S15 阿頼耶識トキ 2月18日 

――ギルドハウス カンターレ――


リモ(カチャカチャ……)

ソメイユ「エイム力がやっぱり足りないわたしさん~」

アリシア「イカのアップデート楽しみだわ。俺のローラー強化してくれ頼む」

旗風「ゲームの中でゲームするって、凄い時代になったよねほんと」

リモ「なんで店の手伝い私たちがやってるんだ……。あの無能店長め」

ナズナ「やっぱりこういうゲームする人ってもともとゲーマーなんですね。私企画以外であんまりゲームしないからなあ」

ナナ「大丈夫だよ!代わりに色水をいれた水風船がここに……」


▶ギルドハウスにチャイムが鳴り、しばらくしてジアに連れられてスズミがやってきます


スズミ「しばらくぶりだね。今回は君たち指名で依頼をしようと思ってね」


リモ「ご指名いうなご指名と」

リモ「ちょっぴり警戒してしまうだろう」

ソメイユ「染まっちゃってるね~、かわいそかわいそ~……」

さくころ「oh……りもさん」


スズミ「風俗思想に染まりきっちゃってまあ……」


リモ「お前らいつこっちくるの?籍空いてるよ?」

アリシア「寧ろ先にお前がやめて俺の手伝いしてくれよ」

リモ「極稀にしておろうが……」


スズミ「私たち『このは共同墓地』は今アガーテの薔薇冠の領主と裏で軍事同盟を結んでいてね」

スズミ「そこの領主のご依頼で殺人事件を解決してほしいって言われたんだが……。うちの男どもは魔物退治は得意だが人間の惨殺体は無理だと言って聞かなくてね」

スズミ「そこで、労働力をうちが提供する代わりに調査諸々をやってほしいなって思ってね。報酬は領主サマがもらえるものを7:3で山分けでどうだい?勿論君たちが7で」


リモ「金か。やるか」

アリシア「まあいいか……。どっちにせよあの領主さんには事情聞く必要はありそうだけどな。何時からだ?」

スズミ「できれば今から。しきみはいない方が嬉しかったし、こちらとしても丁度いいよ。いると男どもがな……」


――アガーテの薔薇冠:城門――


▶相変わらず厳重な警備と、この間より増えたであろう櫓が平凡な農村を威圧するように立ち並んでいます。年若そうなユーザーがキャッキャしてはいますが、どこか治安が前より悪そうだなあと感じます


アリシア「こんだけ警備してても事件起きるんだな」


スズミ「君たちも来たことがあるのか?あそこの領主はイケメンで、精神年齢が若そうで、私はちょっと居心地悪いよ」


旗風「ちょっとねえ。愛想はいいんだけど不気味ではあったかな」

呉羽「挫折を知らなそうなのはちょっとな……」


――アガーテの薔薇冠 紅葉:奥の部屋――


▶紅葉に入り、スズミがタテワキと一言交わすと、奥の部屋に通されます。

前回と違い、身なりの良さそうな服を着た†魔弾の射手†幽雅が待っています。

君たちを見ると、何処か納得のいった顔をしますね


リモ「あいつなんでうなずいてるんだ?」

アリシア「マジで300万もらったからちょっとこの人こええんだよな……」

独羽「お母さんに説明するの大変だった……」


幽雅「こんにちは。このは共同墓地のみなさんだけだと少し視野が狭いかなと思っていまして。カンターレのみなさんが来ていただけてとても嬉しいです」


ナナ「こんにちは、久しぶりー」


幽雅「早速ですが、本題に入らせてもらいますね。現在、ここアガーテの薔薇冠には殺人鬼が存在しています。アイリスオンラインは運営の都合で法律や秩序といったものが意図的に排除されてはいるのですが、ここはこのはさんの管轄地ですので狼藉は僕としても見過ごせなく。――独自に少し灸を据えてあげようと思っていまして。所謂私刑ですね」


ソメイユ「うーん、とことん治安が悪いね~」

さくころ「そういや前にも殺人鬼みたいな子会った事あったな。治安悪いって言っても色々有るのに、網羅できそうだな」

旗風「巻き込まれる身にもなってほしいよね」


幽雅「ただ、この殺人鬼が少し厄介なんです。犯人の名や素性はわかっています。

椛凪ここなというユーザーで、主に悪人を死なない程度に痛めつけビラを撒き、観衆の目の前で罪を自白させ喉を掻き切って殺すといった方法を好んでやる人物です」


ナナ「思ったより悪い人じゃない……カモ?」

独羽「趣味は悪そうだけどね」


幽雅「秩序がないアイリスオンラインの世界で、処刑は民衆の正しい娯楽になりますから。他ユーザーからの支持もある程度集めていて、必殺仕事人とか影の英雄などと呼ばれています」


