機械王 マンクス(討伐済)

【クラス】逸脱者

【名称】マンクス・フォン・アイゼンシュタイン

【種族】完全者

【性別】男性

【出現場所】7-1:マッドシティ または 7-2:先端工業地帯

【強さ】★★★★☆

【武器】巨大多砲塔戦車 アルバトロス

 全長440m、全幅70m、全高110mという戦艦クラスの大きさを持つ巨大戦車。

 口径120cmのレールカノンを5門束ねた主砲塔に加え、近距離戦闘用の装備も充実している。

 動力は核分裂原子炉を利用しており、破損するとえらいことになる。


【特殊能力】

神性介入:

 女神様ではない別の上位存在の加護を受けている。

 彼への攻撃はダメージが50%強制的にカットされ、女神リアによる奇跡の付加効果も無効化する。

この効果を無効化するには、かなり上位の神族による介入が必要。

……が、この効果が及ぶのはあくまでマンクスのみで、兵器に加護は及んでいない。


ゲーム仕様装甲(アルバトロス):

普通はこれほど大きいとかえって「的」にしかならないが、「ゲーム仕様装甲」という装甲全体で耐久力を共有する特殊な装甲を施しているため、耐久力はかなり高い。

具体的に言うと「HP」なる値を500万削る必要がある。


中近距離戦装備(アルバトロス):

 主な装備は小型誘導ミサイル、範囲焼夷弾、マスタードガス、グレネード砲、大型マシンガンなどなど。いろいろとゴテゴテ積んでいるが、それらの武装はすべて独立しているので、破損した武装は当然使用不可能となる。


機械王:

 彼の通称にもなるほどの機械工学の天才。

 たいていの兵器は見ただけで即座に欠点を見抜ける(が、あまりにも文明が進んでいる兵器はさすがに無理)。

 また、兵器がダメージを受けても素早く修理することができるほか、多人数を必要とする兵器を一人で操縦することもできる。


完全者:

 人類を超越した者たちの自称。完全者となった人間は生理現象を完全に克服し、食事や睡眠が不要となる。また、老化することもなく、強力な免疫により大半の毒を無効化する。



【容姿】

 紺色のシルクハットと燕尾服を着て、作業用のゴーグルをつけた小太りの男性。

 紳士然としているのか、労働者っぽいのか判然としない印象がある。

 ほかの完全者たちと違い、あまり顔がいい方ではなく体系も若干だらしないが、機械については非常に有能なので、ジェバダイアからは特に文句は言われていない。


 反政府組織の兵器作成担当。

病的なまでの文明進歩主義者であり、肉体第一主義者である佐前天山とは犬猿の仲である。

 かつては別世界で軍事技術者をしており、彼の創る兵器は一時期世界中の戦場を蹂躙した。だが、所属している国が戦争で経済的に疲弊してしまい、軍事予算を湯水のように使うマンクスは追放されてしまう。

失意にくれたマンクスだったが、リアとは別の存在によりこの世界に召喚され、ジェバダイアと出会ったことで彼に忠誠を誓うこととなる。


 基本的に合理的な兵器を設計する男だが、時々心の奥の「男の子」が疼くらしく、大艦巨砲主義の極致ともいえる兵器を特に好んでいる。

 その一方で完璧主義者でもあり、マンクスが手掛ける最高傑作「多砲塔戦車アルバトロス」は、セントラルの町を攻撃する際の攻城兵器の役割を担うことを期待されているものの、彼自身は「まだまだ作る必要がある場所が山ほどある」と言い張って前線投入しようとしない。

 ただし、仮に完成すればエリア7から直接セントラルを狙える射程を持っているため、被害は甚大になる可能性が高い。



台詞候補

「ちょうどいい、君たちを兵器の実験台にすることを決定した!」

「神は良い兵器を持つ側に味方するものだ」

「動けこのポンコツが! 動けって言ってるだろ!!」


・メタ情報

 トンデモ兵器担当の技術者で、ハリネズミのように武装がたくさんついた超巨大多砲塔戦車に乗って戦闘を仕掛けてくる。

 まるで戦車の中にデパートがあるかのような豊富な攻撃手段の数々で、超遠距離から近距離まで幅広く対応してくるが、逆に言えばどれにも特化していないせいで無駄が多い構造ともいう。

 とはいえ、主砲の威力は普通に脅威なので、兵器戦を挑む際には注意が必要。

 それよりも面倒なのはその耐久性で、史実の多砲塔戦車は見た目の割に装甲がペラペラで使い物にならなかったのに対し、こちらはRPGのHPのようなものが装甲になっているせいで、一か所装甲が突貫されても戦闘不能になるわけではないのが厄介なところ。

 しかも搭乗者であるマンクスが時々修理して回復してくる。


 戦車自身の機動力もまあまあで、時速80キロくらいで走ることもできる。

 デカすぎて走ることができる場所に限りがあるのは言わないお約束。


 なお、マンクス本人はこれと言った戦闘手段を持っていないため、砲塔後部にあるハッチから中に侵入できれば、あとは無防備な操縦者を倒すだけとなる。

 もちろん簡単に開くハッチではないが、正面から戦車を破壊するよりかは楽なはず。

 神性介入は完全に宝の持ち腐れである。

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