楽し恥ずかし自主企画
ミナキマサオ、ついに、ひとつの挑戦を行いました…(オオゲサナ)。
初の「自主企画」立ち上げ、でございます。
以前から「やってみたいなあ」とは思っておりました。しかしなかなか勇気が出ず……。どのくらい集まってくださるものなんだろう? あんまり多いと読み切れないかもしれない……でもテーマを決めて募集するからには、一部なりとも読まないのはもったいない……。
いろいろ考えた末、最初なのだから、まず「本棚企画」とし、企画者は全部は読めないかもしれないよ? というコンセプトにしました。ということは、ご参加くださる方々にも読み合いを求めてはいけませんね。テーマも、それなりに縛って「新型コロナ関連のフィクション」としました。期間も1週間ほどに設定し、今回は延長しないことにしました。
↓URL貼っておきますね。↓
【本棚企画】新型コロナの爪痕
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330663791317965
※現在は終了しております。
新型コロナ、相次ぐ感染者と深刻な症状、パンデミック、ロックダウンやオリンピックの是非、自粛生活、マスク、リモート、一斉休校、品薄になった商品、閉塞した空気感や心理的な圧迫……そういったニュースが続く中、カクヨムサイトのトップでもこうしたテーマのタイトルやキャッチコピーを見かけたことが複数回あり、ああ創作活動も大きな影響を受けているなあ、全部は無理でもいくつか集めてみたいなあと思うようになりました。いつか勇気が出たら、このテーマで自主企画をしてみようと、数か月ゆっくりあたためていた考えです。なかなか踏ん切りがつかなかったのですが💧
なお、今回フィクションに限らせていただいたのは、ノンフィクションを受け入れるときりがなくなってしまうと思ったからです。新型コロナについて、エッセイなどで実経験や変化した日常や見解を語っておられる方、たくさんおられるのではないでしょうか。医療関係の作家様もおられるようです。そちらはそちらで興味深いのですが、初めての自主企画ではちょっと荷が重い本数になってしまうように思えたので(ミナキ個人の感覚)、あえて対象外とさせていただきました。
慣れてきたら、もっと気楽に考えられるようになるのかな。
本企画を立てたのが、2023年9月16日(土)。
終了は8日後の9月24日(日)。
終了時点でのご参加は、作品数と作者様ともに 15(ひとり1作品のため)。※ミナキの自作含む。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
読んでくださった皆様(どのくらいおられるのかわかりませんが)、ありがとうございました。
この場にて略儀ながら、お礼申し上げます。
企画が終了しても、企画のページはしばらく残るようですので、興味を持たれた方は上記URLよりどうぞ。
ここでは、ご参加くださった作品ひとつひとつについての詳述は割愛し(書かせていただいたコメントやレビュー等の繰り返しになってしまうので)、企画そのものの感想を述べさせていただきます。
いやあ~、緊張した。
「企画の内容の書き方が甘い、なってない」なんて言われたらどうしようとガクガクしながら(←イクラナンデモ小心スギ)立ち上げてみましたが、反応してくださった作家様方の小説は、どれもこれも面白そう。数が多かったら読めないかも、などと考えておりましたが……せっかくだし、読んでみたい。
というわけで、おそるおそる拝読を始めたのですが……傑作ぞろいでした。3連休があったこと、予定がいくつかキャンセルになって少し時間が取れたことも幸いでした。
まず文章の密度がすごくて、ひとつ拝読して「どひゃー」、ひとつ拝読して「おわおぉっ」、ひとつ拝読して「ああー、なるほど……」……うるさいなあ静かに読めよとセルフツッコミしながら拝読いたしました。
そして、文章から伝わってくる、作者様方の考えというか解釈というか……うまく表現できませんが。自粛期間の閉塞感をそのまま封じ込めたような小説世界を展開された方。この異様な社会のあり方を上手に舞台に取り入れられた方。ステイホームやマスク生活を強いられた心の嘆きに注目された方。いつもと同じ季節のはずだけど、何かがちょっと違う季節、を情感に刻み付けられた方。
そしてなにより……コロナ禍が早く終わってほしいという、切なる願い。あの頃は本当に息がつまったんだという、独白のにじむ文章。早く終わってほしいというのは、あの自粛期間、多くの人の願いだったのではないでしょうか。堂々と引きこもれる方が気楽だという方もおられるかもしれませんが、それにしたって、感染症の恐怖は不本意だったのではないかと勝手に想像しております。
いやいや……カクヨムサイトにはまだまだ、私が存じ上げなかったスゴイ力量をお持ちの作家様方が、たくさんおられますね。私はついどうしても、やりとりの多い作家様の小説を多く拝読してしまうのですが、こうして初めて知り合った作家様の小説を読ませていただくと、また新たな刺激をいただけて、「こういう空気の切り取り方ができるってうらやましいなあ」「これを逆手に取れるって、どういう発想なんだろう」と思うことしきり。うんうん。
こうした経験が少しでも、自分の筆力に反映できればいいのですが。
もうちょっとがんばってみようかミナキ。ただし無理せずに。目の前にはリアル生活があるのだから。
初の自主企画、企画者としてはとても楽しませていただきました。
改めまして、皆様、ありがとうございました。
……けど、さすがにちょっとくたびれました。次に自主企画立ち上げるとしても、もうしばらく先のことにしておこうかな。
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