【カクヨムコン9】暗黒神降臨

 今回のカクヨムコンも、そろそろ読者選考期間後半戦ですね。皆さん、おつかれさまです。

 ミナキマサオの長編は、順調に埋没中です。(シリーズものの続編だからかな……などと言い訳を探してみる。)

 短編は、ミナキにしては珍しく、そこそこ踏みとどまっていましたが、やっぱり短編は日々新しい小説ががんがん投稿されるためか、ずるずると下降中です。

 どうも心臓に悪いですね。ランキング表を見たら落ち込むだろうなとわかっているのに、つい見ちゃう。もう「順位が上昇しました」という告知が来たときだけ見ることにしよう。宣言。さあ、宣言したからには実行しろよミナキ。その方が楽だぞ。

 ちなみに長編のランキングは、もうとっくに見なくなっております♪


 一方、日ごろから交流させていただいている作家様の小説、センエツながらレビューを書かせていただいた小説も、順位がちょっと気になったりします。やっぱり皆さん、いいポジションにおられるんですよね。実際おもしろいし。自分がレビュー書かせていただいた小説の順位が上がっていると「よしゃ!」になりますし。ぜひぜひ皆さん読者選考突破していただきたいものです。


 とはいえ。

 やっぱりカクヨムコン、なかなかしんどい気持ちになります。

「今回は、期間中に新作長編を投稿しないでおこうかな。その方が気持ちがラクかな」

 ……なーんて思っていたのですが、やっぱりそれなりにしんどくなっております💧

 ときに、「あーあ」な気持ちになっちゃったりとか、落ち込んだりとか。

 今回もミナキマサオの心に暗黒神が降臨です。

 皆さん、こういう気持ちになることないんだろうか。どうやって乗り越えておられるのだろうか。それとも、ミナキマサオだけが不心得な小心者なんだろうか。……なーんて思っている最近。


 いっそ来季のカクヨムコンは不参加にしてみようか。

 ……ごめんなさい、嘘言いました。こんなこと言っておいて、来シーズンもしれっと参加しているかもしれません、ごめんなさい。


 読者選考期間はまだまだ続きますが、ミナキはちょっと拝読ペースを落として、長編を2本ばかり書きかけております。

 あ、もう今回のカクヨムコンには出しませんよ。まだ完結どころか完成の見込みはないので。

 片方は、「Joker Bullet」の続編で、今度は明るいノリになる予定です。もう片方はまったく関係ないシリアスで重めの話です。どちらもいつ出来上がるのかは……さあ……そもそも公開できるのかどうか……さて。

 片方は明るいノリで、片方が暗いノリなので、ミナキの気分によって書き分けております。よって、どっちも書きかけ。明るく書けそうなときはそっちを、気分が沈んでいるときにはあっちを。そんな風に。ミナキは感情が乗らないと、自分が構築する世界に同化して入り込むことができないのです。最近はちょっと落ち込むことが多く、シリアスな話の方が進み……進んでるか? 亀の歩みのような気がするんだが💧 いやそれでも、数行ずつでも前進は前進だ、うん。そう思うことにしよう。まず絶対的に、執筆時間そのものを確保するのが至難の業だとしても。


 サイトに投稿するようになってから思う。誰かが読んでくださって、感想をくださることは、とても嬉しいし、ありがたいことだ。でも、ほかの方の小説を拝読して、これはおもしろいぞと衝撃を受け、ひるがえって自分の出来とついくらべてしまうのは、なかなかしんどいものがある。しんどかったら自分の投稿をやめればいい。こちとら素人だ。だけど、「自分はこんな風に感じることがあるのだけど、こんな気持ちを小説にしてみたのだけど、どう思う?」というのを、誰かにたずねてみたい気持ちは否定できない。


 真剣に作家を目指しておられる方も大勢いらっしゃるだろう。ご自身の小説を徹底的に分析して「もっと売れるには」を日々検討しておられる方もいらっしゃるだろう。そんな中で自分は、ただ吐き出したい気持ちを綴っている。私の場合はそもそも、売れたいという大望のもとに書き始めたわけじゃない。サイトに投稿してみようかという気持ちが起きる前から、自分の感情や思考をフィクションに託して吐き出してきた。コンテストがあろうがなかろうが、吐き出したい気持ちがあるんだ、しょうがねえやな。だったら他人と比較してガタガタ言うんじゃないよ。締め切りや文字数制限があるわけじゃないんだ、だったらもちっと丁寧に書いたらどうなんだい? ……そんな風に自分を叱咤して、背骨を伸ばす。


「あーあ」な気持ちになってしまうのは、しんどいし、他人からは見苦しいことじゃないかと思っている。いけないことじゃないのかとも思う。他の方がこういう気持ちになることがあるのかどうか、わからない。案外自分だけなのかもしれない。できることなら、こんな気持ちになりたくはない。だけど、なっちまうものは仕方ない。それを他人を傷つける凶器にしてはいけないが。暗黒神が降臨したんだから、もうちょっとその感情の中に潜って、芯にあるものを分析してみようじゃないか? モノカキなんだから、その分析はいつか小説の役に立つかもしれねえぞ? ……我ながら因果な性分である。「いつまでもそんな気持ちでいたらだめだよ!」と力づくで自分をポジティブゾーンに引きずり込むのはやめておく。性に合わないことを無理やりやっても疲労が激しくなるだけだ。ネガティブな気分になったのなら、いっそもっとネガティブに浸って、小説のコヤシにしてやるくらいの気持ちでいればいい。


 そんな風に開き直って、今日もワークスペースを開く。ほら、PVが増えている。誰かが読んでくださったのだ。

 これ以上何を望む?


 ミナキマサオ、そんなふうに自戒しなおした夜。

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