S14 神樹 2月4日

――ギルドハウス:カンターレ――


アリシア「すっかり忘れてたんだけどよ」


リモ「私に金貸したことか?」


アリシア「そんなこと1回もないだろ。オリジンクリスタルそういやあるんよな。なんか願い事とかある?砕かないといけないけど」


旗風「ないかなあ……。それなりに経営も順調だし」

リモ「ギャルのパンティが欲しいな……」

ヴィオ「アリシアの酒癖がなくなりますよに。でいいわよ」


アリシア「リアルと違って酒に楽しく酔える喜びを奪わないでくれ……」


ソメイユ「なんかいつの間にかついちゃった脱ぎ癖治した~い、とか~?」

ヴィオ「あ。それ私も」


アリシア「呉羽、お前にはオリジンクリスタル渡して奴隷解除しようとしたけど、あれどうだったんだ?」


呉羽「ダメだったよ。既にステータスに記入されてるものに関してはパッシブに干渉できないみたいだ。だから酒癖とかも無理だろうな……」


アリシア「本格的に使い道ねーじゃん……。じゃあ温泉にでも行くか……。温泉なら気も晴れるだろ」


ヴィオ「ステータスに書き込まれてるの酒癖悪いって、称号みたいなもの?」

さくころ「体に異常出てる組は無理でも、一歌ちゃんのメンタルケアとかに使えたりは?」


旗風「それはダメだと思う。存在は変質させれるみたいだから、それ使うと鉱石病に近い症状が出ると思うのよ。メンタルが治ったことにした、とかにされそうで」

呉羽「というより、本人証明に近ければ近いほど干渉できないんだろうな。干渉できるとするならばそれは外部エンジンのようなものだと思う」


さくころ「つくづく不便な代物だ……」

スターライトVSTAR「あー。ソウルジェムみたいな?」

アリシア「あー……」

ヴィオ「結局、そんなわけわからないものに頼らない方がゲームは楽しめるってことなのだわ」


――アシナグループノマチ:紅葉酒場――


▶そこそこ歩いて街に到達しますが、人が少ないように感じますね。初心者のような人間が殆どおらず、10年単位でアイリスオンラインⅢに入り浸ってる廃人っぽい人ばかりが管を巻いています


リモ「初々しいやつがいないなぁ」

チリエ「今回はなんか音のなるやつを見てる人いませんね」


タテワキ「イースト推薦パーティ、カンターレの皆様~!ご準備が出来ました」

タテワキ「そうだね。今はこの辺かな」


アリシア「じゃあこの……この……なんだ?このエクスデスは?」


タテワキ「宇宙の 法則が 乱れる!ですね。依頼人は奥の部屋でお待ちです。カンターレ様を指定しているようでして」


ヴィオ「ご指名だったのだわ」

リモ「有名になったもんだな」

旗風「依頼人の名前は?」


タテワキ「ファーストプリンセス様です。こちらへどうぞ」


ヴィオ「ファーストプリンセス……最初のお姫様?」

アリシア「知らねぇ~……」

リモ「私のお姫様はここかな~?」


――アシナグループノマチ 紅葉酒場:奥――


▶小さい個室に入ると、少女が姿を表します。その顔に君たちは見覚えがありますね


▶さくころ ネットサーフィン

 成功

▶リモ 武道

 成功

▶ソメイユ スポーツ

 成功

▶ヴィオ 新聞

 成功

▶君たちはみんな見たことがありました。女子高生ながら剣道、柔道、弓道で前人未到の3冠を遂げたオリンピック選手の市姫明夏いちひめ めいかですね。ファーストプリンセス、市姫は君たちの顔を見かけると呉羽に向かってテレビの取材でも見たことのないほどの笑みを向けています


市姫「呉羽ちゃん!!!!!最近流行りのアイオン、私も入れたよ!!!!誘ってくれたら良かったのに!!!」


呉羽「ネトゲで身バレするから誘いたくなかったんだけど……。まあもう遅いか……。コレは市姫。世界最強のJKで、私はそのJKに1回も勝てないままオリンピックに呼ばれた負け犬」


市姫「四条呉羽しじょう くれはちゃん!!!!テレビにもちょくちょく出てるから知ってると思う!!」


▶ソメイユ スポーツ[宿題]

