第1章 小学生時代編

第1話 初めての出会い


「それじゃあ行ってきます。」


「大輝ー!今日は雨が酷いのよ?車で送ってあげるから待ちなさーい。」


うわっホントだ。本とかいっぱい持って帰ってるからそれはうれしいな。


「あと5分くらいで準備が終わるから、忘れ物がないか確認しておきなさい。」


「はーい。」


忘れ物はないかな?宿題もちゃんとやったし大丈夫!


「準備に時間かかっちゃってごめんね。忘れ物はない?」


「うん!お母さん!なかったよ!」


「なら大丈夫ね。それじゃあ行きましょ。」


「そういえばお父さんは?」


「あら、お父さんは今日は早く出ないといけないって言ってたわよ。でもその分早く帰ってくるかもって言ってたわね。」


「ホント?やった〜!今日はお父さんと遊べるかな?」


「あんまり疲れさせてあげないようにね」


「うん!」


「学校に着いたわ。それじゃあ行ってらっしゃい。」


「はーい。行ってきます!」


********************


「大ちゃんおはよぉー!」


「おはよー!こうくん!」


「今日雨だね。外で遊べなくて悲しいな。」


「でも体育館が使えるんじゃないの?」


「ほんとだ!じゃあみんなでドッチボールしよーっと!大ちゃんもくる?」


「今日は昼休みに図書館に行って本返さないと行けないから。また今度でいーい?」


「分かった!また今度な!おーいひろー!今日みんなでドッチボールしよーぜ!」


こうくんはみんなを誘いに行ったね。宿題とか先に出しておかないと忘れるし早く出しちゃおう!


「あ、大ちゃんおはよー」


「あ、かほちゃん!おはよー。そういえばもうすぐお姉ちゃんになるね。弟?妹?」


「弟!早く会いたいなー。」


「かほちゃんがお姉ちゃんって面白いね。」


「なんでよ!大ちゃんひどーい。」


「あはは、じょーだんだよ。じょーだん。」


「あ、かほいるじゃん。今日ドッチボールやらね?男子もほとんど誘ったし女子もどう?」


「やるー!今日こそ勝ってやる!」


「負けるかって!じゃあ昼休み!忘れんなよ〜!」


「もちろんよ!それじゃあ大ちゃん、またね。」


「うん!」


えっと宿題を出してっと…今日の1時間目は算数かな?計算あんまり好きじゃないんだよなぁ〜。


「はーいみんな席に着いてくださいねー。朝の挨拶を始めますよー。」


********************


うう〜まさか算数が2時間もあるなんて…。やっと4時間目が終わったから次は給食だ!いっぱい食べるぞ〜。今日の給食は……デザートにヨーグルト!?余るかな?ジャンケンで勝てるかな?


「あら、ヨーグルトが一個余ってるね。欲しい人〜!」


「「「「「「「はーい!」」」」」」」


「あら、そんなに?なら最初は先生に勝った人が前に来るようにしてね。それじゃあ最初はグー!ジャンケンポン!」


「あ、あいこかー。」


先生ジャンケンすごく強いんだよな〜。


「あら、勝った人は4人ね。なら今度は4人でジャンケンしてね。」


「「「「さーいしょーはグー!ジャンケンポン!」」」」


「やった〜!あたしが勝った〜!」


かほちゃんの勝ちかぁ、ジャンケン強いなあ。あ、こうくん悔しそう。


「ドッチボール覚えてろよ〜。」


「ふん。あたしがドッチボールも勝つもん!」


「ごちうさまでした!」


「あら、大輝くん食べるの早いわねぇー。」


「大ちゃんずるい!」


「えへへ〜。」


給食の時間も終わったし図書室に行こーと。


「失礼します。」


「はい、いらっしゃい。」


「本を返しにきました。」


「はい分かりました。」


今日は何を借りよっかな〜。あ、あれ借りようっと!


「あ、あの、こ、こんにちは。」


「あ、おはよ………こ、こんにちは。ど、どうしたの?ちはるちゃん。」


うう、間違えておはようって言っちゃった。ギリギリだし、まあいいよね。


「えっと本を借りようとしたら、だいきくんを見かけて、」


「そうなんだ。どんな本を借りようとしたの?」


「えっと、この本を……」


「え、こんな難しい本を読めるんだ!すごいね!」


「えっと、ありがとう。えへへ。」


「それじゃあ僕は本を借りに行くね。」


「えっ、あ、待って、」


「ん?どうしたの?」


「えっと…あの…その…」


どうしたんだろう。


「きょ…今日は…い、いい天気、だね。」


あれ?今日雨じゃないかな?


「……?…!あ、えっと、今のは、違くて、言い間違えたの!」


「凄い顔赤いけど大丈夫?」


「だ、大丈夫だから!き、気にしないで!そ、それじゃあ、またね。」


大丈夫かな〜?熱があるようには見えなかったけど。


「あ、もうすぐ昼休み終わるじゃん。早く戻らないと。」


「くっそ〜昼休みの時間短い〜。」


「そうそう!2時間くらいあってもいいのにね!そしたら勝ってたのに!」


ドッチボールの結果は引き分けみたいだな〜。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ちなみに作者が小学校の頃にハマってた本は黒い本と○○のサバイバルと王様ゲームです。小4くらいからは僕らの七日間戦争買ってもらって読んでましたね。懐かしいね。

みんなも是非小学校の頃に読んだことある本を教えてくださいね。


明日の6時に次話を投稿します。


できる限り皆さんを焦れったくさせてやろうと思います。応援よろしくお願いします!

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