カブトムシの悲劇 ※閲覧注意

注意:虫とか苦手な方は、今回は読まずにパスしてください。お食事中の方にもオススメできません。グロいのが苦手な方も、やめた方がいいかも……。


 先日、ちょっと気味の悪い物を見た。

 カブトムシのオスの頭部が、頭部だけが、風に吹かれてころころと転がっていくのである。


 なにこれ。

 カブトムシの打ち首獄門というのは初めて見た。なんでこうなってるの? ていうかなんで、この季節にカブトムシが?

 疑問はつきない。

 カブトムシはどうやらカラスが天敵らしいので、そのあたりにやられたのかなと思う。

 気になったので、スマホの電波先生に質問してみた。


 似たようなものを目撃して、質問した人はほかにもおられたらしい。

・カラスなどの鳥に食われた:頭部が残っていたのは、飲み込むのにツノが邪魔だからかな?

・カブトムシ同士、あるいはクワガタとの闘争でやられた:ええっ!

・死期が近づくと体液が失われていき、干からびて取れやすくなる:ぞぞぞ

 ……など、考えられる要因は複数あるらしい。ナルホド。


 けど、今4月だぞ? なんでカブトムシが? カブトムシって越冬するんだっけ?

 ……これもスマホで電波先生に聞いてみた。

 カブトムシは、幼虫なら越冬可能。成虫は、ごく例外的な条件がそろった場合を除き、基本的に越冬できないらしい。


(調べた内容をかいつまんで記載しているだけなので、気になった方は各自で調べてみてください)


 え? ……じゃ、なんで今、ここに首が……?


 思い至ったのは、数日前、信じられないくらい気温が高かったこと。ちょっと気持ち悪かったほどだ。もしかして、カン違いしちゃった個体が、地中から出てきて成虫になってしまったのでは……。

 ミナキマサオのようなあわて者は、どこの世界にもいるということか。しかし、このあわてぶりが致命的だったわけだ。気をつけたい。

 ……いや、推測にすぎないんだけどね。

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