ソメイユ「なるほど厄介だね~」

さくころ「というかなんか聞き覚え有る名前だな……」

呉羽「聞き覚えどころか1回戦ったことあるな……」

ナズナ「やっぱり商人ギルドの経験量じゃないですよね??」


幽雅「悪人と呼ばれて殺された人間はその後ログインをしなくなっています。そういう意味でも平和や治安維持には貢献していて、デジタルタトゥーとしてTwitterなどにもガレオスなどの駆け込み寺にリークして徹底的に潰しているようです」


さくころ「熱量がすごいっすね」

ソメイユ「椛凪……椛凪……あ、思い出した、前に戦った辻斬りさんか~。血の気が多いね~」


幽雅「ただ、秩序がないからと言って街中での殺人という不文律を侵すのは彼女も悪人です。説得できるなら街の外でこっそりと暗殺させるか、自分で新しく街を作りそこで治安維持を図ってほしいのです。せめて、このはさんが築き上げたこの街で狼藉を行うのはやめていただきたいのですがこの街は年若いユーザーも多く、悪人の増えるペースというものも減ることがなく……」

幽雅「ほとほと困っています。僕が説得に行くと全面戦争になるとこのはさんに止められていまして……。申し訳ないですが、よろしくお願い出来ますか?」


アリシア「あーなるほどな。ココナちゃんに接触して説得するなりボコるなりして街から追い出してほしいってことか。そりゃあ若い男にはつれえわ」

スズミ「そうだろう?女の子を殴れない草食系男子ばっかりなのよ。良いことだけどね」


幽雅「僕としては死なない程度に拷問して拘束するのがいいと思ったんですけど。――手段はおまかせします。出来れば2日後までに解決をお願いします。この場所でこのはさんのコンサートライブが行われる予定でして」


リモ「なんかよくわからんがジョーカーに手錠かけて牢屋にぶち込んでSMプレイしろってこと?」

独羽「えぇ……」

アリシア「わかったわかった。期待しないで待っててくれ……」


――アガーテの薔薇冠 広場――


アリシア「はああああぁぁぁぁ……。やっぱあの領主こええんだよ。基本思想がココナちゃんと同類」


リモ「幸せ逃げてそうなため息ついてやがる」

ソメイユ「結局かなりの面倒事だったね~……」

さくころ「どっちもやってること私刑なんだよなあ。権力有る方にしか靡けないけど」


旗風「悪人だったら確かにぶん殴って終わり!って感じだけど、聞いてる感じだと寧ろ雑にぶん殴ったら後ろ指を指されるどころか加勢されそうな勢いだったね」


ナナ「街の外でやってねって言えばそれで終わりじゃないの?」


さくころ「いやあ、椛凪ちゃんがそれで聞きそうにないしなあ。自分に理が有ると思ってそうだし」

呉羽「ダメだろうな。処刑をしてると言ってただろう?処刑は言い換えると見せしめで、悪行を減らすためにやってるんだ。街の外でやったらそれはただの山賊になってしまう」


スズミ「指示があるなら私に言ってくれ。ギルメンを指示通りに動かすと約束しよう」

アリシア「何にせよまずはどっかにいるだろうココナちゃんに接触しないとな。花丸貰わないと」


▶さくころ 世間話[宿題]

 成功

▶ソメイユ 罠知識[宿題]

 成功

▶リモ テンプレ察知

 成功

▶ナナ 聞き耳

 成功

▶運営会社の冬泉の評判はライトユーザーには非常に悪く、アイオン内での廃ユーザーに対しては非常に高いです。

法律や制限を設けるべきという主にTwitter内でのにわかユーザーでの批判が凄いですが、だからこそ金を稼ぐことが出来るという側面がありオタク程評価に対しては慎重です。

ただ、最近は現実世界での麻薬密売や未成年売春の温床になっているという指摘もあり、政府側から規制を受けるのも時間の問題では?とされています


▶さくころ 世間話[単位]

 成功

▶ソメイユ ネットサーフィン[宿題]

