黒き死神 ロドルフォ(討伐済)

【クラス】逸脱者

【名称】ロドルフォ・エッセマン

【種族】完全者

【性別】男性

【出現場所】3-1:エルフの聖域 または 2-1:シロン平原

【強さ】★★★★☆

【武器】狙撃用ビームライフル

 高度な狙撃装置が搭載された光線銃で、重力の影響を受けず長距離を狙撃可能。

 射出される赤色の光弾は、航空機を一撃で撃墜できる熱量があるが、魔術結界で威力が軽減されてしまう。


【特殊能力】

神性介入:

 女神様ではない別の上位存在の加護を受けている。

 彼への攻撃はダメージが50%強制的にカットされ、女神リアによる奇跡の付加効果も無効化する。

この効果を無効化するには、かなり上位の神族による介入が必要。


虚空潜伏:

 ロドルフォは自分の魂の一部を分割し、別の次元に格納している。

 この魂がある限りロドルフォは肉体を再構築して蘇るほか、肉体とはまた別の視点から戦場を俯瞰することで、肉体からは本来感知不可能な位置の敵を発見することができる。


ワイヤートラップ:

 エリア3で戦うときのみ、戦場となる森の木々の間に、非常に細く頑丈な合金ワイヤーを張り巡らせる。このワイヤーは明るくてもかなり近寄らないと見えないほど細く、ましてや暗い森の中では視認はほぼ不可能。

 糸自体が刃となっており、少し触れるだけでもかすり傷を負わせるほか、走りながら接触してしまうと勢いが威力となって対象を切断する。


高周波ブレード

 接近戦時の武器。基本的にロドルフォは近距離戦を行わないが、やむを得ない場合は高周波ブレードでの斬撃を行う。


完全者:

 人類を超越した者たちの自称。完全者となった人間は生理現象を完全に克服し、食事や睡眠が不要となる。また、老化することもなく、強力な免疫により大半の毒を無効化する。



【容姿】

 褐色肌で、迷彩柄のフードで全身を覆ったひょろ長の男性。

 耳が尖っており、元々はダークエルフだったことがうかがえる。


 ジェバダイアの賛同者の一人であり、人間より高次元な存在であるエルフの性質を研究することで「完全者」の基礎を作り上げたと言われている反政府組織の頭脳。

 過去の経歴はすべて抹消されているため詳細は不明だが、現状維持を旨とする保守的すぎるエルフの生き方に反発し、さらなる高次元の存在に進化しようと試みている危険思想の持ち主だったことは確かなようだ。


 現在は本拠地を離れて、エルフの森に別拠点を置いており、そこでさらってきたエルフたちに遺伝子改造を施したり、実験の素材にしたりしている。

 彼のなりふり構わぬ誘拐によって、エルフたちは最近かなり数を減らしてきており、彼らが外部からの侵入者に対して非常に閉鎖的になる原因にもなっている。

 また、組織の活動の一環として、時々配下の完全者たちを引き連れて、エリア2から算出される農作物を輸送中に襲撃することもある。


 非常に我慢強く、慎重な性格をしており、表情や感情は一切あらわさない。

 そして、標的をしとめるためならどのような苦労もいとわず、常に安全圏から距離をとることを徹底する戦法を取る。

 過去には1万人もの討伐部隊がロドルフォを倒すべく森へ攻め入ったが、それらをたった一人で全滅させてしまった。

そのため、ハンターや傭兵たちの間では、ロドルフォを「黒い死神」とあだ名して恐れている。


 ただ、コミュニケーション能力にやや難があり、正々堂々と戦うことを嫌うことから、ジェバダイア以外の幹部との仲はあまりよろしくない。



台詞候補

「隠れて戦う卑怯者で結構」

「死なない限りは失敗とは言えない。チャンスはいくらでもある」

「狙撃にコツなどない。練習あるのみだ」


・メタ情報

 反政府組織のゲリラ担当にして、不老不死の存在たる「完全者」の基礎を作り上げたとってもすごい人なのだが、地味さもすごい。

 戦い方も完全にゲリラ戦に特化しているほか、自身の意識の一部を別次元に分割しており、一応そちらの方も倒すことで完全消滅となるが、必ずしもそこまでする必要性はない(おそらくほぼ無理なので)。


 戦い方は完全にヒットアンドウエイに徹しており、特に森の中では木々の間に張り巡らされた切断ワイヤートラップもありなかなかいやらしい。

 普通、森の中で狙撃は非常に困難なのだが、ロドルフォにとってはむしろ身を隠す遮蔽物となる。

 ホームでの戦いで勝機が見いだせないようなら、エリア2で輸送隊を襲撃する際に攻撃するのも手。


 攻撃を回避する前提で戦っているので、防御面が脆いという欠点がある。

 一応、神性介入がついているが、高い威力の攻撃の前にはほぼ無力。


 余談だが、通称に「死神」とついているが、種族はあくまで完全者であり、種族としての死神とは1ミリも関係ない。

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