 成功

▶旗風とソメイユだけ名前を知っていました。剣道でオリンピックに出場している選手で、6位の成績を収めている選手です。市姫と年齢が近いということもあり一時注目を浴びましたが、文武両道で皆目秀麗でもある、マスコミの市姫フィーバーの影に隠れて次第に報道されなくなっていきました


ソメイユ「あぁ~、なるほど見たことある~。そっか~、そうだったんだね~」

旗風「そりゃ強いね」


呉羽「特訓も兼ねてやってたんだけど……、市姫来たんだったら意味ないじゃん……」


リモ「私はヒロイン枠だな(納得顔)」

ヴィオ「じゃあ私は6位と手合わせして……何もできなかったということなのね……世界の壁は高いのだわ」


市姫「あのねあのね!私の周りで今勇者システムが流行ってるらしいの!!私も神樹に認められたいな!って思って!!」


アリシア「勇者システム……?」

ヴィオ「神樹って何なの?」


市姫「ゆゆゆに出てくるアプリなの。端末アプリに接続すると勇者に変身できるんだ~」

呉羽「結城友奈は勇者であるって作品の話でね……。こいつオタクで……」


市姫「今アイオンで非公式コラボ?みたいなのやってるみたいで、この辺りで神樹があるからせっかくだし呉羽ちゃんと勇者になりたいな~って!」


▶ソメイユ アニメ

 成功

▶勇者システムとは通称「ゆゆゆ」において、神樹と呼ばれる土地神の集合体に選ばれた少女がスマートフォンのアプリを起動することで特殊戦闘服を起動し戦うことが出来るようになるものである。

満開と呼ばれる切り札を使うことで強力な力を更に発揮できるが、散華と呼ばれるデメリットが致命的であることが有名。


アリシア「いやいくらなんでも強くなるって言っても満開はしたくねえな……」

ソメイユ「オリパシーに続いてまた厄ネタだ~」

ヴィオ「非公式コラボってもう怪しさしかないじゃない」

さくころ「そもそも非公式でコラボってあり得るんすか。いやでも自由なゲームを売りにしてるっぽいし、勝手にゲーム内で宣伝みたいなのもできるのか……?」


アリシア「ないことはない……。あのこのはちゃんのENOKIコラボもこのはちゃんに非通知だったみたいだし……」

旗風「どういうことか、葦名のお嬢様に聞きに行く?そんなやばい木とか急に生えてこないでしょ」


――アシナグループノマチ 地下闘技場:偉い部屋――


▶君たちの顔を見たセバスは無言直通で通してくれます。ソシャゲをやっていたらしく、爆音で女の子の声が響いているのをスマホごと放り投げて破壊してこれみよがしに座り直します


葦名「深層ネトゲの最強お嬢様に何か御用ですの?私も忙しいので、要件があるなら早くしてほしいですわ」


リモ「マジカルちんこ嬢だ!!!!!!!」

アリシア「や、なんか最近ゆゆゆコラボがこの辺で起きてるらしいんすけどご存知ないっすか」


葦名「そんなロリと合法的になんとか出来る案件は皇……アイオンだと禁止になってますわね。今の時代三次元ポルノに厳しいですから、明らかに年齢設定が18以下の対象とはコラボ出来ないことになってるんですわ」


ソメイユ「ちゃんとしてるのかしてないのかわかんないね~」

ヴィオ「じゃあ…神樹とかいう変な木が生えてきたとかの噂は聞いてないかしら?」


葦名「というより私、今最近できた森の調査案件で忙しいんですの!本当にロリとコラボできるんでしたら先に私が囲ってますわ……セバス!」


リモ 「待てセバス!森について教えろ!」


――アシナグループノマチ:闘技場前――


▶気づけば入口に立っています


ヴィオ「また飛ばされたのだわ……」


アリシア「バニー服着てないだけマシだわ。取り敢えず、ゆゆゆ的に森は非常~~~~~にまずい」

アリシア「なんかが攻めてきたときに神樹が守る為に樹海化現象ってのを引き起こすんだわ。ほぼ全てを同化するんだが、その樹海に攻撃を受けると同化前の対象に効果を及ぼす。勇者に対してはこれは無効化されるみたいだが、一般人はそうでもない……。神樹に対して攻撃を起こせばいいから、原理的には人為的に起こせるものだ」

