大人の勉強会でもするか?

ご飯を食べ終わり就寝するという時間になった。俺と篠宮は、どちらがベッドで寝るかを決める口論になっていた。

「この家は俺の家だ!工藤は、床で寝ろ」

「はぁ〜!?勝手に俺を連れてきたのはアンタだろ?ベットで寝かせろよ!」

「この俺に勉強を教えて貰えるだけでも有り難いと思えよ?」

「ハッ!夜通し勉強会とか言ってたくせにあっさりと寝るんだな」

俺は、鬱憤が溜まっていたからつい少し調子に乗ってしまったんだ。こいつがDomだということと俺がSubだということをこのときは忘れていた。

「へぇ〜…じゃあそんなにも勉強が好きな駿河には、特別に大人の勉強会でもするかな〜?覚悟… 出来てんだろうなぁ?」

うわ…もしかして俺…墓穴掘ったのか?

ジリジリと俺に近付いてくる篠宮は俺の左腕を強い力でがっしりと握りベッドの上に放り投げたのだった。

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