ネット小説ってムズカしなあ

 こんにちは、ミナキマサオです。一時期、サイトからの撤収も検討していたので、本エッセイも「Joker Bullet ~短編集~」も一旦完結にしたのですが、もうちょっとがんばってみようかなと思って、エッセイも再開します。「Joker Bullet ~短編集~」も、新しいネタがまとまったら、再開しようかと思っております。

 詐欺なことをしてしまい、いろいろな方にご迷惑をおかけしてしまったことをお詫びいたします。すみませんでした。


     〇


 さて、ワタクシは現在「ガラス細工に雨は降る」という長編を順次投稿中であります。読んでくださっている皆さん、「そのうち読んでみようかな」と検討してくださっている皆さん、ありがとうございます。


 ……まあ、そうだろうなとは思ってはいましたが……自覚はありましたが……。久しぶりに投稿してつくづくと思ったこと。

 ミナキマサオの文体というか構成というか、いわゆる「ネット小説向け」じゃないんだろうな(もしかすると題材もか)。



 以下、拙作「Joker Bullet」シリーズの内容にちょっと触れているところがございます。

 未読の方で「そんなネタバレは嫌だ!」と思ってくださる心清らかな方は、今回はブラウザバックをおすすめいたします。

「未読だけど別にネタバレでもいいや」と思ってくださる器の大きな方は、あくまでも自己責任で、読み進めるかどうかを決めてくださると幸いです。

「もう読んでるよ」というたいへん素晴らしき方には、改めまして、伏して感謝を申し上げる次第です。ありがとうございます。


























 こちらカクヨム様のサイトに登録させていただいてしばらく、ネット小説のナンタルカをまったく知らないミナキは、何本か創作論を読ませていただきました。現在も時折拝読しております。もちろんすべてを網羅したわけではないのですが、それでも多くの創作論で共通して書かれている内容もいくつかありまして、つまりそれだけ重要なことだと教えてくださっているのですが、まず「冒頭のインパクトが大事」ということですね。

 冒頭のインパクト……拙作にはまったくないな(笑)。


 ミナキがシリーズ化を企んでいる「Joker Bullet」は、すごくぶっちゃけたまとめ方をしてしまうと、「ちょっとありそうもないスペックの高校生たちが、世の中の不条理な事件にささやかながら抵抗する」という趣旨です。主人公たちの設定が現実離れしているかわり、彼らが巻き込まれる事件は「日常の中に忍び寄ってくる、いつ誰が遭遇してもおかしくない流れ」を狙っています。そのためか、事件が発生する前に、淡々とした日常をつい書いてしまうのです。1話目から事件を起こしてインパクトを……という構成にすると、その後時系列をさかのぼって「いかに日常からその事件は起こったか」を描写することが必要になってきそうで、そうすると読んでくださる方に時系列的な混乱を起こしてしまいそうだな、という懸念が勝ってしまいます。「そこをうまくやれよ」と言われたら、ひとこともございません💧

 そもそも、こういうテーマそのものもネット小説向きじゃないんじゃないかという疑念もあります。やっぱりファンタジーのジャンルが強いですし。いやミナキの小説もある意味ではファンタジーだけど(どの意味だ?)。


 ミナキの小説はそんな構成なので(現時点では)、最初の数話でまだ事件が発生せず、そういう話運びが好きではないという人はたぶん、読むのをやめてしまわれているんじゃないかと思います。なので、ある程度の山場がありそうなところまでは、早めに投稿してしまいたい。でも毎話山場があるわけでもない。そして1つのエピソードは2千字くらいまでが適当……困ったミナキがよくやっているのが、「山場がありそうなエピソード2、3話をまとめて投稿する」というやり方です。我ながら苦肉の策ですね。


 ほかにも、「1話ごとに起承転結を意識して書く、ヤマ場を作る」という考察も拝見しました。……できてないなミナキ(笑)。起ばっかりとか、起承転々々なエピソードならよく作りますが💧


 あと、これもいくつかの創作論で拝読したのですが、「全話一括投稿はやめとけ」というものです。しかしミナキマサオは、現在の自分の手法であれば、むしろ全話一括投稿して、一気読みできるような態勢を整えた方がいいんじゃないかと思うことがあります。毎回毎回山場があるわけではないので。……暴挙でしょうか。一度やってみたい気がしないでもないです。ただ、それができないのは……誤字脱字及び文章の抜けの恐怖です。投稿予約時間できるだけぎりぎりまで読み返して「ああ~誤変換あったぁ~まだ間に合う!」とかやっていますので……一括投稿はコワイ。でも実験してみたい。構成とかテーマとか文体によっては有効な場合があるんじゃないか……せめぎあっております。



 ……オチがないな。

 まあ、いろいろ難しいものなんだな、ということで。

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