旗風「じゃあ当たりかあ。オリジンクリスタルでお願いしたらその同化とかいうのも誤魔化せそうだし、神樹のとこに行ってなんとかするしかない?」


市姫「闘技場に行くって言うから中まで頑張って追いかけたのに……。気づけば外にいる!やっぱりゲームは凄い……!」


ヴィオ「もう面倒だから森を燃やさない?なんとかのユウガの時ほらできなかったからチャンスなのだわ」


アリシア「いや、樹海化現象の森は厳密は森じゃない……。建物や人を植物に変換してるだけだから、燃やすと俺ら大量殺人犯だぞ」


さくころ「同化ってそういう意味かよ!えっっっっぐ」

ヴィオ「あー面倒なのだわー!!」


呉羽「ならバーテックスに相当するもの……バーテックス……ウイルス……あっ」

呉羽「おそらくだが……何とかして神樹をオリジンクリスタルによって作成し、既に鉱石病にかかっている初心者を神樹の近くにおびき寄せることで意図的に樹海化現象を引き起こしている……と思う」


アリシア「碌なことしねえな。意図がわからん」

市姫「取り敢えずバーテックスをボコればオッケー!!私こう見えても強いんだよ??よゆーよゆー!」


アリシア「知ってます知ってます……。勇者以外は入れないのはオリジンクリスタルで誤魔化せばいけるか……。これ俺らの仕事じゃないだろ」


――神樹の樹海――


▶行くまでの道の途中、おそらく現在鬱蒼とした樹海になっているこの場所は新規ユーザーの少数が作っていた村「メカクシヴィレッジ」と呼ばれる場所だったと推測できました。

入口の当たりで出撃を企てていたのだろう冒険者の形のまま、蔦に覆われて森の一部と化しているものなども見かけ、少しづつ範囲が広がっているのだろうと感じました。


アリシア「取り敢えずあつまれ~」


▶アリシアはオリジンクリスタルを砕き、勇者システムの無効化を宣言して自分たちにふりかけます


New! ファーストプリンセス 1人に軽減不可固定物理100d100+2000。1回


▶ソメイユ 哨戒

 成功

▶植物をよくよく見ると、人間や家屋の名残のようなものが見えます。確かに本来は村だったようですね


▶ヴィオ 聞き耳

 成功

▶どうやら全員生きているようですね。ですが、時間停止で止まってる上に樹木化が進んでいます。木を斬り払ったりすると冒険者や村民にもダメージが行くと思いました。


リモ「なんだこの進撃の巨人とかで出てきそうな村は……」

ヴィオ「これが同化ってやつ?生きてるっぽいけど、木を切り払ったらダメージ入るのよね?」

ソメイユ「なるほど燃やせないわけだ~」


アリシア「これ戦いになったらめっちゃ面倒だな?」


▶ソメイユ 植物知識

 成功

▶光合成をしているらしく、それによってギリギリ生きているようですね。気候が悪いと枯れてしまいそうです


▶さくころ アニメ

 成功

▶原作通りだとするならば、神樹は人類滅亡の危機に土地神が力を合わせて精霊として少女に力を合わせているものだと思われます。少女な理由は巫女としての役割だからだと思われます


