ボスキャラクター

深棲竜ネメシス(確保済み)

【クラス】ボス

【名称】深棲竜ネメシス

【種族】海竜

【性別】女性

【出現場所】エリア1-4:深海神殿

【強さ】★★★★☆

【武器】津波のブレス

 海竜の口から放たれる超高水圧のブレス。範囲を極限まで絞ると、ミスリル銀すらも余裕で貫通するほどの威力になる。広範囲に広げるとその分貫通力が落ちる。


【特殊能力】

深海適応:

深海の水圧による影響を受けない


タイダルウェイブ:

ブレスとは別に、竜の力で大規模な津波を発生させ、水の壁で敵対者を押し流す


アポカリプス・リサイタル:

 深棲竜ネメシスは壊滅的な音痴である。彼女の歌や叫びは深海全体を大いに揺るがし、異常気象を発生させる。

 歌声を間近で聴いてしまうと、この世の物とは思えない凶悪な音で鼓膜が破壊され、骨が砕け、内臓が破裂してしまう。


竜化:

 体力が半分以下になると人の姿から、体長100メートル以上の長さのサーペント型の竜の姿になる。能力が一気に跳ね上がり、リサイタルの威力も危険な領域に達する。


【容姿】

 水色の長い髪の毛に、下半身が青い鱗に覆われた尾鰭になっている、人魚のような見た目の女性。人魚との違いとしては、頭に銀色に輝く二本の角があり、頬や背中に竜の鰭があること。

 長い間一人で過ごしているせいで服を着るという習慣がなく、見られると恥ずかしい場所だけうろこで覆い、それ以外は完全に素っ裸。


 深海神殿奥地に生息する、かつてこの世界に住んでいた竜の生き残りの一人。

 もともと同類とのコミュニケーションすらうまくいかないせいで引きこもりとなり、大戦を生き残ったはいいが、ほかの竜が異世界に渡るころには存在を忘れ去られていた。

 海竜種は竜種の中でも穏やかな方だが、彼女は輪をかけて戦いが嫌いで、彼女を討伐しようとやってくる敵に対しても決して戦おうとはせず、ひたすら和平を提案してくる。

 だが、彼女は史上稀にみる壊滅的な歌唱力の持ち主で、おまけに自信はそのことに気が付いていないどころか、自分の歌声に過剰な自信を持っている。

 ネメシスが歌う「平和がいちばんの歌」は、彼女の絶望的な歌唱力によって悪夢のごとき音響兵器となって敵対者に襲い掛かる。結界などで耐えられたとしても、彼女の歌は「竜語」なので歌詞の意味は不明。


台詞候補

「あ……ああぁ、あのっ! とりあえず、戦いはやめましょう、ねっ!」

「今日も……お友達ができなかった…………」

「あたしの歌をきけええぇぇぇぇぇぇ!!」


・メタ情報

 コミュ障かと思えば、突如ジャイ〇ンリサイタルで平和の大切さを暴力的に歌ってくるとんでもない竜のお姉さん。

 ただでさえ深海で動きが鈍くなっているところを、津波で押し流したり、音響攻撃で無理やり広範囲を一掃したりしてくる。攻撃の回避はほぼ絶望的な一方で、結界の魔法などがあれば威力を軽減できるかもしれない。


 戦う気がないとはいえ、ネメシスは腐っても強大な力を持つ竜であり、柔らかそうな素肌も竜に対して特効を持つ武器でなければかすり傷一つつかない。

 また、水生生物にもかかわらず雷属性の攻撃は一切通用しない。


 弱点は意外にも炎……というよりも熱で、冷たい海の底で生きることに特化している海竜の鱗は、熱湯程度でやけどを負ってしまう。

 深海で炎を発生させることができるかは、また別問題ではあるが。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る