 成功

▶リモ 哨戒

 成功

▶ナナ 第六感

 成功

▶椛凪は主に若者や思想の強いオタク層ではない人物に対して絶大な評価を受けているらしいです。

椛凪が暴れれば暴れるほど運営が対処せざるを得なくなり、秩序をもたらせてくれるだろうという期待感の神輿になっているようですね。

処刑の提案もしたのも彼女ではなく、彼女の信者となっている周りからの意見と期待に応えただけで、本人はその気ではないようです。


▶さくころ バランス

 成功

▶ソメイユ ゲーム

 成功

▶リモ 歴史知識

 成功

▶ナナ 偽装

 成功

▶ENOKIは最近上場を行い、株価が乱高下しています。

新しいVの追加などはしていませんが、ネット民のおもちゃ清浦真帆、大正義ロリ秋月このは、演技じゃないガチ喧嘩がちょいちょい聞けて逆に百合豚の心を掴んだヒナとナツノなど有名Vでしっかりと利益を上げています。冬泉の援助もあり、一般層にも名前くらいには知名度が取れている状況です


▶さくころ カメラ[単位2個]

 成功[人間振り直し]

▶ソメイユ アクティビティ[携帯結界]

 成功

▶リモ 風向き

 成功

▶ナナ アニメ[レポート]

 成功

▶秋月このはは明日、コンサートをするためにアイリスオンラインにログインしてくるらしいです。

それに応じておじさんアバターが大量に出現し、立ちんぼなども頻出すると予想され、アイオン中から自警団や警備などがやってきて治安維持に務めるのだろうみたいなことが予想されています。


▶さくころ スポーツ[宿題]

 成功

▶ソメイユ 集中[携帯結界]

 成功

▶リモ 駆け引き

 成功

▶ナナ 集中

 成功

▶秋月このはは最近ついに高額Vランキングに名を連ねるようになりました。

最近はカップルチャンネルの体裁も出てきていますが、基本的な創作はNTRが多めのようですね。

しかし、彼氏側の「ゆーがくん」は塩対応であり、誰がどう見ても惚れているのはこのはちゃんサイドであるというのは自明の理になっています。

ですが、そういった指摘スパチャはゆーがくんが意図的に見せないようにしているので本人に指摘が届くことはないようです。

ゆーがくんには最近気になる人や物事があるらしく、このはちゃんに対しての扱いは初期と違い、結構雑に対応しているようです。

そういった意味でも二次創作だと純愛系でも悲恋ものが多く、恋愛の動向だけはチェックしているファンも多いようです。


▶さくころ 火薬知識[単位]

 成功

▶ソメイユ 哨戒[携帯結界]

 成功

▶リモ 修理

 成功

▶ナナ 天文学

 成功

▶幽雅が領地経営をしていて、アイオンでは随一の治安の良さを誇ります。

誇りますが、治安が良いということにつられてゲームを普段しないようなユーザーが、スキル振りなども知らないまま自然発生のゴブリンに孕み袋にされたり、MMORPGの作法を知らないが、法律がないということは知っているので常駐的に盗みなどのちゃちい犯罪を行う新規ユーザーが絶えず、幽雅だけだと手が回らなくなっています。

幽雅以外の顔につられた人々が自発的に警備団を結成していたりしますが、警備団に対しての強姦事件が発生するなどの二次被害も多発しているようですね


▶同じタイミングで、情報収集をしていたこのは共同墓地によると、どうやらアガーテの薔薇冠の山村の地下に信者の隠れ家があり、椛凪はそこに身を潜めているらしいということがわかります。


