僕のもの

柊「あーー!! 1時間並んで買った今一番人気のプリンがない!!! 金曜の夜のデザートにとっといたのに!

 樹さん、俺の分も食べたでしょっっ!!?」

樹「……バレた? んーーーごめん!! 好きなんだよねプリン♪ それに、昨夜どうしてもお腹すいちゃって我慢できなくて」

柊「……ひどい……樹さん、そんなひどい人だと思わなかった……」

樹「ごめんって……今度山ほど買ってくるから。

 それに、君はもうとっくにわかってると思ったんだけどな」

柊「……(じろっと睨む)何をですか」

樹「(柊の腰をぐっと引き寄せ、耳元で囁く)——『君のものは僕のもの』って。

 ……そうだろ?」


柊『(真っ赤になる)……こういう甘さにすぐ丸め込まれる俺のバカ!!!』


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