▶ソメイユ オカルト知識

 成功

▶原理的に、オリジンクリスタルを何らかの神様と思われるものに振りかけて変質したものだと思われます。

性質上、オリジンクリスタルは無から何かを生成することは出来ないものだからですね。


▶リモ 哨戒

 成功

▶メカクシヴィレッジは身内の集まりだったのだと思われます。

家だったものの壁に、 俺たち麻溝台最強天下無敵 と書かれていますね


▶さくころ ネットサーフィン

 成功

▶神奈川に住んでいる身内で一緒にプレイをしていたものだと思われます。神樹とは関係なく、たまたま麻溝台という場所に住んでいる人なんだろうと思いました


――神樹の樹海:神樹――


▶奥に行くとかなり大きい木が鎮座しています。その付近に、元が冒険者だと思われる大きめの木がありますが、半端にしか樹木化しておらずなんとか会話ができそうです


冒険者「おい!お前ら……これはどういうことだ?」


アリシア「いや知らんよ……。寧ろなんでこんなとこにいるんだお前」


冒険者「勇者の力も手に入れようと思ったんだよ。じゃあ急にこうだ」


旗風「もしかして……オリパシーとか飲んだ?」


冒険者「飲んだ飲んだ。おかげでずっとチートで遊べてるし楽だよ。お前らもどうだ?というか助けてくれ」


リモ「そのチート能力で自力で何とかしとけ……」

ヴィオ「同感、礼儀知らずだし、そのチートの力でどうにかするのだわ」


市姫「バーテックスですね!!!あなたを殺してこの状況をなんとかします!」


さくころ「待て待て待て待て。人の形してますって。思った以上に脳筋か?これ」

呉羽「そうだよ……」

ヴィオ「呉羽さん、その……市姫さ……ファーストプリンセスってゲーム『は』得意なの?」

呉羽「全然……。脳筋だよ……」


冒険者「は?ってかおいまて」


▶市姫 通常攻撃

 6938ダメージ


市姫「さあ、あなたの罪を数え、それに抗ってみせよ!!!シャイニングバインド!!!」


▶一片の塵も残さず冒険者を消滅させました。すると、何故か市姫にウサメリが飛び始め市姫の姿が消えていきます


ソメイユ「塵も残ってないね~……」

さくころ「あぁ……」


市姫「え、あれ??」


――処理できる以上のエネルギーを感知した為、強制ログアウトを実施しました

――再起動を行います……


▶市姫と冒険者の痕跡が消滅し、代わりに市姫の身体に樹木が巻き付いたような怪しい物体が鎮座しています


樹木「蜀崎オキ蜍輔r陦後▲縺ヲ縺?∪縺」


ヴィオ「ちょっとちょっとちょっとちょっとヤバいわよあの子、って変態したのだわ!?」

リモ「えぇ……?」

さくころ「処理落ちしちゃったかあ」

アリシア「完全にバグってんじゃん……」

呉羽「強すぎたんだなあ……」


▶神樹が光り、樹木が分離し始めます


アリシア「あーやべえやべえ……。これ封印の儀だぞ。カウントダウン始まってミスると神樹がバグる!」

旗風「今私たち、一応形だけ勇者なんだけど……コレ止まる?」


▶戦闘前行動 さくころ サギタアダマス

▶戦闘前行動 リモ リート フラジャイル サプライドロップ 美声 咲きクラ ドラグーンスピア 急に歌うよ[竈、竈、竈、昼目、昼目]

▶戦闘前行動 ヴィオ 猛炎 ヴェルフェン 広き心 エーテル飲み薬 薬の知識 羊羹 早食い

▶戦闘前行動 ソメイユ 蒼星 雪華綺晶 ディストラ 水籠笑彌 夜泉濡 ホープファインド 旦明 ブィストロター


▶戦闘前行動 バグった市姫冒険者 桜花莠檎卆段繝ゥ繝?す繝・(割り込み判定に必ず割り込む。ターン1無視。必中物理11d13)


▶バグった市姫冒険者 

繧キ繝」繧、繝九Φ繧ー繝舌う繝ウ繝(対象1人に魔法11d11の3回)

 76ダメージ

 76ダメージ

 76ダメージ

[ソメイユ:縁故[桔梗館のとある夜]4回]

[繝槭Φ繝峨Λ繧エ繝ゥ繧ケ繧コ繝ゥ繝ウ(割り込み。全体願い魔法14d13)]

 104ダメージ

[ヴィオ:回避珠]

[リモ:厚い薄い本][さくころ:林檎の板2個]

[神樹100減少]


バグった市姫冒険者「繧ィ繝ゥ繝シ縺檎匱逕溘@縺セ縺励お繝ゥ繝シ逋コ逕溘お繝ゥ繝シ荳?豁ゥ隕九※荳画ュゥ陦後▲縺ヲ譯懆干荳画ョオ」


ヴィオ「くっまた、いきなりなのだわ!……ってあーー!」

ソメイユ「うーん……なかなかの無理ゲー感だね~……。はてさてどうするかどうなるか……」


[援軍回復:ジア]151回復


▶ソメイユ メガアンフォームド 足場[フレシアの落とし穴]

[ホープファインド:妨害結界[フレシアの落とし穴]]

[桜花莠檎卆段繝ゥ繝?す繝・]56ダメージ

▶ソメイユ 回避判定[暗転回避]

 成功

[夜泉濡:スクラグス]10ダメージ

[桜花莠檎卆段繝ゥ繝?す繝・]85ダメージ

▶ソメイユ 回避判定[暗転回避]

