ひまわり


―――


貴方はもう、私の知らない世界に行ってしまうの?

ずっと側にいたのに

これからもずっと貴方の隣にいると決めたのに


世界には美しいものと、そうでないもの

それは確かにそうかも知れない


だけど、磨けばきっと美しくなれる

声高く叫べば、たとえ遠く離れていてもきっと届くから


私は貴方がいるから輝ける

貴方こそひまわりなんだと


いつか貴方に、届くのでしょうか……



貴方がもし、私から離れようとするならば

今よりもっと頑張って貴方にふさわしい人間になりたい

大切なのは今までの二人の時間だと信じながら


だから何度突き離されようと、背中を向けられようと

私は絶対に貴方の傍を離れない


一番近くで見ていたい

真っ直ぐ前を見る、貴方の横顔を


貴方を繋ぎ止めておく自信はないけれど

一生懸命ついていくから


置いていかないでと、なりふり構わない私の姿に

貴方はいつ、気付くのでしょうか……



.

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