昔から仲のいいあの子と結ばれるまで

華ノ木

第0話 ある家族の幸せな会話


「ねーねーお父さん。お母さんとはいつ出会ったの?」


「どうした小夏、いきなりそんなこと聞いて。」


「僕も気になるー。」


「春樹まで。一体どうしたんだ?」


「お父さんたちってずっと仲良いよね。だからなんでこんなに仲がいいんだろうって思って。」


「なるほどなぁ。」


「あたしもあたしも!お父さんとお母さんが喧嘩しているの見たことなーい。それで初めて会ったのはいつ?いつなの?」


「初めて会ったって言われたならホントにちっちゃい頃からだな。」


「そうなのー?」


「うん、そうだよ。でもその頃はあんまり喋ることは無かったかな〜。」


「大輝くんは昔は人見知りだったからね〜。」


「なんだ千春、いたのか。」


「懐かしいわね〜。喋り始めたのって小学校くらいじゃなかったかしら。」


「そうだな。あの頃から外で遊ぶよりも中で本を読んでるのが好きだったからな。急に話しかけられた時はびっくりしたよ。」


「あの時の慌てっぷりは今でも覚えているわ。…ふふふっ。」


「思い出し笑いって。そんなに変だったかなぁ〜。」


「お昼休みの時間に話しかけたらまさかの『おはようございます』よ。あれは笑わずにはいられないわよ。」


「あはは、お父さん変なの〜。」


「お父さん変だ〜」


「ぎ、ギリギリ言ってないから!というか君も君で同じようなこと言ってなかったかな?」


「な、なんのことかな?」


「まさか最初に話した時に『いい天気だね』って来るとは思わなかったよ。…外は大雨だって言うのにね。」


「……………」


「それに気づいた時のあの恥ずかしそうな顔は今でも忘れられないよ。」


「……ぅぅう///」


「ふふっ、随分と恥ずかしいようだね。」


「大輝くんがそんなこと言うからでしょ!?…なんで覚えてるよのよ〜。」


「君との思い出を忘れるわけないだろ?」


「大輝くん…」


「千春…」


「仲いーねー。」


「ね〜おねーちゃん。」


「ほ、ほら!学校あるんでしょ!早く行く!」


「はーい」


「はーい!」


「「それじゃあ行ってきま〜す!!!」」


「「行ってらっしゃい。」」


「小夏ももう4年生、春樹ももう2年生か。子供の成長は早いねぇ。」


「そうだね。4年生、ちょうどさっきの会話がそれくらいじゃなかった?」


「あの2人が恥ずかしい目にあった話ね。そのくらいだったなぁ。」


「わざわざ言わなくていいわよ。早く忘れてちょうだい!」


「ははは、いくら可愛いお嫁さんでもそれは無理だなぁ。っと僕もそろそろ仕事だな。行ってきます。」


「行ってらっしゃい」


「…今日はいつものハグはないんだね。」


「朝意地悪した罰です。今日はしません!」


「明日はしてくれるということだね。…それじゃあホントに行ってくるね。」


「いちいち揚げ足を取らなくてもいいのに。頑張ってね。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


というわけでラブコメにハマったのでラブコメも書こうと思います。できる限り皆さんを焦れったくさせてやろうと思います。応援よろしくお願いします!


1時間後に第1話を投稿します。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る