ワールドワイド・フロンティア

エリア8：ミナレットスカイ （南西）

エリア危険度：★★★☆☆

　地域の大半が険しい岩山と高山が占めている山岳地帯。

　足場の悪さは全エリアでも屈指で、高低差が激しく、下は海抜よりも低い谷があり、最も高い山は標高2万メートルにもなる。どこに行くにも、移動するだけで一苦労だろう。

　逆に、何かしらの空を飛ぶ手段があるならば、非常に有利に立ち回ることができる。

　全体的に空気が澄んでいて、病気の療養には最適な環境が整っている。

　また、高原にしか咲かない貴重な花もあり、これらを素材にして作る回復薬は超一級の品質になる。

　湧水も非常に綺麗で、この地で生産する酒の味はこの世のものとは思えないほど格別である。

　大勢で住むには向かない場所だが、引きこもるには最適の環境であり、人と関わることを避ける学者や職人たちが、あちらこちらでひっそりと暮らしている。

【主な特産物】鉱石・高山植物・酒

【主な施設】療養所・工房

【リージョン】

エリア8-1：翼人自治区

リージョン危険度：★★☆☆☆

　翼人（カナーン）と呼ばれる背中に翼が生えた原住民が暮らしている地域。

　翼人たちは切り立った崖の洞窟や、マチュピチュのような石造りの住居に住んでいて、少人数の部族ごとに分かれて生活している。

　部族の性格は様々で、温厚な部族もいれば、侵入者と見せかければ躊躇なく襲い掛かってくる戦闘狂もいるなど予測がつかない。

　翼人は空を飛んで生活することを前提としているため、カナーンの住居はエルフ以上に到達が困難な場所が多い。

エリア8-2：アプサラスの保護区

リージョン危険度：★★★☆☆

　真っ白な雲海に、まるで小さな島のように点々と顔を出す高い山の頂。

　そこには美しい花畑が広がっていて、中には死者をもよみがえらせる薬「反魂香」の素材となる希少な高山植物も自生している。

　ここまでたどり着くには、ほとんど垂直に切り立った崖を数キロにわたって登らねばならず、雲の下は常に突風が吹き荒れている。

　ようやく山頂にたどり着いても、雲の上を飛ぶ強力な魔獣が待ち構えており、登山で疲弊しきった侵入者たちを地の底に叩き落とす。

エリア8-3：王冠山脈

リージョン危険度：★★★★★

　全世界で最も高い、標高2万メートルを超える超巨大な山脈。

　空気が希薄で、息を吸って吐くだけでも急激に消耗していく危険な場所。

　山頂付近に近づくと水の沸点が体温を下回るため、全身の水分が一気に蒸発してたちまち死に至る。

　あえてこの場所を目指すメリットはほとんどないが、このエリアのボス「輝翼のハルカナッソス」とその一味がこの地を拠点としているため、エリアの完全制圧のためには避けては通れないだろう。