第3話 かしあいっこ
「それじゃあ行ってきまーす!」
「はい、行ってらっしゃい。」
今日はちはるちゃんの家に遊びに行く日!次の日にちゃんと話して朝に行くことにした!
「えっと家はここかな?」
家が近くて良かった〜。それにちゃんと分からなくなりそうなことを聞いておいてよかった。連絡帳に書いたまんま出しちゃって先生に『?』って書かれちゃったけど。
「時間も多分大丈夫だよね。」
お父さんが約束の時間に遅れるのは絶対にしちゃいけない。それに早すぎても迷惑だから約束の時間の5分前くらいに行くようにするといいよ。と教えてくれたのでその時間どうりに来たけど…いいよね?
ピーンポーン
「えっと、おはようございます。」
「おはよう。君が千春の友達かな?」
「は、はい、大宮大輝です。」
「そんなに緊張しなくてもいいのよ。ほら上がって上がって!千春なら部屋にいると思うわ。」
「はい。えっと、ありがとうございます。」
「どういたしまして。あら、怜起きたの?」
「ああ、母さん。おはよう。その子は?」
「前に千春が話してた大輝くんよ。」
「ああ!君が大輝くんか!よろしくね〜。」
「えっと、はい。」
ちはるちゃん、お兄ちゃんがいたんだ。背高いなぁ。それにかっこいいなぁ。
「ほら起きたならご飯を食べる!早く行きなさい!」
「へいへい。それじゃあまたね。大輝くん。」
「は、はい。」
「うちの怜がごめんね。千春の部屋なら2階にあるからね。『千春の部屋』って書いてあるからわかると思うわ。」
「分かりました。ありがとうございます。」
「いえいえ〜。ごゆっくり〜。」
ちはるちゃんも2階にいるのかな?呼んでみよっと。
「ちはるちゃーん!おはよー!」
「ええっ!だいきくん?あっ、もう時間じゃん!ごめん、ちょっと待って!」
「え?あ、うん。」
大丈夫かな〜?なにかさがしてるのかな?待ってよーっと。
「ご、ごめん。入っていいよ。」
「はーい。おはよー、ちはるちゃん!」
「お、おはよー。」
「すごいきれいなお部屋だね〜。」
「そ、そう?ありがとう!」
「どういたしまして〜。あ、あれこの前読んでた本?」
「そ、そう!他にもここにいっぱいあるよ。」
「うわ〜。すごいね〜。本がいっぱいだ〜!これ全部ちはるちゃんのなの?」
「ううん。お母さんも本を読むからお母さんの本もあるよ。」
「そうなんだ。ちはるちゃんの本はどこにあるの?」
「ここにあるよ。だいきくんが読みそうな本もあるから教えてあげる!」
「ほんと!?ありがとう!あっ!僕もちはるちゃんが読みそうな本を持ってきたんだ〜。」
「え、あ、ありがとう!これとか面白そう!」
「それはお父さんがもっていってみるといいかもねって教えてくれたやつだ!『らぶろまんす』ってやつらしいよ。」
「へぇ〜そうなんだ!じゃあこれとあとだいきくんが好きな本借りてもいいかな?」
「いいよ〜。うーんとじゃあこれ!『星の王子さま』っやつなんだけどお父さんに買ってもらってよく読んでるんだ〜。」
「面白そうだね。えっとだいきくんはどんなのが読みたいかな?」
「うーん。僕もちはるちゃんの好きな本を読んでみたいな。」
「え、じゃあこれとこれかな?特にこの本は何回みても面白いんだよ!もう1つの方も最後が面白いんだ〜!」
「ほんと!じゃあその2つ借りていいー?」
「う、うん!いいよ!」
「やったあ〜!お母さんにはお昼くらいに帰るって言ってるけどまだお昼なってないしここで読んでもいいかな?」
「うん!わたしもいっしょに読んでいい〜?」
「うん!」
さっそくちはるちゃんに貸してもらった本を読もーっと。題名は「時給100円の天使」どんなないようなんだろう。でも面白そうだな〜。
「……」
ペラッ
「……」
ペラッ
「……」
な、なんか、気まずいなぁ。だいきくんずっと本を読んでるなぁ。…気に入ってくれたのかな?『壁ドン』ってなんだろう?ドキドキするのかな?
「……」
ペラッ
「……」
ペラッ
「……」
あ、もうお昼になんなぁ。でも続きが気になるし…。ちょっと早いけど帰ろうかな?
「千春ー!お昼ご飯出来たわよ〜!大輝くんもお母さんに連絡したから一緒に食べましょ〜!」
「はーい!ちょっとまってー!」
「えっと、いいの?」
「うん!お母さんがいいって言ってるしだいきくんのお母さんもいいって言ってるし大丈夫だよ!それに私もだいきくんといっしょに食べたいし。」
「ほんと?じゃあせっかく作ってくれたし食べようっと!」
「うん!」
階段を降りるとすごいご飯があった。
「お、おいしそう!」
「本当?そう言って貰えて嬉しいわ〜。」
「はやくたべようよ!」
「はいはい、それじゃあ『頂きます。』」
「「いただきます!」」
「そういえばれいにぃは?」
「怜なら女の子と遊びに行くってどっかに行ったわ。」
「れいにぃさんってちはるちゃんのお兄ちゃんのこと?」
「うん。すぐどっかに行っちゃうし私のおかし食べちゃうしひどいんだよ!」
「そうなんだ。でもきょうだいがいるっていいなあ〜。」
「だいきくんはひとりなの?」
「うん!僕とお父さんとお母さんの3人だよ!」
「へぇ〜。」
ちはるちゃんお兄ちゃんのこといろいろ言ってるけど本当は大好きなんだろうなぁ。
「…なんかヘンなこと考えてない?」
「か、考えてないよ!」
「本当!本当だよ!」
「あはは、じょうだんだよ!」
「もうー!ちはるちゃんー!」
「ふふっ、仲が良いわね。」
楽しいお昼は始まったばかり。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
できる限り皆さんを焦れったくさせてやろうと思います。応援よろしくお願いします!
初めての感想、いいね、レビュー、ありがとうございます!感想はしっかりと返していきますので応援よろしくお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます