エリア6:古戦場 (北西)
・北西 古戦場
エリア危険度:★★★★☆
この地は、太古にあった戦争で人類帝国と竜側についた人類の決戦の場であった。
お互いに総力を結集して泥沼の戦いを繰り広げること数十年、投入された兵力の合計は「億」を越え、地面は戦士たちの屍で覆いつくされた。
しかしながら、死してなお彼らに休息は与えられなかった。
兵力を根こそぎ動員しつくした双方は、研究の末に
荼毘にも付されず野ざらしになっていた兵士たちは、屍術師たちの命令で再び立ち上がり…………術士がいなくなった今でも、最後の一欠けらが塵になるまで戦い続ける運命に囚われている。
両軍がこの地に執着した理由は、天然資源「石油」の唯一の産地のため。
双方の油田の遺跡があちらこちらに残っており、今でも――――いや、昔に比べてもはるかに多い石油が、今でもこのエリアに埋蔵されている。
そのため中央政府は、危険を承知でこのエリアに採取施設を建築しており、労働者はゾンビやスケルトンの大群に怯えながらも石油採掘に励んでいる。
【主な特産物】石油
【主な施設】油田・軍事基地
【リージョン】
エリア6-1:マルダーグラード
リージョン危険度:★★★☆☆
古戦場のなかでも一番の激戦区となった平野部。
濃密な腐敗集が漂っており、今でもどこからか現れるゾンビやスケルトンの大群が、意味もなく殺し合いを続けている。
すべてのリージョンのど真ん中に位置しているため、ほかのリージョンに向かう際に必ず通らなければならない。
広大な戦場には古の軍事施設や朽ちた油田が残されており、場合によっては昔使われていた武器などが手に入るかもしれない。
エリア6-2:腐敗沼の研究所
リージョン危険度:★★★★☆
猛烈な悪臭を漂わせる赤黒い沼地と、その中心部に鎮座する朽ち果てた巨大な研究所。
死霊術の研究や、生物兵器の実験が行われていたと言い伝えられており、廃棄された危険な薬液や実験体が無造作に転がっている。
どうやら、施設の一部はまだ稼働し続けているようであり、制御用AIが実験プラントで奇怪な生物を生成し続けている。
エリア6-3:常闇の要塞
リージョン危険度:★★★★★
古の大戦に関わった死霊術士たちが不死の力を得て、今でも住み続けていると言われている漆黒の要塞。
まるで陵墓を思わせる巨大な構造物の周囲には、強力な魔法を連発する魔術砲台がずらりと並んでいて、近付くものには警告もなしに容赦なく攻撃を浴びせてくる。
その威力はすさまじく、時には隕石を降らせたり、あたり一面を薙ぎ払う殺戮光線を放ってくることもある
また、今でも死霊術の研究が行われているのか、時折要塞から不死者の大群が万単位で吐き出され、マルダーグラードでの永遠の殺し合いに加わっていく。
エリア6-4:重力異常領域
リージョン危険度:★★★★☆
メガロポリスと古戦場の境目にある軍事都市の廃墟。
補給物資積み下ろし用の大きな軍用駅を中心に、製鉄所や弾薬庫、車両工場などが立ち並ぶが…………奇妙なことに、このエリアは重力がめちゃくちゃになっている。
場所によって無重力になったり、重力が非常に強かったり、重力の方向が横になるなど予測が非常に困難である。
専門家の調べでは、かつての人類が使用した重力兵器が、何らかの理由で事故を起こしたものと考えられている。
エリア6-5:煉獄の谷
リージョン危険度:★★★★★
その名の通り、あたり一面が永久に消えることのない業火が噴出している谷。
周囲の気温は50℃以上になり、耐火装備なしでは進むこともままならず、その上有毒ガスまで発生する危険地帯である。
かつてはこの地域の中でも最大級の石油と天然ガスが埋蔵されていた場所だったが、古の戦争で両軍の激しい攻防の最中に炎攻撃が天然ガスに引火し、そのまま鎮火することなく今日まで燃え盛っている。
(この情報を知っているのは占い師スミトだけ)
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