エリア1:アクエリアス (南)

 一年を通して温暖な気候とどこまでも広がる青い海、ところどころに浮かぶ小さな小島で構成されているエリア。

 明るく風光明媚な場所であり、陸地からあまり離れたところまでいかなければ敵もさほど強くはない。そのため、すでに大勢の入植者があちらこちらに居住しており、漁による食糧生産や富裕層向けのリゾート開発などが行われている。

 しかし、きれいなところだと言っても油断は禁物だ。

 陸から離れた場所では、海ならではの強敵がひしめいており、深海に潜るとなれば歴戦の強者と言えども陸とは勝手が違う環境に、苦戦は免れないだろう。

 また、場所によっては常に荒天が襲い掛かる海域や、潜るだけでも命を落とす有毒な水域も存在する。

 事前の情報収集を欠かすことのないように。(もっとも、これはほとんどのエリアでも言えることではあるが……)


【主な特産物】海産物全般・珊瑚・真珠

【主な施設】港・リゾート施設・養殖場


【リージョン】

エリア1-1:クリアウォーター海岸

リージョン危険度:★☆☆☆☆

 白い砂浜が広がる穏やかな海域。危険度は地球の一般的な海と変わらない。

 人が住む住居も多く、港やリゾート地もある。釣りをすれば、大小さまざまな種類の魚がかかるが、本格的な大物を釣り上げたいのであれば、もっと沖合に出る必要がある。


エリア1-1Ex:軍事基地ヘキサゴン

リージョン危険度:☆☆☆☆☆

 増援としてこの世界にやってきた「第4師団『玉兎』」が駐屯するために建設が進められている軍事基地となる建物。10階建てのビルが六角形になっていることから「ヘキサゴン」と名付けられているが、これは当然アメリカの国防総省のパクリである。

 仮設基地ではあるものの、建物は立派かつ周りの景観に影響が出ないよう配慮されており、そのうえで認識系の結界を張っているため、周囲の住民の大半はまるで昔からあったかのように錯覚している。

 上部の建物は基本的に宿舎であり、実際の軍事施設は建物の地下に建設が進められている。

 有事の際に狙われても、それこそ地竜が地中から破壊を起こさない限りは軍事施設に被害が及ぶことはないと思われる。


 が、つい最近になって工事中に遺跡のようなものを発掘したという報告が上がっており、これがどこまで続いているのかの調査はまだ進んでいない。


 味方側のキャラも、玄公斎たちの許可があれば普通に入ることができるが、できることといえば武器の調達や、兵器の修理くらいだろう。



エリア1-2:コメツブ諸島

リージョン危険度:★★☆☆☆

 クリアウォーター海岸から船で南の沖に向かうと、サンゴ礁に囲まれた小さな島々が見えてくる。

 島の大きさは大小様々で、人も住んでいたりいなかったりする。住んでいる人々は、主に大物の海産物を捕獲することで生計を立てている。

 このあたりから害となる魔獣が出没するようになり、海模様も所によって高波や渦潮が巻き起こる。

 美しいサンゴ礁は天然の迷路でもあり、毒が染み出す海藻や獰猛な海洋生物の住処があちらこちらに存在する。


エリア1-3:大震洋

リージョン危険度:★★★★☆

 ほかのエリアとは打って変わり、常に分厚い雲が覆い、激しい風雨にさらされている海域。

 荒れ狂う高波と無数の竜巻により、船はおろか航空機ですら容易に海の藻屑と化してしまうため、この海域を探索するにはかなりの対策を施さねばならない。

 屈強なことで知られるコメツブ諸島の漁師や海賊たちも、この海域には足を踏み入れたがらない。


エリア1-4:深海神殿

リージョン危険度:★★★☆☆

 大震洋の海溝深くに存在する謎の巨大神殿。

 水深は5000メートル以上あり、神殿内部であっても強い水圧でまともに移動することすら困難である。

 その代わり、大抵の生物が生きられない環境なので、魔獣も比較的少ない。


エリア1-5:新鬼ヶ島

リージョン危険度:★★★★★

 誰も見たことがなかった、大震洋の向こう側にある火山を中心とした列島。

 非常に強い鬼が住み着いているため、上陸は非常に困難であるが、鬼の財宝がどこかに蓄えられているという噂も……

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