第40話 対峙
隣国へやってきた。ここからは海底トンネルを通る。ここは、昔から変わらずあるみたいだ。昔と違いここを通る人はかなり少ないと言うが来れでも多いと思ってしまう。
少しばかり時間をかけ通り偉大なる島国にやってきた。ここの外れた街にいると言うこともあり向かう方法を考える。近くまでは借りて向かってもいいが足がつく可能性がある。どうするべきか。
「可憐さん、どうしたらいいですか」
反応がない
「可憐さん」
「はい、そうですね。一番は近くまで公共交通機関を使用することが得策かと思います」
「それがいいのですね」
「しかし、もう既に主様はログに載っています。できる限り秘匿化しているのですが確実に消せるのは私までで主様は少しばかり残っています。なので今更かもしれませんが近くまではどんな方法でも向かえばいいです」
「ログがあったんですね」
「そうですね。これまでに一度紹介したつもりでしたが使い方を教えていませんでしたね。そのときは確かまだ権限がありませんでしたね」
そうして、僕は見せて貰った。常に更新されていくログは非常に興味深い物だったがあまりの速さについて行けるか不安になる。そして、フィルターという物があることを教えて貰った。そしてかなり見やすくなる。基本的に権限を持っていてもここにはログが残るはずだが相手の権限がかなり高くなりすぎているため表示されないと言うことみたいだそしてピラミッド型の組織構造により更に分からなくなっていると言うことだった。その為今回的の場所が分かったのは奇跡に近いと言うことみたいだ。
しばらく旅をし目的の街までやって来た。少し緑が多く廃墟になりかけている街だ。こんな街でも人は住み続けている。そしてばれにくいという理由からこのような敵が出現してしまったということもあるのだろう。少しばかり残念な気もする。
ログやいろいろと使いながら敵を探す。この街に確実に敵はいるのはログを見る限り明らかなのだから。
薄暗くなる。少し怪しい人を見つける。相手にも僕はばれているのだから僕も緊張感を抱くべきだろう。後ろをついて行く。この先に何人かいるのかが分かる。
「おまちしていましたよ」
ボスだろうか。確認すると秘匿化されていた情報が全て表示された。明らかにボスだ。
「私に何の用だ」
「この力で私は退屈な世界から明るく晴れたような人生に変わった調べると君のご先祖様が作っていたとは私は敬意を示されなければならいだろう。その為、君を始末しようとした物は全て排除した。そこでだ、私の仲間にならないか。待遇はよくしようではないか」
「そうだな。俺としては、許すことは出来ない」
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