第37話 ボランティア
それからの夏休みはあっという間だった。
入学したての時、なんでバイトが禁止なんだろうとがっかりしたが、宿題をこなしているだけで精一杯だ。
自由研究は、作曲にした。読書感想文も、なんとか。そして、残るは、ボランティア活動の宿題だ。
「何をしようかな・・・」
どうしても浮かばないので、由和ちゃんに相談することにした。
「由和ちゃん、自由研究もうやった?」
「実は、まだなんだよねー。」
「これは、一緒にやるしかないよね!」
「・・・だね!」
さて、何をしようか。せっかくだから、楽しいことがしたいなあ。
「ゴミ拾いは、どうかな?」
「由和ちゃん、本気で言ってる?」
「うん。だって、楽しそうじゃない?」
「え?」
「いつも過ごしている町が綺麗になるの、とてもいいと思うけどな。」
「じゃ、じゃあ、やろうか!クリーン大作戦!」
意外な展開だったが、綺麗になった我が町を見るために、頑張るのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます