(三)-8

 駅へ向かう手前の、河川敷と並行に進む道を西へ向かって歩き始めた。

 僕たちは歩いているとき、黙ったままだった。

 こんなとき、何を話せばいいんだろう。花火のこと? 学校のこと? 部活のこと? それとも俺たちの今後のこと? 俺たちの今後って? それってまさか、結婚……?! いや、それはまだ早いだろう。でも付き合うことになったとしても、何をしたらいいのか。デート? それだけ? いやそれだけではないだろう……。であれば、一体何をするのか……。


(続く)

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