第7話 死後

 これは本当に私の人生だったのか?本当に私は人生を楽しめたのか?私の人生のはずなのに違う人の人生みたいになってる。

 私が行く学校くらい私が決めたかったな。親は、「大切な進路なんだから賢い学校に行きなさい。」と言われて私が提案しても「ダメ」と言われ結局は親の言っていたところに行くことになった。その学校に入れたが、学校生活はあまり楽しくなかった。その理由は学校全体が「勉強勉強!」の雰囲気で「1日の勉強目標は10時間!」という鬼畜設定な学校だ。その学校のおかげでいい大学にも行けたが、青春という感じは一度も感じなかった。勉強ばかりしてるからクラスの雰囲気も殺伐としていて、正直なところ居心地がとても悪かった。

 仕事も親に決められた。お医者様という職業に興味はほとんどのなかったけどなってしまった。人の命を扱う仕事だから緊張感が半端ない。「少しでもミスをしてしまうと、その人が死んでしまう。」そう考えすぎて病んだ日もあった。

 未練は沢山ある。けど、怨霊になるともっと苦しい生活をしなければならない気がするので私は大人しく空に行こうと思う。

 またね👋

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

人生 丹月 @akatuki_kiyo_86

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