――アガーテの薔薇冠:農村部 地下――


▶椛凪は君たちが来るのを見て短剣を構えますが、戦闘の意思がないのを見て鞘に納めます


椛凪「またあなた達……?捕まえようって言うなら全力で抵抗するけど……?」


リモ「拳で?」

アリシア「バカやめろ!ボケるタイミングじゃねえんだわ今」

さくころ「おや話が通じそう。一応こっちも話し合いのつもりなんすけど」


椛凪「そう……。それで何?真面目なオーラして殺しはやめろとでも言うつもり?法律もないんだから別に誰を殺してもいいよね?治安だって悪くしてないけど」


リモ「そうだよな!ムカつく奴はわからせた方がいいよな!?なんなんだほんと……」

ソメイユ「う~ん、なんて言えばいいんだろうな~?秩序がないならないなりに……もうちょっと節度を守って……。なんか違うな~、ん~……?」

リモ「ばか!金もらうにはこの町の治安維持だ!この町でやられるから不味いって話だったんじゃないのか?」

さくころ「まあ殺し関連の話なんすけど、一応まずは殺す目的とか、最終的に目指してるものとかあったら教えてほしいんすけど」


椛凪「楽しいに決まってるからでしょ?現実じゃ出来ないことが出来て後腐れもない。死は立派なおもしろコンテンツなんだから、楽しまないと」


さくころ「基本的なスタンスは変わってないんかい。それで悪人もとっちめられるならwin-winってことなのか」

呉羽「まあ、合理的ではあるな」


椛凪「別に迷惑かけてないからね。それに、誰もかれも殺していいわけじゃないでしょ。下手にそんなことしても恨まれるだけだし」


さくころ「まず俺たちは街の中で見せしめのように殺すのをやめさせてくれという依頼で来ていて、街という集団のルールが有る中で処刑を行うことが秩序の悪化を招いていると領主から言われて来た」

さくころ「たとえ法律がなくても道徳は必要だと俺は思っていて、自警団がいる以上街の中でこれまでのような処刑を行うことは秩序の範囲を越えていると思うんだ」

さくころ「しかも目的はかなり私的なものだし……」

さくころ「一応善人悪人の分別はついているみたいだし、いっその事自分で法と秩序を作れる環境、新しく街でも切り開いたらどうですかっていうのが、こっちからの提案ですね。めちゃくちゃぶっちゃけていうと出ていってくれないか?ってやつなんだけど」


椛凪「ふぅん……?それ、やめたところで私にメリットある?私、これでも処刑とかは仕事でやってて生計もこれで立ててるんだけど。その秩序って目に見えないふんわりとしたものだし、私は私に興味ないからやばくなったらログアウトして私の体にいくらでも拷問して憂さを晴らせば良いと思ってるんだけど」

椛凪「街だってさ、簡単に言うけど雑に作れるやつじゃないよね?都合のいい提案だけして後のことは知らないとかされてもそれってただの偽善じゃない?私なんかよりよっぽど悪人だと思うよ、それ」


ナズナ「しっかりしてるなあ……」

さくころ「まあそうだよなあ。俺もふんわりしてることと、そっちのメリットないのわかってたし。ただ俺からできる提案としては、可能な範囲でなにか願いを聞くくらいしか思いつかないんだ」

リモ「え、それ仕事でやってんのか?」


椛凪「死なない程度にボコるのってさ、無駄じゃない?その場でサクッとやればいいのにさ。仕事じゃなきゃこんな面倒なことしないよ」


さくころ「俺あの領主のことよく知らないんだけど、独立したいって言ったら支援とかしてくれそうかね」


椛凪「無理でしょ。ああいうスカしたイケメンは自分が中心で世界が回ってると思ってるカスだよ。自分の意見が通るかどうかしか考えてないよ」


リモ「そんなカスでも領主やってるし、私らに依頼出すくらいには顔しかめててな。――生計立ててるって言ってたな。生計が立てれて、かつ今まで通り処刑だけができる場所があったらどうだ」


椛凪「……手段は?」


リモ「あー……」

ナナ「じゃあうちに来てよ!ギルドが襲われなくなればもっと自由に遊べるし」

▶リモは個人チャットを用意して、周りに相談をかけます


アリシア「はぁぁぁ…………。わかったわかった。俺もそろそろギルドハウスだけじゃない交易拠点がほしいと思ってたんだよ。……人任せだったけど。その時に商売品の管理とかの人手が足りねえと思ってな。

――それの用心棒としてお前を雇うってのはどうだ?」


椛凪「なるほど……。商品に手を出すやつなら殺してもお咎めなしってこと」


アリシア「そういうこったな。ただ、その処刑を指示してるやつは今すぐ手を切れ。それが条件だ」

旗風「アリシアくんかっこいいー」

呉羽「男見せたな」

ナズナ「思い切りって大事ですよね。わかります」

リモ「さすが女に目がなくてきもっち悪い歓声上げるけど手出さない男は度量が違うな」

アリシア「最初に要求してきたのはてめえだぞ!お前こそ風俗から手切れや」


椛凪「まあいいけど……。あいつら、なんかチート使ってるよ?抜け忍みたいな感じになるから徹底的にボコさないと君たちも面倒になるっぽいけど?」


さくころ「ああそういや民衆に推されてとかかと思ってたけど、もっと上から指示出してる人いるみたいな可能性もあったのか」

リモ「え、結局どこから金もらってたの?そのチート集団?」


椛凪「えーっと、あー……うーっん……、あの、あらあらうふふシステムみたいな感じのやつ」


リモ「誰かわかるか?」

独羽「いやなにそのほんわかしたシステム……」


▶ソメイユ ゲーム[宿題、啓示[終わりなき病の処方箋]2回]

 成功

▶ソメイユは、それは阿頼耶識システムではないか?と思いました

▶阿頼耶識システムは、鉄血のオルフェンズに登場する人間に接続して使用する有機デバイスシステムのことです。脳に多大なダメージを与えるが誰でも超人的な能力と感知を手に入れることが出来ます。手術で専用の機器を脊髄に埋め込むことで作用するようです。


ソメイユ「あらあらうふふ、ん~……?あ、もしかして……、あら……あらやしき……とかだったり~?」

リモ「しっているのかソメイユ」


椛凪「そうそう。なんかそれにめっちゃやばいロボつけて迫ってくるよ。私1回そいつ殺そうとしたけどダメだった」

椛凪「あっ来たね。そいつ、遠くから来てるっぽいからそいつさえ殺してしまえば私の足取りもバレないと思う」


リモ「でも転職みたいなもんだろ。そんなメンヘラみたいな感じなの?」


椛凪「失敗者には社会的な死を与えるんだってさ。処刑してる人もなんか関わりあったらしいよ。興味ないしあんまり知らないけど。私、君たちのことあんま信用してないから、死体見て信用するか決めるよ」


▶そう言って、椛凪は壁の回転扉を使って逃げてしまいました


リモ「誰だよあいつ誘った無責任な男!!」

アリシア「お前だろうが!!!」


???「椛凪、話があるんだけど」


▶金髪の幼女にしか見えない鉄面皮の少女が部屋に入ってきます。君たちのことを見た瞬間、どこからか機械を呼び出し乗り込みます


???「賊ね……。椛凪は留守にしてるみたいだけど、あなた達は殺してから情報を調べてあげる」


リモ「え、そんな奴知らんよ。無関係だから!あっち行け!!」

ソメイユ「今日はもしかしたら戦わずにすむかな~って思ったけど……やっぱりそうもいかないか~」

ナナ「おうおうやんのか~」

旗風「血の気が多くなってきたよね、ここも……」


▶戦闘前行動 リモ リート フラジャイル サプライドロップ 美声 咲きクラ ドラグーンスピア 急に歌うよ[竈、竈、竈、昼目、昼目]

▶戦闘前行動 さくころ サギタアダマス

▶戦闘前行動 ソメイユ 蒼星 雪華綺晶 ディストラ 水籠笑彌 夜泉濡 ホープファインド 旦明 ブィストロター

▶戦闘前行動 ナナ きた!盾きた!メイン盾きた! 心の中の王子様 コットンガード ファーコート 水波能売命の護符 京極丸 海赤雨三将

▶戦闘前行動 アーマードロリ 蒸着(アーマードサモンを装備する)

阿頼耶識システムLv3(自分に対しての判定に対して、追加で1d2を振り、1なら[阿頼耶識システム]として中断処理を行わせる)


▶アーマードロリ 

爆裂パンチ(補助。物理32d44。命中時混乱の効果)

ガトリングレーザー(物理。一番遠い敵に15d14を3回。その後、追加行動で貫通物理24d24)

▶さくころ 回避判定

 成功

▶リモ 回避判定

 成功

 成功

 成功

[破壊光線(追加行動。貫通。物理24d24)][炯炯]

[アビエシェフ(自動。任意の対象の行動終了時にタイムカードを設置)]

[マニューバパターン修正(行動終了時、自分の命中基礎値+20)]


▶ソメイユ モビルビット インコム メガアンフォームド 妨害結界[フレシアの落とし穴]

[スキルブレイク:メガアンフォームド]

[ホープファインド:妨害結界[フレシアの落とし穴]]

[水籠笑彌:クレセントムーン][阿頼耶識システム]

[マニューバパターン修正]


▶アーマードロリ 爆裂パンチ ガトリングレーザー

▶さくころ 回避判定

 放棄 747ダメージ

[ナナ:庇う[鉄壁、受け流し、昼の壁、夜の壁]]

[ナビカスワイヤードアリス:引くこと覚えろカス]

▶リモ 通常攻撃[三点バースト]

 成功 計564ダメージ

[サギタアダマス:インヴィト]

[ランケア]

[ブリーナス]

[スプラッシュストリング[悠遠なオラトリオ]]

[プロムス:ブルーリオン]

[大宮]

[咲きクラ:竈]

[ドラグーンスピア:朝倉][阿頼耶識システム]

▶リモ 回避判定

 放棄

 放棄

 放棄 計354ダメージ

[ナナ:庇う[鉄壁、受け流し]3回]

[混乱]3回目失敗

[リモ:回避珠]

[破壊光線][炯炯]

[マニューバパターン修正]


[援軍回復:独羽]78回復

▶リモ リリパットステップ スプラッシュストリング[悠遠なオラトリオ]

 デリバリー[フレシェット]早歌[大宮、朝倉]

[阿頼耶識システム]

[援軍回復:チリエ]165回復

[マニューバパターン修正]

[暴走するツインアイ(自分の物理追加ダメージ+200)]

[ストレルカクック]

▶ソメイユ 罠知識で判定

 成功

[メガアンフォームド][スキルブレイク]

[クラエスアリアンナ:オルタードフェイブル]

[メガソール]

[クレセントムーン]計606ダメージ

[ナビカスワイヤードアリス:スプラッシュストリング[悠遠なオラトリオ]]


▶アーマードロリ 爆裂パンチ ガトリングレーザー

▶ナナ 回避判定

 放棄 880ダメージ

[ナナ:回避珠]

▶リモ 回避判定

 成功[天運]

 放棄

[リモ:形式的なソナチネ]

[ノイズリミックス、インザブルースカイ、杓、隠名、頼政]

[初音]

 放棄 297ダメージ

[リモ:嵯峨野の秋][阿頼耶識システム]

[援軍防御:旗風]

[スティンシェイド:カルネイロ]

[ソルシエール:クルチェン]

[ブリーナス]

[朝倉[タイムウェポン]][阿頼耶識システム]

[インヴィト:メガソール、スクラグス、イグニッション]

[メガフール;クレセントムーン][阿頼耶識システム]

[阿頼耶識システム]

[阿頼耶識システム]

[マニューバパターン修正]

[暴走するツインアイ]


[ストレルカクック:メガソール]

▶ソメイユ 罠知識

 成功

[メガフール:クレセントムーン][阿頼耶識システム]

[クラエスアリアンナ:フェリセットライフル]

[オルタードフェイブル]

[水籠笑彌:イグニッション]計2476ダメージ


ソメイユ「う~、全然当たらないよ~……!こうなったら……偶然にかけてばら撒きだ~!てやややや~!」


▶アーマードロリの機体がプスプスと音を立てて崩れ、脳が焼き切れたのかのようにプツッと糸が切れたように突っ伏します。ウサメリが飛び交い始め、死んだのだと認識できます。死体となった身体からは源石拡散と呼ばれる、鉱石病の症状が出ていますね。放っておくと爆発すると思われます


ソメイユ「ふ~、よかった~、当たった~」

リモ「喉が痛い。…………かえるz」

アリシア「こいつ鉱石病も持ってんのかよ。どんだけチート噛ませてんだ」


椛凪「結局死体なんですし、しまっちゃえば良いんですよ。落ち着いたら埋めるなり燃やしたらいいんですよ」

旗風「確かに……。じゃあしまっておくね」


▶椛凪がサラッと戻ってきています。旗風は死体となった少女を収納しました。


ナナ「大丈夫?ポケット爆発しない?」

ナズナ「収納すると時間経過しなくなるみたいですし、大丈夫だと思いますよ」


椛凪「じゃあ、就職先の提供。早めにお待ちしてますね。出来たら春休み来る前に」


さくころ「あんま危険な遊びはやめとけな……。いや仕事なのか?わからん……」

アリシア「お前学生かよ……。世も末やんけ」


椛凪「しばらくはインフェルノにいますから。準備できたらインフェルノのタテワキさんに依頼名義:ミカミカゼミで呼んでください。相性良いらしいんですよ?この名前」


アリシア「わかったわかった……。来年までにはなんとかするわ……くっそリモ……恨むぞ……」

ソメイユ「大変だね~……がんばれ~」

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