 成功

[スティンシェイド:インヴィト]

[桜花莠檎卆段繝ゥ繝?す繝・]83ダメージ

[さくころ:例大祭カタログ、ティアズカタログ]

[ブリーナス]

▶ソメイユ モビルビット

[桜花莠檎卆段繝ゥ繝?す繝・]94ダメージ

[さくころ:スライド式携帯電話、ティアズカタログ2個]

[神樹100減少]


▶ヴィオ 回復薬 牛乳 星々のオセラム マージョラム 空振

 通常攻撃[三点バースト、悠久の幻影、弓音x8、瀬音x24、静寂x24、雷汞x8、洋銀x8]

 成功 計1024ダメージ

[エルフラワー:回復薬G]

[ハシゴキャタツ]

▶リモ 通常攻撃[三点バースト]

 成功 計484ダメージ


[まじかるナース:引くこと覚えろカス]

[\u30a8\u30e9\u30fc\u304c\u767a\u751f\u3057\u307e\u3057\u305f(割り込み判定に割り込み。ターン1無視。物理必中20d20)]

 297ダメージ

[さくころ:スライド式携帯電話2個、例大祭カタログ]

▶ヴィオ 通常攻撃[三点バースト、悠久の幻影、弓音x8、瀬音x24、静寂x24]

 成功 計1512ダメージ

[シャイニングエッジ]

 成功 計363ダメージ

[サギタアダマス:ジェラティーナ]

[桜花莠檎卆段繝ゥ繝?す繝・]73ダメージ

[さくころ:例大祭カタログ3個]

[ヴィオ:高い牛乳]

[ラージベリィ]50回復

[ブリーナス]

▶ヴィオ 通常攻撃[三点バースト、悠久の幻影、弓音x8、瀬音x24、静寂x24、洋銀x8]

 計2808ダメージ

[神樹100減少]


▶樹木のきらめきを破壊して、樹海がどんどん元通りに戻っていきます


ヴィオ「…………っっはー!!」


▶焼き付いた銃口を地面に取り落とします


ソメイユ「ありゃ、なんとかなっちゃった。サーシャちゃんすご~い」

旗風「システムだからなんとかなるんだなあ……」


▶メカクシヴィレッジは文明発達が他より遅い代わりに、小さい祭壇と神樹と呼ばれる大きい木の周りにツリーハウスのように点在している村のようですね。今まで家だと思っていたのは全て倉庫のようです。村人と思われる住民や冒険者が次々に君たちに挨拶をして平穏な生活に戻っていきます


アリシア「神樹の防衛機能を利用して、ゆゆゆの設定を悪用したのはわかる。そのためのウイルスが鉱石病なのもまだわからんでもない……」

アリシア「オリジンクリスタルは設定、というよりパッシブデータは書き換えることは出来ない……。とすると……、あの神樹、元は神様ということになる……」

アリシア「NPCには効果を発揮しないから……、神様の存在を認めるようなもんだぞ……」


チリエ「変質した神樹を元に戻すこともできなさそうですね」


呉羽「それより市姫のやつ!あいついないんだけど!」

呉羽「ちょっと見てくる!私の身体アリシアくんお願い!」


▶呉羽は目の前でログアウトしていったので、身体だけ残ります


アリシア「いやいいけどさ……俺そんな信用ある感じ?」


さくころ「ヘタレだと思われてるんじゃね」


アリシア「くっそ……確かにまだ身内に手出してない……と言うか風俗も行けてない……」

リモ「お前もう行く気ないだろ」


旗風「神様がいるにしてもさ、それにオリジンクリスタルキメさせた人がいるってことだよね?やだなあ……」

さくころ「そもそも鉱石病含めて計画的犯行っぽいし、何がしたいんだろうな」


ヴィオ「ふー暑っい……わからないものはまた今度考えるのだわ。それより温泉、温泉に入りたいのだわ」

ソメイユ「オーバーヒートだね~」


スターライトVSTAR「あの、薄着でパタパタするのはやめてもらえると……」

アリシア「慣れる、慣れるんだ……。そのうち眼福だと思えるようになる……」


アリシア「ってかまっちゃそふとのせいでマジで巻き込まれてる感じがする。あいつわかってただろこうなるの!!」


旗風「でも聞きに行きたくないなあ……。遠いし、会いたくないし……」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る