地獄からの使者 佐前 天山(討伐済)
【クラス】逸脱者
【名称】
【種族】完全者
【性別】男性
【出現場所】7-1:マッドシティ またはエリア4のどこか
【強さ】★★★★☆
【武器】日本刀三本
それぞれ「禍時剣」「煉獄刀」「氷雨丸」という名が付いた日本刀で、どれも名前通りの特殊な性能を持っている。
実はこれらの刀には、本当は別の名前があるらしい。
【特殊能力】
神性介入:
女神様ではない別の上位存在の加護を受けている。
天山への攻撃はダメージが50%強制的にカットされ、女神リアによる奇跡の付加効果も無効化する。
この効果を無効化するには、かなり上位の神族による介入が必要。
三明剣:
持っている刀を自由自在に持ち替えながら戦うことができる技量。
手に持っていない刀は神通力で浮かせることができ、自律して敵対者に攻撃をしてくる。手に持っていない場合の攻撃力は、持っている時に比べ半減する。
三つの刀のうち「禍時剣」は斬撃と同時に呪いを付与し、解呪しなければ回復できない傷を負わす。「煉獄刀」は振ると一直線に炎の竜巻が発生する。「氷雨丸」は振ると広範囲に強い冷気を振りまき凍結させる。
隠形の術:
呪文を唱えることで姿を消すことができ、熱源探知、電波では探知できなくなる。術による探知は可能。攻撃を受けると術は解除される。
金剛の術:
術で皮膚が鋼鉄のように固くなっている。まるでアイアンマンだ。
解呪の魔法で術を打ち消すことができる。
濁流の術:
粘性のある帯状の水流を発生させることで、敵の飛び道具を絡めとり、勢いを弱めて無効化する。
突風の術:
その名の通り単純に突風を起こす術。三明剣を突撃させる際の補助に使うことが多い。
完全者:
人類を超越した者たちの自称。完全者となった人間は生理現象を完全に克服し、食事や睡眠が不要となる。また、老化することもなく、強力な免疫により大半の毒を無効化する。
【容姿】
鉄色の肌に、無造作に伸びた白髪が生えた筋骨隆々の大男。
身長は270センチにもなり、袴のみ履いて上半身は何も纏っておらず、恐ろしく盛り上がった筋肉がむき出しになっている。
その姿は、さながら神話上の鬼のようである。
佐前天山は米津玄公斎と同世代の退魔士だった人物。
佐前家は退魔士の名門家の一つだったが、彼が生まれた時にはすでに没落しており、家の名誉を再興するために軍に入隊した過去を持つ。
かつてはとても気のいい人間であり、幼いころから苦労を重ねたせいか平民出身者にも分け隔てなく接し、特に親友の米津には家に代々伝わる剣術を伝授するなどしていた。
その一方で、大した実力もないのに七光りで出世している者たちを毛嫌いしており、経済格差によって困窮している国民に見向きもしない時の政府に不満を抱いていた。
また、米津の妻である環に道理ならざると知りつつも横恋慕して振られ、米津に決闘を挑むも破れ、失意に打ちひしがれていたところを魔の物に付け込まれることとなった。
そして――――とうとう彼は貧困層出身の退魔士たちと結託してクーデターを起こし、実力のない者を切り捨てて強力な魔の物と共存すべきと言って決起した。
このクーデターで位の高い退魔士が大勢犠牲になったが、最終的に米津が自ら部下たちと共に鎮圧に乗り出し、最期は親友の手で体を一刀両断されて死亡した。
これが世にいう「5.14事件」である。
彼の魂は魔の物に魅入られたせいか死滅しておらず、今では宇宙代将軍ジェバダイアと共に「完全者」による世界征服を企んでいる。
古い人間のせいか、精神論や肉体の強化に重きを置きがちで、人間が軟弱になる原因として文明の利器を否定しがちである。
台詞候補
「我の前に立つとは、いい度胸だ、褒めてやろう」
「弱肉強食は自然の摂理。生き残るには強くあらねばならない」
「高度に発達した筋肉は魔法と変わらないのだ!」
・メタ情報
昔の米津おじいちゃんのお友達、だったもの。
環おばあちゃんに振られてから、やることなすこと上手くいかなくなってしまったせいで拗らせてしまい、ついには反乱を起こして親友にぶった切られたようだが、異世界転生して新しい肉体を手に入れた。
こいつもまたステータスの暴力で正面から殴ってくるタイプで、それなりに術をたくさん使える器用な一面を持っている。何やら技の出典がごっちゃになっているが、彼の家系はもともと陰陽師だったので、そういった系統の術に理解があるから。
高い攻撃力もさることながら、神性介入と術による防御が重なってとんでもない硬さ。せめて金剛の術をはがす手段がないと、物理攻撃は通らないと思った方がよい。
また、種族が「完全者」となっているせいで本来は魔物特効が効くはずだが、こいつには効果がない。その一方で欠点として、上記の通り文明の利器に疎いせいで、機械を動かすのが苦手。
天山はマッドシティにある本拠地だけでなく、武器となる材料や建材集めのためにエリア4「アビス」の鉱山によく赴いており、鉱山で露天掘りをしている。
ジェバダイアと一緒にいると面倒なので、こちらで戦った方が戦いやすいかもしれない。
ちなみに、因縁の相手である米津玄公斎だが、最後に顔を合わせたのは米津が30歳ごろなので、今のおじいちゃんになった玄公斎を見ても気が付かない可能性が高い。
【オーバードライブ】
「喜べ……貴様はわが命を贄にするにふさわしい相手と見た」
『がはは、人間よ、よくぞ我に身を委ねた! 貴様の戦い方はつまらなすぎる。代わりに我が存分に暴れてやろうではないか』
『憑依』
伝説の鬼神の力を宿し、その権能の一部を行使する。
肉体が大きく変化し、体長20メートル以上の巨大な鋼色の鬼と化す。
三明剣の正体は、大嶽丸が所持していたとされる宝剣……大通連・小通連・顕明連の三振りであり、これらの剣をすべて破壊しない限り大嶽丸には傷一つ与えられない。
日本三大妖怪の一角だけあって、いよいよもって手の付けられない強さになってしまい、倒すには少なくとも竜を倒すかそれ以上の力が必要となる。
オーバードライブ中だけなら、強さ評価は最大★★★★★に達する。
オーバードライブ時のデメリット:
憑依した大嶽丸が強力すぎる上に、力をセーブしないせいで、長くても30分で本体が過労死してしまう。つまり、最長30分耐えればダメージを与えなくても勝てる。
また、暴れれば暴れるほどタイムリミットは短くなる。
あと、さりげなく完全者ではなくなったせいで鬼特効が効くようになっている。
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