朝８時。私と由和ちゃんは、公園に集合した。

２人で、ゴミを拾ってはビニール袋に入れていく。ゴミ拾いなんて面倒くさいなと思っていたけれど、１時間ほど経つと、だんだん夢中になってきた。

小学校の頃、「クリーン大作戦」という行事があったのを思い出した。

そして、１０時過ぎ。子供達が声をかけてきた。

「あの、手伝ってもいいですか？」

「なんちゅう、いい子なんだ！」

と、私は感動しながらビニール袋を渡した。

その後で大人も加わり、いつの間にか、数人でゴミ拾いをしていた。勇気を持って何かをすれば、きっとみんなが自分のことを見てくれる。世の中、捨てたもんじゃないと思えた。午後３時頃、お開きになった。

レポートも、ちゃんと書けた。夏休みも、もう終わり。私は、再び、魔法使いの国へ戻るのだ。

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