。
でも何よりこわいのは、ゲームクリアを懸命に目指すに至らせた『残酷な現実』なのかもしれませんね。それが、病気なのか、貧困なのか、若さ故の一時の憧れなのかはわかりませんが……
凄い! この一言です。
完成度の高い作品を読ませていただきありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
素敵な企画を立ち上げて下さり、
こちらこそありがとうございます。
どの程度予想出来るように匂わせて、どの程度伏せるのか
苦心しましたので、そう言っていただけると
報われる思いです。
戻ってきた彼らは一体、何処までクリアしたんでしょうね?
あれだけのプレイ人口があるわけですから、
単なる医療上の措置ばかりではないと思うと……。
あの医者だって真っ当な医者、施設か分かりませんし。
お褒めに与り光栄です。
お読み下さり、誠にありがとうございました。
水棲虫。